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阪神11R マイルCS ◎4グランアレグリア ○17サリオス ▲8インディチャンプ △6ラウダシオン、7アドマイヤマーズ レース傾向としては、マイルより長い距離でも走れる馬が優勢で、毎日王冠(中4週)や天皇賞秋(中2週)を経由した馬が多く好走しています。久々で走れたのは堀厩舎のモーリスとネオリアリズムくらいなので、NHKマイルC以来の出走となる2レシステンシアはやや傾向からはズレるか。 しかし、放牧効果を普及させている身として、間隔を理由に割り引くことはしません。中間の馬体重は前走比+38キロ。輸送で減る馬であるとしても当日のプラス体重は間違いないでしょう。 クロノジェネシスやグランアレグリアで見てきたとおり、放牧後の馬体増は成長の証。坂路調教で抜群の動きを見せており、無印評価ですがついつい食指が動きそうになります。 レシステンシアを印を打たなかった理由は、これまでの最高IDM(能力指数)が阪神JFの68と、ここで連対するには7ポイントほどの成長が必要だから。 (マイペースで走れれば)指数を上げるのは確実ですが、それでもわずかに届かないのではないかと。17年のペルシアンナイトは過去最高が66ポイントでしたが、Mデムーロ騎手の腕と池江厩舎の帰厩2走目効果が合わさっての好走とみています。 ◎4グランアレグリア 冒頭の距離適性云々からは外れます。それでもグランアレグリア優勢は揺るぎません。安田記念ではあのアーモンドアイを完封。高松宮記念とスプリンターズSで披露した爆発的な末脚からも、当馬が力を出し切れればまず勝ち負けになります。 今回は中6週と、(長期間の放牧を挟んで使われてきた当馬にしては)間隔が詰まった臨戦過程と言えます。中3週だったNHKマイルCで5着に敗れていることと、水曜日の追切が芝コースであったことから状態を不安視する声もあることでしょう。 しかし、短期であっても放牧に出ていると出ていないとでは全くの別物。在厩調整だったNHKマイルCと、ノーザンファーム天栄(福島県天栄村)への放牧を挟んでいる今回とでは、リフレッシュ度合いが違います。 そもそも、スプリンターズSのパドックはずいぶんと余裕残しに映りました。あれがこの馬の真の姿と言われたら降参ですが、今回の方が万全の状態とみて◎に。 ○17サリオス この馬は毎日王冠でIDM75をマーク。ステルヴィオの同レースがIDM71であったことから、好メンバーが揃った今年でも好勝負になる計算。 そもそもがマイルベストと思われる体形&実績ですから、条件替わりも当然プラス。中5週の在厩調整はダービー時と同じです。堀厩舎としては異例の追切指数79が吉と出るか凶と出るかですが、私は吉の方だとみます。 ▲8インディチャンプ この馬は長期放牧明けを一度叩いた後、短期放牧で更なる良化を見せるのが好走パターン。スプリンターズSを使えずぶっつけ本番となったため、事前予想では「危」評価としていました。 しかしながら、19年の春秋マイル王で、20年安田記念ではアーモンドアイと半馬身差。また、短期放牧明けの方が良いと言っても、なんだかんだで国内での近6走は全てIDM75以上と普通に安定しています。また、音無厩舎×NFしがらきはGTを勝てる育成。アリストテレスでハマった音無厩舎のCW追いも中間に取り入れられていて、力を出せると判断します。 △7アドマイヤマーズ 皐月賞以降、放牧明けで凡走→次走叩いて良化を繰り返しています。秋初戦のスワンSでもう一伸びを欠いたのは、斤量以上に放牧明けが影響した可能性が高く、叩き2走目で順当に良くなるでしょう。ただし、香港で勝てる馬なので時計の掛かる馬場の方が向く可能性はあります。その点で上位評価3頭には及ばないか。 前走で56キロを背負ってIDM72を出した6ラウダシオンは押さえました。 馬券的には◎○の馬連が3倍程度なので、これは見送り。 馬連◎−▲△ 3連複◎○−▲△ の計6点、もしくはどちらかの券種を買わないなら利益が出るか。



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