出 馬 表へ戻る



京都11R 秋華賞(GI)

 秋華賞創設後の牝馬三冠で、三冠馬に輝いた馬は4頭。そのいずれも、道中は外を回る競馬で勝利を収めている。一方、三冠を逃した馬は1頭。ブエナビスタは、内で窮屈なレースを強いられ、強引に馬群を割るレース振りでブロードストリートに迷惑を掛け、2位入線3着降着となった。京都内回りで行われ、最近10年はハイペースになることが少なく、馬群が固まった形で直線に向く傾向がある。その中で、二冠馬は不利を恐れ、自分の能力を信じて乗った方が、結果として良い方向に導かれる。

 しかし、春に圧巻の強さを見せた馬たちでも、秋華賞の着差はどの馬も僅か。それが、ロスを承知で乗っている上に直線が短い内回りということが要因と言える。今年はどうか。デアリングタクトは、オークスの直線は厳しいレースとなり、何とか間に合った形。着差以上に強いとはいえ、内回りのこれまでの牝馬三冠を達成した馬のように、外を回る可能性を考えるのが普通だろう。能力は同世代でトップなのは確実だが、その能力をオークス以来でしっかり結果へと結びつけることができるかどうか…。

 ◎はリアアメリア。春までは己の気性を気にするあまり、後方で折り合いに専念するレースに固執していた。その状況で、オークスは外を回る形で4着に健闘している。ひと夏を越し、馬体が成長した上に、ローズSはレース振りにも進境を見せた。前で折り合いがつき、しかも確かな末脚は健在。この形なら、打倒デアリングタクトも夢ではない。元々、この世代のノーザンファーム生産馬で、牡馬を入れても上位の期待を持たれていた逸材。最後の一冠は、意地を見せる。

◎リアアメリア
○デアリングタクト
▲ウインマイティー
注マルターズディオサ

東京11R オクトーバーS(L)

 1年振りをひと叩きされたロシュフォールに注目。前走は出負けに加え、追い出してからの伸びが案外だった。しかし、1年振りのレースを考えれば、見せ場十分の内容に復調のきっかけはつかんだ印象。昨年の新潟大賞典で3着に健闘した内容から、この距離で巻き返しを期待する。

◎ロシュフォール
○トリコロールブルー
▲フランツ
注マイネルサーパス
△パンサラッサ
△インビジブルレイズ

新潟11R 信越S(L)

 本命はギルデッドミラー。アーリントンCの時は、騎手の移動制限があった関係で、岩田望騎手に急遽乗る形となったが、引っ掛かる癖のある馬を上手に乗り、外を回る形でも2着を死守した。NHKマイルCは、インにこだわるレースでロスなく立ち回り、3着に健闘。世代上位の走りを見せた。中京記念は案外の内容だったが、距離短縮と直線が短い内回りコースで巻き返しを期待する。

◎ギルデッドミラー
○プールヴィル
▲ダノンチェイサー
注アビーム
△ジャンダルム
△ナランフレグ
△レインボーフラッグ




出 馬 表へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定 ||