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中山11R スプリンターズS(G1)

 土曜メインのインターミッションが、1600mを1分33秒3の好時計で押し切った。例年より時計を要している中山芝だが、1分07秒台半ばでの決着になると想定する。春の高松宮記念は、重馬場で行われたものの、前半3F34秒2で飛ばした。最初の1Fは12秒1と、緩い馬場でダッシュを利かすのに手間取った印象だが、2F目から10秒8−11秒3と加速すると、馬場の巧拙もあったとはいえ、追走に苦労する馬が多かった。実際、直線の攻防は、前にいた馬たちの追い比べとなり、唯一外から猛追したのがグランアレグリアだった。

 前半3Fで34秒台のレースに戸惑いを見せていたグランアレグリアが、良馬場でコーナーを緩やかに回ることができる中山芝1200mだと、より速い流れが想定される。安田記念自体、それほど速い流れになった訳ではなく、久々の今回は仕上がりが良いとはいえ、中京以上に前半を飛ばすモズスーパーフレアのペースに戸惑いを見せる可能性は少なからず考えても良い。断然人気なら、少し疑ってかかりたい。

 ◎はクリノガウディー。高松宮記念で、実際に最先着を果たしたものの、左にモタれてダイアトニックに迷惑を掛けたことで、4着に降着となってしまった。その後、前が開かなかったり、ノドが気になるレースがあったと、一度崩れたリズムを取り戻すことに苦労している印象だが、前走は終いの伸びに復調の兆しを見せていた。

 ローレルゲレイロが春秋スプリントG1を制した2009年。高松宮記念を逃げ切った後、安田記念15着、セントウルS14着と奮わず、スプリンターズSは6番人気と評価を下げた。その中で、ビービーガルダンとの死闘の末、王者復活を遂げたことを思い出す。ハイペースの追走に苦労するタイプではなく、完全に評価を下げた今回こそ、見直す必要があるはずだ。

◎クリノガウディー
○グランアレグリア
▲モズスーパーフレア
注ダイアトニック
△ダノンスマッシュ

中京11R ポートアイランドS(L)

 ラセットが巻き返す。良い脚が長く使えないので、直線までどれだけ我慢できるかがポイント。今の中京なら追い込みが利き、慌てる必要がない分、展開がハマる可能性に懸ける。

◎ラセット
○ウーリリ
▲セラピア
注ドナウデルタ
△ロードマイウェイ
△ピースワンパラディ
△エメラルファイト




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