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★本日のメイン



新潟11R

韋駄天ステークス

◎10.ライオンボス

○13.カッパツハッチ

▲15.ヒロイックアゲン

△14.ジョーカナチャン



下は49kg、最重量が57.5kg(実質的にはダイメイプリンセスの牝馬56kg)と、上下でかなり開きがあるハンデ戦となりました。

ライオンボスは今回57.5kgを背負うので、一見かなり不利ではあるんですが、やや外目の偶数番枠を引けたことでだいぶマシです。

今回は雨が降って時計が掛かり、弱い馬でも間に合うような状況ではありません。日曜日の新潟はだいぶいい天気になりそうで、パンパンの良馬場。

ライオンボスの現状の持ち時計は53秒9ですが、この水準の高い走破力だけ示せば、ついて来れる馬がそうそういない、という決着に持ち込めます。

ルミエールSのようなズブズブ馬場の軽量有利状況で2着に耐えた性能は確か。今回の条件なら軸で置いても全く問題ないはずです。





仕上がりは非常に良い状態をキープしているカッパツハッチ、54秒4の持ち時計があるヒロイックアゲンを上位扱いに。

ジョーカナチャンは直線での連勝もあまり速い時計でのものではないです。53kgはちょっと重たいかもしれません。

ダイメイプリンセスは明らかに体調が怪しい状態。オッズ次第。



京都11R

烏丸ステークス

◎16.ツーエムアロンソ

▲01.エーティーラッセン

△03.ヴィッセン

△11.ショウリュウイクゾ

△12.ゴールドフラッグ



3歳馬が合流する寸前の5月で、おまけに芝2400mですから、3勝クラスとはいえ強い馬は抜けきっていて、かなりレベルは落ち込んでいる時期。

目に見えて馬体が良い馬が1頭2頭いると、そこに人気が集中しがち。そのため過去の同レースの傾向で、1番人気の安定感が高いのはそういう背景があるから。



しかしツーエムアロンソは、今の時期の長距離戦にしてはかなり良い馬体に見えました。すぐオープンで勝ち負けするレベルの馬ではないか?と思います。

御堂筋Sで少し下の着順だった馬が人気するようですが、こちらの方が強いはず。





東京11R

優駿牝馬

◎01.デゼル

○10.ミヤマザクラ

▲03.アブレイズ

△02.クラヴァシュドール

△17.マルターズディオサ

×04.デアリングタクト



金曜日までは東京競馬場の天候も結構ぐずついていて、土曜日も思わしくない状況が続くという話だったのですが、土曜日は意外なほど晴れました。日が差して乾燥するほど。馬場の含水率も15%を割る勢い。

このまま日曜日も快晴なら、アーモンドアイがウルトラレコードを記録した、2018年JC当日に近いぐらいの状況になるのでは?と思っています。



土曜日の傾向として注目したいのは、非力・小ぶりな体型の馬が全然ダメで、ある程度馬体重上位の大型馬の方が、より確かな末脚を使えていたこと。

クッションが効いてスピードが出るというだけでなく、パワーが活きる状況のよう。パーツが長いだけでなく、キックバックの威力が強い方がいいのでしょう。



その状況に関連し、特に今年の3歳牝馬のクラシック路線、そして今回のメンバーで気にかけたいのは、500kg大型馬が全く現れず、出走馬の平均馬体重がだいぶ下振れしていること。

ディープインパクト産駒の出走馬が多いのも影響してはいますが、半数近くの馬が450kg以下で、トモが相当薄く後肢の短い馬が多いです。

別にオークス自体は小柄な馬がかなり不利というレースではなく、バネ性能のある重賞級なら十分に足りますが、「小柄・非力な馬がオークスの条件で有利になる」ことは断じてあり得ません。どぎついほどに決着時計が速くなっているためです。

実際、過去のオークス好走履歴からディープインパクト産駒を除外して集計すると、突然好走馬の馬体重分布のピークが20kg分ほど上にズレます。

サンデーサイレンスから受け継いだ瞬発力性能を色濃く持ってないなら、しっかりした体格がないと勝負になりませんし、目に見えてガッチリした体格の良さがあって初めて、この舞台でディープの仔と互角以上になれると思った方がいいです。

ただし、その当面の敵役になるディープ産駒の中に、真っ当なコンパスの長さと体格の良さを持つ優秀な仔がいれば…。例年のオークス傾向通り、ディープインパクト産駒を評価すべき場面だと思います。



スイートピーSで見たデゼルは素晴らしい体つきでしたね。びっくりしました。

1番人気になるだけあるわ、という背中の良さとトモの伸び、手先のバネでした。

特に踏み込みが緩くならず、球節の位置がビシッと決まるのが良かったと思います。まだトモの甘さがあった中での姿勢の確かさが、この馬のセンスでしょう。

どうしてもこれまで履歴が若く、学習機会が少なかったため、出遅れるのは正直仕方がないと思います。短い期間で2度目の輸送も心配。

しかし、かなりの性能を感じさせる馬だったのは確か。不利な条件を覆して勝ち負けに絡めるだけの馬だと思います。

ミヤマザクラも、背丈とトモ幅があって比較的持久力の高いディープインパクト産駒。

クイーンCはスピードが勝ちすぎましたが、そこで実践できなかった控える競馬を、力量半減となる馬場の桜花賞で試せたと思えばポジティブにもなれます。隊列次第では前で受けてもいいですし、控えすぎの形にはしないはずです。

アブレイズは前走の480kgが、今回の出走メンバー比較で最大馬体重。巨漢という水準でなくても、横の比較でがっちりしている方と思って良いです。

フラワーCは強風の影響で前掛かり・上がりが掛かる展開となりましたが、そのペースでもいい形で息が入り、フォームを崩さず走り切りました。キズナ産駒特有の馬力の良さもありますが、トビの柔らかさも注目すべき部分。

大山ヒルズで調整されたコントレイルが皐月賞を鉄砲で制しましたし、桜花賞をパスしてオークス一本に絞ったローテーションも、プラスになっていいはず。

その他桜花賞組からは、体はやや小さいもののクラヴァシュドールとマルターズディオサは、パーツが良くて見直しできるはず。



デアリングタクトは、桜花賞当日もめちゃめちゃ素晴らしい形ではなかったはず。少し前脚に歪みがあるタイプじゃないでしょうか?

桜花賞の直線後半でどんどん前傾姿勢・前屈みになり、前肢を上から叩きつける走りに移っていましたし、悪馬場を得意とするフォームの分の有利もあったはずです。

エピファネイア産駒も、桜花賞が行われる阪神外回り1600mの成績が抜群。

東京2400m、あまりにも軽い芝に替わることを考えると、とある特性(桜花賞の悪馬場)において能力がズバ抜けている事は意味がないはず。







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