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★本日のメイン



福島11R

バーデンバーデンカップ

◎16.コウエイダリア

○13.スギノヴォルケーノ

▲11.イサチルホープ

△14.アリンナ

△15.メイショウカリン

△09.ホウオウカトリーヌ



夏の福島の名物レースだったのに、唐突に春に移動となりました。

しかし芝が伸び放題の夏場と違い、まだ芝の根付きが弱い春の福島を4週間も続ければ、馬場の内側がボロボロになるのも道理。

開催7日目土曜日の福島芝は、半分より内の枠がほぼ全滅、5枠と7枠の連対ばかり。総じて外枠有利が明らかな状況だと考えていいでしょう。



土曜日の福島芝1200mは、3鞍あって全て1分9秒台半ば程度。

オープンクラスなら相当速いペースで進むことがなければ、前半3F34秒弱ぐらいで進んで1分8秒5程度で決着しそうです。

オープンクラスの短距離馬なら誰しもが対応できそうな水準ですが、そういう質の競馬を直近のレースでこなしている馬の方が、すんなり流れに乗れそう。



大外枠を引いたコウエイダリアは、前走並みのレース質で勝ち負けに足りそうです。

新谷功厩舎は開業したばかりで、まだ総出走数が20鞍にも届いていませんが、山内厩舎で勝ちきれなかったコウエイダリアを、転厩早々アッサリ勝たせました。

今、厩舎には1勝クラスでも勝ち負け不可能なクズ馬が大半を占める時期。その中で、高額条件を勝ち負け可能な馬で、稼げる場面で確実に結果を出すのは、厩舎運営の上でも大事なこと。一つ勝てたからと甘やかしている場合ではありません。ここが勝負時のはずです。



東京11R

スイートピーステークス

◎04.クリスティ

△07.デゼル

△12.ミアマンテ

△15.アカノニジュウイチ

△17.スマートリアン



さすがにクリスティは条件有利+メンバー有利でしょう。

内の偶数枠を引いて、同型どころか逃げ馬候補すら皆無のメンバー。

前走チグハグになった競馬ぶりはかなり不満なんですが、今回はリズムの悪さよりも条件の有利さ(+鞍上手配)が勝るでしょう。



能力では単純に上位のスマートリアンですが、3戦続けて負けていることも気がかりですし、よりによって三浦皇成騎手というのも…。

三浦皇成騎手はディープインパクト産駒をかなり苦手としている騎手で、前走2番人気以下騎乗時の成績がだいぶ悪い方。キズナ産駒も見直した限りでは全然ダメな様子。

そもそも外枠超不利なスイートピーSで、引き出せるかも謎な場面で果たして…。

内田博幸騎手もディープインパクト産駒苦手で、こちらは完全消し。

デゼルは目の前で見てみないとわからないところ。



京都11R

天皇賞(春)

◎14.フィエールマン

○04.ダンビュライト

▲12.シルヴァンシャー

△03.トーセンカンビーナ

△01.モズベッロ



G1級とは明らかに差があるユーキャンスマイルとミッキースワロー、明らかにスランプになっているエタリオウとキセキ。

まともな仕上がりで出てきさえすれば、さすがにフィエールマンが断然でしょう。

かなり内枠が有利な条件と言われる天皇賞(春)ですが、それでも今回のメンバーであれば勝ち負けすべきです。



そしてフィエールマンがぶっつけG1挑戦を大成功させてから、その後を追うようにG1は3歳クラシックも古馬戦もぶっつけで狙うものという妙な風潮が出来上がっているような…。

前哨戦のG2を戦った後に反動が出るような馬よりも、フレッシュな状態で臨んだ方がよほど動くのでしょう。

というか最近は、G2を好走した後にG1に臨む際、馬がさらに性能をグンと伸ばす…というイメージは捨てた方がいいです。

阪神大賞典を56kgで勝ち、鞍上が替わる上に58kgになるユーキャンスマイルが、果たしてフィエールマンを超えるここ一番の上昇を見せる根拠、あるんでしょうか?

逆にダンビュライトもシルヴァンシャーも、全く問題ない造りで出てくると思うべきです。

あまりG1を獲れそうもない馬同士を見比べるのなら、むしろ休み明けの馬から評価した方がうまく行くのでは。







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