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★本日のメイン



福島11R

吾妻小富士ステークス

◎10.クリノフウジン

○15.ノーブルサターン

▲05.タニノフランケル

△11.プレスティージオ

△03.ヒロブレイブ

△06.アディラート



トップハンデが56kgという、いかにもオープンC級しか揃っていない番組。

レースの意義を突き詰めてベストの馬を選ぶというよりも、当日の展開や軽ハンデ、馬場適性など、たまたまいい条件を得た馬が激走しそう。現状福島ダートの適性に寄せて考えた方が良さそうです。



土曜日の福島ダートは、例年通り相当時計が掛かる馬場になっていて、当日メンバーの馬体重上位の馬が相当有利な、パワー優勢の状況でした。

土曜福島メインは馬体重500kg超えの馬同士でワンツー。だいぶ角ばったお尻をしていて、飛節の折りが深いタイプが強さを見せました。

まず単純に関西馬を重く見たうえで、前走時馬体重上位の馬をピックアップ。馬格がしっかりしていて、ずん胴体型で横幅が分厚いガッチリしたタイプに注目。



昇級戦となりますが、クリノフウジンはいい方だと思います。体型的にも福島は確かに向いている方だと思いますし、脚が長いのに後肢を意外と軽く捌ける方でコーナーワーク上手。展開が向くようなら…。

大外枠を引いて、改めてブリンカーを装着してきたノーブルサターンを上位に。

揉まれない枠というのも大事ですが、馬自身もコースに向いている体型。

タニノフランケルは骨太巨漢体型。母父ストームキャット系ではないので、モズアスコット等ダートで激走するフランケル産駒の好走パターンではないのですが、蹄がやや大きいタイプですし、注目してみる価値はありそう。

みなずん胴体型+立ち繋で、福島ダート1700mに合う体型の馬が多い、カジノドライヴ産駒はとりあえずすべて押さえます。



中山11R

春雷ステークス

◎01.ライオンボス

◎15.イエローマリンバ

▲07馬メイショウキョウジ

△03.トゥラヴェスーラ

△09.ナランフレグ

△06.タイセイアベニール



実は超がつくほど前有利なレース。

特に重賞帰り→メンバーが楽になって息が入るペースで先行できる、の形が有利。

過去の履歴を見ると、まず出走馬全体レベルが知れています。今走以降、別の条件になって巻き返し好走する馬があまりに少なく、単純に短距離オープンとしてのレベルが低い!のがまず前提。

そのうえで、桜花賞で有力騎手をごっそり奪われるので、ここに出走している騎手がみなペースを読めないのも影響しているのでしょう。

開催後半なので、馬場が結構荒れているのを見て、「どうせ外から差しても間に合う」と高をくくっているのもあるかもしれません。



ハンデは若干重いですがダッシュ一番はライオンボス、

ようやっと復調気配を見せたイエローマリンバの2頭がいいポジション。

2列目で追走しそうなメイショウキョウジも流れはいいはず。

自分で前を捉えに動けるキャラが少ないということ、最近昇級してきた前走1着馬が追い込み馬だらけという組み合わせもあります。

本当にコーナー競馬が苦手でどうしても止まってしまうならもう仕方なし。



阪神11R

桜花賞

◎14.ミヤマザクラ

◎13.マジックキャッスル

▲09.デアリングタクト

△08.リアアメリア

△05.マルターズディオサ



どうも週末以降の予報だった雨が、予報よりも早まってきたようです。

日曜日の昼前あたりから降り始めるようで、気温も10℃を下回る寒さになる様子。状況はだいぶ変わってきました。おそらく内ラチ沿いは残せなさそうで、高速決着もなく、1分34秒台半ば辺り?

例年通り直線の半ばでもまだ馬群がバラけにくい状況で、最後にビュッと末脚を生かす馬が有利な展開になると思います。

明らかにラチ沿い有利だった阪神JFや、チューリップ賞とは馬場が全く違うので、違う資質を求められる場面に変わったのではないかと思います。



まだ阪神外回りマイルを経験していない有力馬の方に、実はもっとこのコースの走りが上手なのではないかという期待があります。

ミヤマザクラは2歳時に中距離で半端な捲り競馬をしていた馬でしたが、距離を縮めたクイーンCでは思った以上に好反応。楽々前の位置で追走し、離れた2番手から十分な態勢で押し切りました。

決してスピードが勝ったタイプではなく、控える競馬も可能でスタミナ保証がある馬。

2歳の時に仕上げておらず今ピークに合ってきているのもポイント。追いきりの動きも素晴らしかったです。

マジックキャッスルは、そのクイーンCで相当不利な競馬をして2着。フォーリー騎手が1回東京開催の間かなり不振だった中での、ヒドイ内容でした。

小ぶりの体型なので勝ちきれない弱みは感じますが、一戦ごとにパフォーマンスはグンと上昇していますし、成長は確かにあります。

阪神外回りでまともなスピード勝負だと相当厳しかったのですが、雨で2秒ほど時計が掛かる+前の組が止まる状況ならだいぶチャンスが広がります。スタミナ性能は素晴らしいものがある馬なので。

デアリングタクトは前走が単純に優秀。体型的にも阪神外回りは大丈夫なはず。馬体的にはもう少し成長が欲しいので、それは当日のパドックで確認したいところ。

リアアメリアはそれまで出遅ればかりしていたために、阪神JFでは習ってきた競馬が全く通用しなかった…というのが主たる敗因。

スタートダッシュはまだ改善していなさそうですが、マジックキャッスルと同様、時計が掛かって差しが間に合う混戦なら足ります。

マルターズディオサは、レシステンシアを追いかけて潰す役でもいいですし、控えても阪神の坂を克服できる脚を持っています。馬場状況が難しくなければ、真っ当に評価すべき馬だったはず。

レシステンシアは2歳秋以降ピークに合わせていたので、あとから阪神JFのパドックを見比べても相当抜群に見えました。さすがにあの水準に仕上げるのが難しいのかもしれません。

おまけに、スピードが勝ったタイプが裏目を引きそうな馬場になっています。乗り替わる状況も正直芳しくないだけに…。







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