ｽﾀｯﾌｺﾗﾑ

★本日のメイン

阪神11R

阪神大賞典

◎01．レノヴァール

○10．ユーキャンスマイル

▲05．タイセイトレイル

△09．キセキ

ユーキャンスマイルとキセキが今年のメンバー最有力キャラなのは重々承知ですが、レノヴァールはもう一度期待してみたいです。

万葉Sは四位騎手が馬込に入れたことを大事にし過ぎて、捲りが入って動いたレースの流れに完全に逆らう騎乗をして脚を余したもの。

そしてそのことを踏まえて臨んだダイヤモンドSでは、果敢に２周目で前の有力どころを追いかけようと動きますが、今度は未曽有の超ハイペースを先に追いかける仕掛けとなってしまい、直線寄られる不利もあって踏ん張れなかったものです。

能力はあるはずなのに、もったいない競馬が続いています。追い切りは抜群に動いていますし、速い流れを追いかけるスタミナも十分なはず。１枠を引いてロスのない競馬ができれば、チャンスは十分にあると思います。

一応、キセキは海外遠征のスランプが抜けているかどうか、イマイチ判明しないタイミングでの出走。阪神大賞典は、レースの性質上、単純に逃げ馬が不利。

ユーキャンスマイルは、菊花賞と天皇賞（春）でそれぞれ好走はしていますが、陣営は明らかに左回りを好んで使ってきた履歴ですし、右回りだと実際、勝負所を追い上げるパフォーマンスはイマイチ。今回に限ると「絶対に安定して一番の末脚を使う馬」とは言い切れません。

メイショウテンゲンは3000m超級レースを連続し過ぎで今回が４戦目。あまりにズブい馬なのは事実で、いつもエンジンの掛かりは遅いです。今回がダイヤモンドSと同様の先行勢総崩れというのはまああり得ない話。

その他は条件クラスからの昇級初戦。阪神大賞典を結構遡って見直しても、勝ち負けに絡んだ例はほぼないと言っていいローテーションです。

上位人気には確実に穴があります。それは間違いのない所。

例年のG1級らしい勝ち方をしない馬が人気を集めているので、長距離適性は結構大事になってくるはず。

中山11R

スプリングステークス

◎02．シルバーエース

◎05．ファルコニア

▲03．ヴェルトライゼンデ

△07．ガロアクリーク

今年の３歳重賞戦線は、牡牝どちらもディープインパクト直仔や、そのひ孫の大活躍がかなり目立っています。

新種牡馬の勢いが素晴らしいというよりは、キングカメハメハやロードカナロアの仔がイマイチで、別系統の有力馬も全然勢いがないと。それで相対的に、活力のあるキズナ産駒ばかりが素晴らしい、という年なのでしょう。

ちょっとローテーション的に頼りないかな…と思われる馬でも、父がディープ、あるいはキズナなら勝ち負けに絡んでしまえてます。今年は、血統の力がローテーションの有利不利を克服してしまえる年なのでしょう。

よっぽどの不良馬場にならない限りは、ずっとこの方針で行った方がよさそうです。

今回のスプリングSも、キングカメハメハ産駒の２頭、アオイクレアトールとサクセッションの２頭は馬体面で物足りないと思っていますし、エイシンフラッシュ産駒が３頭いても、過去の同産駒の限界は越えないでしょう。

逆に、ディープインパクトの血筋に連なるシルバーエースとファルコニアは、追いきりの動きを非常に良く見せました。

ローテーションや前走の評価は正直怪しいです。怪しいですが、それでもレースを経てからこの時期に徐々に成長してくる強みがあると。そのことを評価したいです。

ちなみにスプリングSは、３着まで優先出走権があるレース。既に高額条件で好走していて賞金が十分な馬は、共同通信杯のマイラプソディ同様、甘目のつくりで出て試しの競馬をする可能性があります。

また逆に、賞金不足の馬の方が、戦う気持ちは強いはず。この優先出走権圏内の３着に紛れ込めないと皐月賞に出る筋がない、あるいはこここそが今季の一番の勝負所という面持ちで挑む陣営は、当日の気配からして全然違います。

実績上位だからと安易に勝ち筋で考えないようにしないです。以上のことから、期待はシルバーエースとファルコニア。

シルバーエースは、今回のメンバーで単騎楽逃げが相当見えるので、大分チャンスがあるものと考えています。

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