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阪急杯◎ステルヴィオ
昨年9月からノーザンF天栄(福島県天栄村)で調整が進められ1月30日に帰厩。木村厩舎×NF天栄らしく放牧明けは馬体が充実するタイプで、中10週以上ではスプリングS1着、毎日王冠2着、中山記念3着と、GTで活躍する馬を相手に好走。崩れたのは二千メートル以上と、内有利馬場のなかで外を回った安田記念だけ。それでいて、同レースでは上がり3F2位の末脚を使えており、脚力はやはりGT級。今回は10キロ程度の馬体増であれば許容範囲内と考えたい。19年秋にはスプリンターズS出走を予定していたように、短距離路線への参戦は既定路線。千四以下がベストの馬よりも、マイル以上の実績馬が望ましいレース傾向からも、距離短縮はプラス。

中山記念◎ダノンキングリー○ウインブライト▲ラッキーライラック△ペルシアンナイト
ダノンキングリーは、皐月賞では最内を立ち回って3着。ひいらぎ賞でもスムーズに4角から押し上げていた。最後の坂でも脚色は鈍っておらず、重賞勝ちこそないものの、中山は得意コースのひとつと言える。内枠による加点も高く、脚を溜めて乗れそうな今回は勝ち負けできる。マイルCSでの敗戦は、伸びない馬場の内を突いたから。また、ノームコア同様に、萩原厩舎×ノーザンF天栄馬なので関西遠征が向かなかった可能性が高い。中18週あいていた毎日王冠時は気配・パフォーマンスとも抜群で放牧明けはプラス。立ち回りが巧く、展開に左右されないのも強み。
ウインブライトはこのレースを2連覇中で、中山1800mコースでは4戦4勝。コース適性と実績は間違いなく高い。中20週だった昨年のオールカマーで大敗しているだけに、課題は仕上がり面とミナリク騎手への乗り替わり。今年は中山金杯を使っておらず、1月28日にビッグレッドファーム鉾田から帰厩した。今回は北海道へ戻っておらず、しっかりと乗り進められたと推測できる。力を出せる態勢が整った。




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