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荒れるレースとして知られるフェアリーS。激走傾向にあるのは、「前走東京コースを走った馬」です。

該当した穴馬は19年グレイスアン、18年レッドベルローズ、17年ライジングリーズン、16年ダイワダッチェス、15年ノットフォーマル。単純な能力比較ではピックアップが難しい馬でも好走しています。

加えて、ほぼ同義ですが、放牧効果のある馬を狙います。

今年この条件に合致しているのは、内からダイワクンナナ・セイウンヴィーナス・チェーンオブラブ・シャインガーネット・アヌラーダプラの5頭。これらは前走内容にかかわらず押さえるべきか。

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◎Jアヌラーダプラ
○Iシャインガーネット
▲Gチェーンオブラブ
△Fペコリーノロマーノ

▽Dポレンティア、@スマイルカナ、Cダイワクンナナ、Eセイウンヴィーナス

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当初ルメール騎手は、ゴドルフィンのバルトリ(藤沢和)に騎乗する予定でした。そのため、「有力NF馬が出走してこない」見立てをしていたのですが、その予想は大外れ。色々あって素質馬アヌラーダプラにルメール騎手が騎乗することとなりました。

間隔が十分にあいたノーザンF天栄馬で、関東圏でのルメール騎手。加えて、IDMもトップなのが◎アヌラーダプラ。同馬は脚の回転が非常に速く、小回りに適性を感じる走法。前走で1400mを使っているものの、折り合いはしっかりついており、終いは33秒3と素晴らしい切れ味を見せました。決して短距離馬ではなく、中山マイルはベストの舞台と言えます。萩原厩舎×NF天栄はノームコア・ダノンキングリーがいるように、近年の3歳重賞で結果を出している組み合わせです。

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○シャインガーネットは、東京マイルで高いパフォーマンスを示したことを評価できます。緩まず道中が流れた赤松賞はレースレベルが高く、▲チェーンオブラブと合わせて上位の印を打ちました。

栗田徹厩舎×ノーザンF天栄×山口功一郎オーナーのラインで、今回はマーフィー騎手。19年からの中山芝での3着内率が50%を超える同騎手だけに、人気でも外せません。

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相手では、ダイワクンナナに注目。国枝厩舎×山元トレセンはカレンブーケドールと同じで、重賞で好走できる調整力があるタッグです。一度使った上積みがあると考えられ、中山適性もありそう。内枠に入った前走東京組なので、押さえておきたい一頭です。




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