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【中山1R】
◎12.ニシノホライゾン

 とことん距離が持たないようで、1200mへの短縮はプラス材料。右回りの負けは出負けして後方からになった新馬戦だけ。土曜は大型馬も有利だったし、先行できれば押し切れていい。


【中山11R】有馬記念
◎9.アーモンドアイ
○6.リスグラシュー
▲7.ワールドプレミア
△2.スワーヴリチャード
△11.キセキ

 アーモンドアイは、ある意味奇跡の馬なんだと思う。普通、GTを勝つような馬であっても、もう少しこのパーツが長ければ・短ければ、大きければ・小さければ、というような部分があるもので、そのアンバランスさが適性になるのだが、アーモンドアイにはそれが一切ない。決して凄みを感じる馬体ではないながらも、これだけのパフォーマンスを出せるのは、無駄のない完璧なバランスのなせる業なのだろう。

 有馬記念はロングスパート戦に対応できる持続性能が鍵。リスグラシューとアーモンドアイはそれを示している上に、時計も出せるという履歴。スピード・スタミナとも高いレベルにあることを証明している。隙といったら中山と距離が未経験ということくらいだが、両馬とも立ち回る競馬も外から捲る競馬もできる自在性があり、枠の観点からも取りたい位置は取りやすい。IDM80越えは伊達ではなく、これだけのメンバーの中でも頭一つ抜けている2頭という扱いになる。

 この2頭を脅かす存在となると古馬では厳しいだろう。スワーヴリチャードこそスタミナ歴があるが、今年のJCはやはりメンバー的には手薄だった。内有利バイアスを最大限生かした分もある。今回も内枠を引けたことで抑えはしたい。キセキは昨年が秋4戦目でさすがにデキ落ちが見られた。今年は海外遠征帰りだが、去年よりはフレッシュな状態のはずだ。それでも、目標にされてしまう立場なのはどうしても厳しい。逃げるようになってから勝っていない。長く脚を使うことはできる馬で、2、3着などではなく、あくまで1着を目指すのなら、このタイミングで差しに回ることがあっても面白いと思うのだが。

 というわけで、期待は3歳馬になる。だが、サートゥルナーリアはスタミナを示せていないし、ヴェロックスはスピードもスタミナも半端。一方、スタミナ面で一つ抜け出した感があるのがワールドプレミア。菊花賞の内容はそれを証明するもの。スピード面は課題だが、今はそこまで問われる馬場ではなく、穴候補筆頭としたい。





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