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★本日のメイン
福島11R
福島民友C
◎12.マイネルユキツバキ
△03.ショーム
△07.ジョーダンキング
△09.スワーヴアラミス
△15.マイネルクラース
△08.サノサマー
ずっと秋晴れの中、乾いた馬場で行われた影響もありますが、それ以上に今の時期の福島ダートは、毎年非常に時計が掛かる馬場になりがち。この福島民友Cも、前2年はOP戦なのに1分45秒以上も掛かったほど。
翻ってこの開催の時計傾向も、メンバーレベルの問題もあるにせよ、やはり上がりが掛かる傾向になっています。
福島民友Cのポイントは、西日がきつく日が落ちる寸前、寒空になりがちな状況で、異常にタフで砂質の重い状況でのレースになるということ。前がやり合うのもありますが、思ったよりバテやすくなります。
こういう状況でどんな馬が助かるのかといえば、普段スピード勝負で後れを取っている、骨太腹ボテ・鈍足巨漢タイプ。
過去4年とも、外枠を得て揉まれず運んだ500kg大型馬が連対していますが、「見るからに大トビ」の馬がスイスイ走れる状況だと考えています。
太秦Sではエアアルマスの影すら踏めませんでしたが、マイネルユキツバキにとって重・不良馬場は超苦手な条件。4勝以上してオープンクラスに上がってきた馬は大抵スピード実績があるものですが、この馬は高速馬場実績が皆無。
今回のシチュエーションは蹴っても跳ね返りが少なく脚抜きが悪いダートなので、選びたいのはこういう鈍足上等のスタミナタイプ。
結構今回は重馬場実績豊富な中型馬が多い中、前走時馬体重比較でダントツ最重量の534kg。実際後肢も長いタイプです。
和田竜二騎手とは手が合っていなかったと思いますし、相当な条件好転だと思います。
東京11R
霜月S
◎11.ミッキーワイルド
○08.ドリュウ
▲03.ゴライアス
△04.タマモカトレア
△14.ドリームキラリ
オープンクラスでアテにならない、頭打ちの高齢馬がズラッと揃っています。
さすがにここは、単純にミッキーワイルドの力が上でしょう。ハンデもあまり厳しくないように思えます。
ドリュウは当然注目すべきと思いますが、2枠の2頭に期待。堅く収まっても仕方のないレースのように思えます。
京都11R
マイルチャンピオンシップ
◎17.レイエンダ
◎10.アルアイン
▲14.ダノンプレミアム
△05.インディチャンプ
△07.ペルシアンナイト
△03.マイスタイル
マイルCSのレースの特徴といえば、毎年接戦ばかりだということ。
見るからにズバっと抜け出した形で勝ったのは、近年ではトーセンラーとモーリスぐらいで、大半の年は、ゴール寸前50mでもまだ一つ流れが変わった末の頭差、クビ差、ハナ差ばかりです。
実際、その年そこそこのメンバーが一堂に会しますし、強力だけれども決して抜きん出てはいない相手関係となりがち。
また、この時期特有の京都開催後半の荒れ馬場を気にして、むしろスローペースに付き合った競馬をしがち、という背景もあるんでしょう。
ここ数年は、世間の想定や思惑を飛び越える、「神騎乗」と称えられるぐらいの相当緻密な騎乗をして、やっとこさハナ差をもぎ取るレースというイメージです。
3年前のミッキーアイルの斜行勝ちも一応この範囲に入れましょう。
なのでマイルCSは、馬の資質をストレートに発揮できた時に勝つというレースではないです。「この馬はG1級だから」というのを信じるレースでもないということ。
毎年毎年残り200m標識を過ぎても、まだ2〜4頭が横に並ぶようなレーススタイルになり、最後に能力を絞り出すべき場面が必ず来ると。
その熾烈な叩き合いであと一歩を絞り出すスキルを持っている騎手じゃないと、単勝を買う価値がないということです。
それを横山典弘や川田将雅や和田竜二や池添謙一に、みなさんはそういう強いところを信じて託したことがあるのか?ということです。
ナンセンスでしょう。そんなことできるわけがない。
ステルヴィオやペルシアンナイトも、ここで激走した後スランプに嵌りましたし、ちょっと遡ってもダノンシャークやサダムパテック、エーシンフォワードも、全くリズムを取り戻せないまま引退しています。その当時が苛烈なレースだったというわけではなく、持てる力全てを出し切って勝ったためです。
逆算して考えると、むしろこのマイルCSを勝って馬を潰してもいいという覚悟を感じる背景、すなわち近走調子上向き+外国人騎手スイッチ+背景にもう一工夫…ぐらい、ここでこそ勝負していると示す要素がてんこ盛りの馬に注目したいです。
期待はレイエンダ。それとG1もう一丁があるかもと思わせるアルアイン。どちらもブリンカー装着馬です。
レイエンダは母ラドラーダ。もともと兄弟みな足元に必ず難が出る血統で、この馬も馬体のセンスは十分感じさせるものの、パドック周回でいつも何かに痛がっている歩様をしていて、正直扱いづらい馬。
北村宏司騎手の東京新聞杯、アヴドゥラ騎手のメイSのように、実際騎乗していても何かしらうしろ向きになる不安要素を感じる馬なのでしょう。
前走富士Sはスミヨン騎手が騎乗して結構いいリズムで回ってきての2着ですが、いつも出ている反動が今回たまたまなかった、というところでのG1出走なのかも。
実際、以前から見栄えの良い細身の体型でしたが、馬体は今相当充実している方です。チークピーシズからブリンカーに変更とのことですが、もっと他に勝負馬具変更があるかもしれません。
十分手に入れているルメール騎手なら文句はありません。外差しがビシバシ通用している今の馬場状態にうまく乗っかれれば。
アルアインは、ブリンカーを装着してからレースぶり改善となり、G1奪取へのあと一押しとなったのは確実。
性能は確実にG1級のものがありますし、昨年3着の通り京都のマイルも歓迎。何なら今回のメンバーでムーア騎手なら、逃げの手もあるのでは…。
この2頭の「G1変わり身」にはかなり期待しています。
接戦での決着が非常に多く、実際1番人気は良く負けます。人気馬を的にかけて仕掛けて足元を掬う策が、嵌りやすいコースなのもあるでしょう。
1頭だけ抜きんでていると実感できる状況でもない限り、単勝オッズ2〜5倍の人気ゾーンは買う価値がありません。
むしろ、その下5〜10倍ないし20倍までがホットゾーン。世間に「安定感を望めないので若干手を出しにくい」と思われている馬こそを買うべきレース。
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