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★本日のメイン



小倉11R

北九州記念

◎15.シャドウノエル

◎10.エントリーチケット

○18.ミラアイトーン

▲08.ファンタジスト

△02.クインズサリナ

△17.カラクレナイ

△11.アンヴァル



土曜日の小倉芝は、序盤に渋った影響が妙に抜けなかったのかもしれませんが、最終レースになっても随分時計が掛かりました。

2勝クラスで1分8秒後半の決着、しかも開催前半で届かなかった追い込み馬が今の馬場では届くと。

それならば、ここオープンクラスでも、1分8秒台前半ぐらいになるかもしれません。「この時計なら足りていい」というタイプは、人気薄にも大勢います。

昨年のように超高速馬場なら、インベタを回らないと届かない、あるいはサンデーサイレンスの血がないと足りないなど絞る材料はあったのですが、スピード限界が低くても足りる&どこを通っても良いとなると、本当に予想が難しいレースとなりました。



大外枠のミラアイトーンは、追い切りも抜群に動いており、小倉注目の浜中俊騎手。上がり脚をしっかり使える辺りでも今の馬場に向いているはず。

しかし、腰の支えはいいものの飛節のキレがない馬で、ハンデ戦で勝ちきれるか…。いくらでも逆転候補が出て来れそうな場面なので、悩ましい所です。500kgを超える大型馬は、小倉では相変わらず苦戦中のようなので。

人気薄で注目したいのは、シャドウノエルとエントリーチケット。

シャドウノエルは結構味気ない馬体をしていた馬なのですが、休むたびに馬体が成長していて、徐々に手先が効くようになってきました。ここまでほぼ底を見せていません。

前走も本来控えて味を見せるタイプが、速い流れを楽々追走して押し通す好内容。角居厩舎調教馬でもありますし、母父ディヴァインライトは高松宮記念2着があるスピード系に寄ったサンデーの仔。かなり上昇が期待できる馬かもしれません。52kg。

そしてエントリーチケットは、飛節も手先も柔らかすぎるタイプ。下り坂の小倉で2勝を挙げているように、大幅に条件が好転します。

前走は馬場が悪すぎ、ハマる条件ではなかったということ。夏場に好調な気配は感じるので、今回は見直したいと。

モズスーパーフレアとイエローマリンバがいるので、かなり前がやり合い、相当差し馬に向く流れだと思うのですが…。



新潟11R

NST賞

◎12.アメリカンファクト

○15.ストロベリームーン

▲07.ドリームドルチェ

△11.スズカコーズライン

△05.アディラート



健闘はするにしても、オープンをなかなか勝ちきれない程度の馬と、つい最近準オープンを勝ち負けしてきた馬との能力格差は実際それほどでもなくて、ちょっとしたハンデ3kg程度でひっくり返ってしまえるぐらいの差でしかありません。

オープンを複数回勝てる馬と比べるなら、能力格差は結構あるのですが、このNST賞にはその水準のオープン馬〜重賞勝ち馬が登場することは稀です。

そのため、格上挑戦してきた軽ハンデ52kg以下の馬が、逃げてビシバシ好走し続けているのがこのレースの歴史。

狙うは昇級してきたばかりの先行馬。

毎年同じ好走パターンが続いているだけに、人気にはなるものの、アメリカンファクト・ストロベリームーンはオープンで好走する能力も備えている馬。

どちらも相当なハンデ有利に感じます。相手の出方を見ながら立ち回れる枠で、砂も被らない強みを生かしたい所。

ドリームドルチェは過去実績的に夏場も新潟ダートも良いのですが、斤量の軽い馬の有利が大きすぎるだけに、差し勝てるかは…?



札幌11R

札幌記念

◎10.サングレーザー

◎01.ブラストワンピース

▲09.フィエールマン

△12.ワグネリアン



単純な追い切り映像でも能力の差があるように感じましたね。G1級の馬と、G3すらも勝ちきれない馬を追い切り映像を比較すると、さすがに推進力に露骨な格差があるように感じました。

また、現状格下の馬で、G1馬と互角に思えるほど本当にしっかり追い切れている馬は、今回全くいなかったと感じました。

しかも4頭の実績上位馬の方は、それなりに本気です。ちょっとワグネリアンだけ頼りないように感じたので、追い切り評価で下げますが、それでも他よりはましかと。



注目したいのは、昨年札幌記念を勝っているサングレーザーと、前走の二の轍を踏むまいとかなり本腰入れた仕上げに見えたブラストワンピース。

サングレーザーは奇しくも、昨年と同じ安田記念5着からのローテーション。大阪杯だけ上手く行かなかっただけで、リズムを大きく崩したわけではありませんし、動きとしては一切問題なかったと思います。

そして、軽い芝の対応力に疑問を感じていたブラストワンピースは、札幌の洋芝がかなり合うのか、素晴らしいキックバックでとんでもない推進力でした。ありていに言えば、これぞG1級という感じ。現役G1級ではパワー随一でしょう。これまではそれを生かせない条件だっただけで…。

池添騎手を下ろすのは、本来前走の目黒記念時点で話が付いていました。ルメール騎手が騎乗停止となったために手戻りしたという経緯でしたが、目黒記念では本領を発揮できずあのような結果に。川田騎手ならただの外回しオンリーではない競馬に切り替えられるかもしれません。

クルーガーやロードヴァンドール、ランフォザローゼスは、さすがに基礎性能や馬力の差で足りないと思いました…。







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