スタッフコラム一覧へ戻る



★本日のメイン



函館11R

五稜郭S

◎1.ウインイクシード

○6.ペイドメルヴェイユ

▲9.バイオレントブロー

△10.マイハートビート

△14.カリビアンゴールド

△7.ジャズファンク



2回函館に開催が替わりましたが、仮柵はまだAコースのままです。

多少は雨の開催もあったものの、内ラチ側が一気に悪化した…という様子はありません。適度に踏みこなれてきた、程度でしょう。例年通りの馬場進行度合いと解釈します。

1回函館芝のレースを総じてチェックし直したら、外の追い込み一気が決まる条件も短めの距離では発生するものの、この函館芝2000mだけは違います。函館芝2000mの上級条件(1000万下〜重賞)は、圧倒的に先行馬有利のコース。もっと言えば4コーナー4番手以内。

この五稜郭Sも、めったに差し追い込みがハマったことはなくて、決まるとしても捲り差しの形。前走先行している馬が圧倒的に有利なコース傾向通り、というレースです。



例年であれば、勢いのある4歳馬が有利…なレースではあったのですが、調べてみると通用した4歳馬は1回函館の1000万下条件で、いい勝ち方をしていた馬ばかり。

今回出走している4歳馬の中で前走1着馬は、サトノガーネットのみですが、前走三田特別は芝の外回り2400mハンデ戦で、最後バタバタになるレース展開で、しかも近走不振の8歳馬が連対したほどの低レベル。

函館の全面洋芝とも、小回り2000mとも、メンバーのレベルすら何もかも要件が違うと思います。おまけにディープインパクト産駒+ルメール騎手とは言え、430kg台の小柄な牝馬。ここまで使い詰め+函館入りして軽め一本という調整過程も感心しません。

降級制度がなくなってからの今年の条件クラスは、4歳有利の考えをしにくくなりましたし、パドックを見てもアドバンテージを感じませんし、どんどん穴に振った方がいいと実感しています。



今回は最内枠を引いた、ウインイクシードを重視したいです。

この馬は基礎的な資質が結構高い方だと見込んでいますし、スタミナもある方でしょう。いっとき脚部不安で長く休みましたが、問題なく復帰できていますし、今回はコスモビューファームに戻って鍛え直した効果も出そう。できれば果敢に高い位置を取るために動いてほしい所。

パーツが軽いタイプなのにサドラーズウェルズ系のペイドメルヴェイユ、2走前の勝ち方が良かったバイオレントブロー辺りは、この条件で変わり身があると思います。

カリビアンゴールドは枠が外すぎる四位騎手なので、世間の思惑通りの位置で乗ってくれない可能性を感じてしまうだけに…。



中京11R

豊明S

◎8.キアロスクーロ

△5.ジョイフル

△2.ディーパワンサ

△6.テルメディカラカラ

△1.トロワゼトワル



3回中京は、梅雨シーズンと序盤モロにぶつかってしまう影響なのか、開幕2週目からどんどん馬場の悪化が進んでしまう、という傾向があります。この中京芝1400mは、特にそれが顕著に出るコース。

ワンターンの条件で、それなりにメンバーが拮抗している影響もあってか、豊明Sは昔からずっと外枠が圧倒的に有利。

2015年、芝1600mに替わった2016年を飛ばして2017年、2018年と、大外枠を引いた馬が続けて活躍しているレース。

実際のレースも、4コーナー出口から馬場の大外へ持ち出せた形。

中京の4コーナーを騎手目線から判断した具合よりも、内実的な馬場の悪化が進行しすぎているからこそ発生する現象。どうしても「開幕2週目、しかも開催3日目だからまだ大丈夫なはず…」と思ってしまうのでしょう。



出走メンバーのうち、能力1番手ではなくても、トップと比べて能力差がほんのわずかであるなら、今回はキアロスクーロを評価してみます。

トロワゼトワルとディーパワンサの2頭は、過去中京芝で2戦2勝ですが、中京コースで十分に脚を溜められる適性面よりも、外を回ることの方が大事な場面だと見ています。



福島11R

阿武隈S

◎8.ティソーナ

○5.チカノワール

▲6.ワンダープチュック

△1.ジョブックコメン



先週あれだけの悪化があったのに、福島競馬場はその後夏日に戻るには至らず、週中もほとんど晴れた様子がないそうです。その上、金曜日の時点で馬場は雨の影響大アリ。

となれば、今週も重馬場適性に寄せて行っていいはず。



ティソーナを評価して、ディープインパクト産駒の2頭を下げます。

ティソーナは馬体こそ非常に良くて、筋力も十分なのですが、脚元がボコボコに腫れて骨量もあり過ぎて、瞬発力皆無な馬。以前から、中山ではなく福島でごり押しするべきだと思っていました。

大外枠を引いたことで通るルートを選択できますし、仮に馬場が悪い内に突っ込んでも、全く問題のないゴツイ蹄。

今回はプレミオテーラーが遮二無二飛ばす場面かと思いますが、落ち着いて対処して欲しい所。

チカノワール、ワンダープチュックともに、過去歴の通り重馬場上手なタイプ。







スタッフコラム一覧へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定 ||