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★本日のメイン



新潟11R

韋駄天S

◎15.ライオンボス

▲7.シベリアンスパーブ

▲8.コパノディール

△14.カッパツハッチ



ライオンボスの前走は、もちろん期待して見ていたとはいえ、圧巻と言えるパフォーマンスでした。

直線競馬のオープンクラスにて複数回好走歴がある、レッドラウダやレジーナフォルテの持ち時計(54秒2〜3)をたった1戦であっさり超えてしまったという。斤量の問題もあったにせよ、驚異的と言える水準に変わりありません。

また、土曜日の直線競馬・新潟12R飛竜特別では、開催が進んでだいぶ馬場が荒れてきた影響もあると思いますが、当日馬体重の上位1位&3位&5位の馬で決着。460kg以下の馬が雁首揃えて大敗。

馬場の真ん中辺りでも煙が吹く程ボロボロの馬場になっているので、多少骨量があってもむしろOK、パワーが必要な状況になっています。

この馬場変化は前走時で530kg台あった馬格優位のライオンボスからすると、だいぶ有利となるでしょう。

前回単勝万馬券近かった馬が、2段階昇級をして1番人気となってしまうのは、いささか買いかぶり過ぎ?と思いますが、それでも一番状況に良い馬合う馬として中心視します。



そして韋駄天Sは、昨年のノットフォーマルの激走に見るように、本質的な直線競馬適性はあまり大事ではありません。

開催末期の荒れ馬場なので一部ルートしか優位性がないうえ、直線競馬の実績があって背負うよりも、単純に斤量が軽いことが何より重要。

敢えての昇級チャレンジしてきたために52kgで出走できるカッパツハッチ、50kgで出走できるコパノディールは確実に押さえます。

また、パワーごり押し馬場なら馬体重上位のシベリアンスパーブも気がかり。この馬は堀井厩舎に転厩して今走が4戦目。仕上げはそろそろ上向いてくる塩梅。

レッドラウダとミキノドラマーは、斤量でもうダメと判断。レジーナフォルテは完全に重くて、ドリームドルチェやタマモブリリアンも結構厳しいのではないかと。



京都11R

下鴨S

◎3.センテリュオ

○4.アクート

△6.バレーノロッソ



ちょっと人気馬が大崩れしてしまう画が見えません。

人気馬同士でも、実力に開きがあるのではないでしょうか。

センテリュオは単純に良い馬なので、あんまり嫌う要素もないかと。



東京11R

優駿牝馬

◎5.エールヴォア

△14.フェアリーポルカ

△12.ウィクトーリア

☆一番キレのいいディープインパクト産駒



桜花賞でぶっちぎられて負けた馬同士の争いで、オークスに桜花賞馬が出走しなかったということは、どれだけ履歴面や臨戦過程が優秀であっても、その世代の中で1頭だけ能力が抜きんでて高いとは絶対に言えないということ。

これと、上位の能力が拮抗している馬同士ならば、近走の勢いよりも、オークスの2400mに対応できる適性で上位を逆転できるチャンスがあるということ。これを最後まで信じたいです。前走の時点で力が劣るように見えたとしても、まだ序列が決まったわけではないと。

足が長くて大きく捌けるという東京2400m向きの資質をただ隠し持っていたというだけで、上位をごぼう抜きできる可能性があると考えます。



例年であれば、ディープインパクト産駒の超一流馬やら、桜花賞を断然上がり最速でぶっちぎった馬やらが、運動神経の高さで乗り越えてしまうのがオークスというレース。

しかし今年は、「比較すれば上位候補」の水準で留まっている馬ばかりですし、推定上がり最速馬がバゴ産駒のクロノジェネシス。また、オークスと相性の悪いフラワーC勝馬がもてはやされている場面。

運動神経の高い馬が、堂々と評価されている様子ではないように思えます。

桜花賞で大敗したメイショウマンボをパドックで拾えたように、

パドック的な目線で「東京2400mで巻き返すならこれ」と感じる馬が、逆転を演じられる程度の差しかないシーンだと言えるかも。

もちろんただ単純に脚長というだけではダメで、一定以上緊張感を確保していて適度に機敏さがあり、「パドックの横比較で跳びぬけて背が高い」であってほしいものですが。



その期待を持てるのがエールヴォア。

出走メンバーの中で唯一の500kg超え。完成度が前走時点でまだ足りておらず、桜花賞はほぼ不本意な競馬でしたが、後方から運んで内を突く競馬でありながら僅差の上がり2位を記録。明らかに余所行きの競馬で、脚を余した内容だったと思います。広いコースに出て、本来の持ち味を発揮できる積極策ならば一変もあるはず。

土曜日の東京競馬場は風の影響もあったかもしれませんが、かなりパワータイプ優勢で、大型馬が非常に有利でした。「大きくて素早い」を実現できれば相当アドバンテージがあります。

そういう状況なので、抜群のスピードがあっても中型馬程度のコントラチェック、あるいは430kg程度しかないクロノジェネシスはどうしても不安がよぎります。ダノンファンタジーやシゲルピンクダイヤでも物足りません。

自分のイメージを覆すほどの運動神経持ちであればいいのですが…。







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