出 馬 表へ戻る



【東京6R】
▲10.スマートグランダム
▲14.クイーンズテイスト

 速い脚が必要な軽いダートでジリ脚ばかりというメンバー構成に見える。その中でならダート歴の浅いクイーンズテイストは一つ選択肢だろう。中山1200mで勝ったが、逃げたこの馬でテン3Fが35.3秒という超が付くスローペース。中山らしからぬ末勝負でしっかり突き放せたのは東京に替わる点では良いと思う。スマートグランダムは単純に見直したい。こちらも新馬戦はスローだったが、スピードと持続力はあるタイプのはず。出遅れた前走は全く競馬になっていなかった。揉まれずスムーズなら勝てるだけの素材。


【東京11R】スピ―トピーS
◎6.カレンブーケドール
○2.シングフォーユー
▲7.セリユーズ
注11.レッドアネモス

 カレンブーケドールだろう。距離は問題ないし、末脚は重賞クラスでも劣らない。クイーンCは上位が強かったし、ここは大幅に相手弱化と見て良いだろう。カレンブーケドールと未勝利時代に接戦したことがあるのがシングフォーユー。どちらかというと持続力タイプだが、マイルでは距離不足だったし、ジャスタウェイ産駒らしく、使われて良くなってきている。カレンに負けた未勝利戦は鞍上格差が大きかった。成長した今、1800mでなら再度好勝負可能。セリユーズは牝馬にしては大柄。器用な競馬が合うタイプではなく、広いコースに替わるのは良い。ただ、体が硬く背中も長い。上りが掛かる中山なら足りたが、東京の切れ味勝負だと分が悪くなる。脚の使いどころが少し難しいタイプ。レッドアネモスは超スローのサフラン賞ではコントラチェックを抑え込めたように、前半楽に行ければ、という面がありそう。そういう意味で少なくともここ2戦は距離不足だろう。押しても行けないようでは1400mではスピード不足と言わざるを得ない。距離が延びてスローで行ければ。


【京都11R】天皇賞(春)
◎5.メイショウテッコン
○2.エタリオウ
注9.ユーキャンスマイル
△10.フィエールマン
△7.グローリーヴェイズ

 前哨戦で見ている馬も多いが、ひとまず、4歳馬しか選択肢はないだろう。その上で、改めてフィエールマンは決して3000m級の馬ではないと再確認したのがAJCC。ただ、菊花賞がそうだったように、スローで溜めさえ効けば距離は誤魔化せる時代。むしろ生粋のステイヤーではスピード不足。菊花賞同様スローなら好走可能だろうが、今回はメイショウテッコンがいる。最低でもロングスパートにするべき馬で、まさかスロー逃げなどしないだろうと思ってはいるのだが、この鞍上ではそこは大いに不安がある。それでも馬体からはむしろ舞台適性があるのはメイショウテッコンだと思うし、前哨戦の指数もトップ。ならば十分勝つところまで考えて良いはずだ。
 エタリオウはある意味で扱いの面倒な馬で、これといった武器がない馬だが、バランスよくまとまっているタイプ。どこでも好走できるが、ここぞというストロングポイントがないので、勝つイメージを作るのが大変。消すこともできず、それでいて人気はするから馬券的にも厄介。予想としては置いておけばいいのだが、こういうタイプが出るレースは基本的に買いたくはない。ユーキャンスマイルは先に述べたステイヤー。距離は良いのだが、血統的には一切強調点がない。出来の良さとスタミナが活きる状況になれば。





出 馬 表へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定||