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【中山7R】
◎14.フォッサマグナ
▲8.タニノミッション
注15.スペキュラース
注3.ブルーアガヴェ

 フォッサマグナにとって共同通信杯は距離が長かった。マイルでも上限ギリギリな印象はあるが、短縮ローテ自体は良いだろう。素質・完成度とも上位。アイルランドで繁殖生活を送っているウオッカの仔は向こうの種牡馬ばかりだが、中長距離馬シーザスターズではスピードが出ず、マイラーのフランケルでようやっと中距離で足りる仔が出た。短距離血統のインヴィンシブルスピリットで初戦からマイルで動けるスピードを得たが、今度は気性難もありとは、なかなか上手くいかないものだと思う。中山が向いてるとも思わないが、粗削りながら素質はあるので、折り合い一つといったところか。他は素質では見劣る馬ばかりで選び難いが、スペキュラースのデキの良さは注意したい。そもそも上がり勝負が苦手なのは随分前から分かっているはずなのだが、スローに付き合う競馬ばかりでサッパリ積極性を見せてくれないのは鞍上のせいなのか何なのか。勝つまでは相手が強いかもしれないが、上位に食い込むことは可能なはずだ。スペキュラースが今回も消極的なら、むしろ好枠からそつなく回って来れそうなブルーアガヴェを。


【中山11R】オーシャンS
◎12.ナックビーナス
○11.ラブカンプー
▲5.ダイメイプリンセス
注14.モズスーパーフレア
△2.ペイシャフェリシタ
△7.カイザーメランジェ

 カーバンクルSで58kgを背負いながらも2着したナックビーナスが、ここでは一番強い立場。太めに見せる形だとしても、もう少し締まりが出て来ると良いが、前走並みのパフォーマンスで勝ち負けになる。一方、カーバンクルSを勝ったモズスーパーフレアは雨の影響が出るようだと少し心配。また、追っても甘いタイプでスロ―逃げではダメ。それは2走前で分かっただろう。ただ、Hペースだとしても今回は他と同斤量。相手の脚が上回る可能性が高い。
 土曜発表で稍重。先週の時計が出ている状況からすると、スプリンターズS時と同程度の時計を想定できる。それならラブカンプー、ダイメイプリンセスは候補に挙がる。ラブカンプーは前走直線に入ると早々に止めていた。手応えが無いと判断するや早々に止めるのはデムーロ騎手にはよくあること。かえって疲労が少ないと見る。ダイメイプリンセスの気になる点は出遅れが続いていること。決してテンで速いタイプではないが、出遅れとは意味が違う。スタート次第。
 少し時計が掛かるならペイシャフェリシタ、カイザーメランジェでも足りる可能性は残しておきたい。




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