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★本日のメイン
小倉11R
小倉大賞典
◎5.レトロロック
○11.ナイトオブナイツ
▲2.エアアンセム
▲13.エテルナミノル
タニノフランケルは前回の中山金杯時、結構見映えのする良い仕上がりで、次走もそこそこ期待できるのではないかと思っていたら、所属が角居厩舎に戻るのを待ちつつ小倉大賞典に出走。そこで小倉大賞典と相当相性の良い、川田騎手を手配してきました。
フェブラリーSの裏開催で騎手のレベルが落ちやすいのが小倉大賞典ですし、確勝を期して臨んできた!…と思ったのですが。
もう既に落ち目になっているマルターズアポジーだけならともかく、サイモンラムセスにブラックスピネル、ケイティクレバー。準オープン、オープン戦を好走した履歴を見直すならマウントゴールドも含め、逃げて結果を出していた馬が勢揃いしています。
いやさすがにこの組み合わせは良くない。せめぎ合いを制した後も、苦しい展開になるでしょう。
小倉大賞典はコースレイアウトも影響しますが、仕掛けのタイミングを遅らせた後出しが通用しやすい重賞。前半の起伏がかなり激しい部分でラップが厳しくなると、直線の追い込みがかなりハマります。
序盤にお見合いし合うようなら前の組が残る目もあるのですが、今年は比較的斤量を背負う馬が前の組に固まっていますし、マイスタイル・スティッフェリオの早捲りも発生します。
ついでに言うと、今回は昨年末の福島記念に出走した馬が6頭いるのですが、今回のメンバーは福島記念で後方追走のみで全く展開の役に立たなかった馬がみないなくなり、マウントゴールドやブラックスピネル、ケイティクレバーにアメリカズカップなど、前で張って勝負する馬にごっそり入れ替わったという組み合わせになっています。
福島記念はラップの割に妙な前残りになりましたが、福島記念で差しそびれた馬が、コースを小倉1800mに移し、もっと先行馬の比率が増えたメンバーを集めて、福島記念のやり直しを要求した形になっているということ。
「福島記念が仮に先行総崩れになったらこうなる」が今回発生するのではないかと思います。
自分はレトロロックとナイトオブナイツを福島記念で狙ってハマらなかったのですが、改めて今回、もう一度期待してもいいのかも?
改めて書き直します。今回注目しているのは福島記念に出走していながら、捲りや進路を割るタイミングが合わず、差しそびれた馬のやり直し。
一変の幅が大きそうなレトロロックにまず注目していますが、ナイトオブナイツ、エアアンセムも当然上位。
スティッフェリオは差して甘い競馬が続いた履歴がありますし、ちょっと危ういタイミングであっても果敢に前で張って踏ん張った方が結果が出るタイプ。先行争いを焚き付ける役になるはずです。
だからこそ、重賞を勝った分のハンデ増量を背負い、人気を集めるムードにあるのなら、展開を厳しくするための要因になりやすく、レースは勝てなかったけど強い競馬だった…という形になると思います。
京都11R
大和S
◎10.ジューヌエコール
○9.スズカコーズライン
▲6.タテヤマ
△11.ヤマニンアンプリメ
△4.ウインオスカー
すばるSのヴェンジェンスの失速は直近の履歴を考えるとまあまあ驚きですが、6歳以上になって高齢馬ゾーンに差し掛かった馬の勢いを信じるべからずということなんでしょうね。
このぐらいの年齢になると、いい出来を4〜5走ぐらい続けてキープするのが難しいのでしょう。
だからこそ冬場は勢いで人気している馬の扱いに気を配らないといけない。やはりオープンに上がったばかりの4歳5歳馬から評価すべきだと思います。
ジューヌエコールをもう一度。
前回はコパノキッキングに首の上げ下げレベルの差で、あっさり先行出来て砂を被るのもあまり怯んでいませんでした。
あれだけスランプにハマっていた馬なのに見違える競馬ぶりで、これは素直に良い内容。今回も信じていいはず。
スズカコーズラインは圧倒的な先行力でポンポンと勝ち上がり、充実一途の感。これもいいと思います。
後は当日の気配を見て、といったところ。
東京11R
フェブラリーS
◎6.インティ
○14.オメガパフューム
▲11.コパノキッキング
▲10.サンライズソア
△3.ゴールドドリーム
フェブラリーSには、厳密な適性はありません。
ダート1600mというのは東京にしかないコースで、中央の基本的なダート戦は1800mと1400m。(高額条件は1200mよりも1400mの方が多いです)
JRAはダートのG1を絞って開催しているために、今回のように中途半端な距離にあるG1には、そのタイミングで絶好調にある馬がどちらの路線からも必ず現れます。
そして、絶好調の勢いに任せて、多少の適性の不利を跳ね返して勝ち負けするのが、このフェブラリーSというレース。
このレースで見るべきは、絶好調かどうかという部分。
過去に見たことがないほど、質のいい抜群の筋肉量に満ちた馬体だったり、芝でも走れそうなキレをダートでそのまま使っているような反則技を持っている馬だったり、いかにも充実していて、メリハリの効いた動きであればOK。
逆に、過去にこの舞台を勝ったことのある馬であっても、現状頭打ちになっていたり、気力が萎えている・キレを失っている馬ではダメです。
例えばメイショウボーラーは、連勝続きの抜群の絶好調だった時だからこそ逃げ切ってラストに踏ん張りが効きましたが、それをコース適性とするのか?ということです。
その次の年に根岸Sで7着となり、そういうステップを経てフェブラリーSに臨んで、昨年の勝ち馬だからと評価すべきなのか?答えはノーでしょう。
抜群だった時のパフォーマンスを再現できる状態ではない以上、目の前のタイミングで積極的に推奨する根拠を失うわけです。
メイショウボーラーの場合はだいぶ落ち目が極端でしたが、手先の反発力も陰りが見え、パドックでも肉量が足りず他の馬よりだいぶ薄く感じさせて、後肢の捌きもぎこちなくなっていました。あれでは無理なんです。
また逆に言えば、結構数多くの馬が、生涯の内でダントツに絶好調だった勢いを駆って、ちょっとした微妙な適性不利を誤魔化して勝っている事例は案外多いということ。
むしろ、多少の適性のズレを抜群のデキで克服できる状態にある馬を評価するのが、このフェブラリーSの王道。
なので一応、コパノキッキングも単勝候補に置いておいた方がいいという考えではあります。
追い切りを見た印象では、インティやオメガパフュームの方が上に見えはしましたが。
インティはまだ目の前で見ていないんですよね。過去に比肩する馬がいないほどの、抜群のシェイプというものを見せてほしいものです。期待しています。
オメガパフュームはどちらかというと見映えしないタイプ。確かにチャンピオンズCの時に一度上位に屈しましたが、東京大賞典で立て直しなおかつ上向いたというのが結構な驚き。自分のイメージ以上に馬が変わっている可能性がありますね。
でもまあ、パフォーマンスを比較するならやはりインティではないかと。
穴はサンライズソアではあるものの、他馬と一緒で負け続きの疲れが心配。これは当日見ないとわかりません。
ゴールドドリームは冬になると栗東坂路で凄いタイムを記録し始めるということで、昨年はダントツ上位扱いだったはず。
3歳馬に2戦続けて敗れたこと、その上で今年は適度にまとめる程度の時計しか出していないことが気になります。当日抜群の馬にまたやられそう。自身も落ち目かも?
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