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★本日のメイン



中山11R

フェアリーS

◎13.グレイスアン

○8.ホウオウカトリーヌ

▲16.アマーティ

注15.メイプルガーデン

△1.フィリアプーラ

△2.アゴベイ



今年は例年に比べて、小ぶりな馬がだいぶ多いですね。

例年であれば「前走出走時の馬体重」でソートして上から8番手〜真ん中あたりの馬が450kg台なのですが、今年は4頭だけ470kg以上で、そこから大きく開いて馬体重5番手が444kg。430kg台以下の馬が8頭もいます。

それは果たしてどうなのか?ということですね。



フェアリーSが行われるのは1回中山の1〜2週目。仮柵を外に出すCコースでコーナーカーブの比率が多く、直線で中山らしい急坂もあり、毎年馬場も硬めで1分34秒台の時計で決着するので、馬場が荒れ気味かどうかは関係なしに明らかにスピード持久力が必要な条件設定のレース。

あまりに寒い冬場ですし、今年のように美浦・栗東で降雪も多々あるシーズン。まだ馬体が固まっていない牝馬などは、ベストコンディションからはるかに遠くて当然。たまに全馬冬毛ボーボーなんて年もあります。

現場の実感としても、おそらく年間の中でもパドックのレベルが一番低いレースでしょう。トモが足りない寂しい馬が大半で、ホントにハードルの高いマイル持つの?という馬だらけになりがち。

なのでこのレースに関しては、手先がシャープでいいバネを使えることが、あまり強みになりません。パイロ産駒やヴァーミリアン産駒が勝つことすらあるレース。肺活量があり、坂を越せるパワーがあるという意味でも、腹ボテとは言わずとも腹構えのいい体型で、胴長の方がいいんです。

なので勝ち負けするレベルならせめて450kg台は欲しいと思いますし、見た目から中山を文句なくこなせると安心できるのは480kg台。実際、ここ3年連続して480kg台の馬が制していますし、もっと過去に遡ってみても、馬格はないよりはあった方がいいです。

東京の500万下でイマイチだった馬がこの中山マイルだと巻き返せるのは、手先の鈍い胴長というものが、今回強みになるからです。控えるよりも行き切った方が強みを見せる、そう騎手に思わせるタイプであるべきなのです。



というわけで、今回のメンバー比較なら単純に体躯がいいことがアドバンテージとして大きい、と見て、470kg以上の4頭をそのまま推奨します。

まず追い切りで目に付いたのがグレイスアン。この馬は明らかにトモに幅がありますし胴長・お腹が長い部類。新馬戦はスタートまとも、途中捲りが来ても往なして外から差し馬が来ても引き離すという、かなり味のある競馬でした。単純に能力がある方でしょう。

ホウオウカトリーヌは、中山で全く大崩れのない短距離馬。距離延長は確かに嫌われる要素ですが、今年のメンバー相手なら持久力で誤魔化すことができます。

アマーティは前回内容通り走れれば。前走よりももうちょっと良くなるはずの馬なので。

そしてメイプルガーデンは、砂を被るのを本当に嫌うタイプなので芝に出てきたという経緯ですが、スローの上がり勝負を経験してきた馬たちと違い、バテ合いで耐えた経験があります。追い切りも意外とまともでしたし、ダート血統大歓迎レースでもあるので、今回の比較なら足りていいと思いました。

これらポジティブに考えていい要素がある馬が全て、他の馬に比べてパワー優位。



小柄・非力な馬の好走可能性はかなり低いと見切っていますし、馬体重の話だけで可能性がありそうな馬だけ拾って点数を絞り込めたので、追い込みズブズブの競馬になってしまうようなら仕方ないと諦めます。

アクアミラビリスは、繋の弾力は姉に似て素晴らしい馬だと思うのですが、新馬戦の時は骨が浮くほど寂しく見せました。

レーヴドカナロアはレーヴドスカーの仔にしてはだいぶ背が低く出ています。兄・姉9頭いますが、前走440kgは最低馬体重。ブロンデル騎手もダメダメで。



京都11R

羅生門S

◎1.イシュトヴァーン

○13.サヴィ

▲7.セネッティ

△3.メイショウコゴミ



前走1000万下条件をいい勝ち方してきた馬が、断然の人気を集めているようです。しかしざっとメンバーを見ると、そうなるのも致し方なし。

イシュトヴァーンもサヴィも非常に良い勝ち方をしていましたし、準オープンで滞留している馬は伸びしろを見せそうな馬が皆無です。

イシュトヴァーンは上でもすぐ通用すると思っていたのに、メンバーが手薄なら中心視すべきでしょう。



唯一巻き返しのチャンスがあると思うのはクライシス。

前走はスタートで右から寄られ、3コーナーでも下手に包まれる酷い競馬。不利自体も痛かったのですが、忙しい競馬は不向きのようです。距離が延びてこのメンバーであれば、ある程度のポジション浮上も可能なはず。







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