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★本日のメイン

中山11R
中山金杯
◎4.ランガディア
◎3.コズミックフォース
▲8.マウントゴールド
▲5.サンマルティン
△2.アドマイヤリード
△11.ウインブライト

ここ数年の中山金杯は、かなりいい馬場状態で行われています。今年よりももっと寒い年があったにもかかわらず、Cコース仮柵移動の効果が強烈で、いつもラチ沿いがいい馬場なのです。
今年に関しては、折からの暖冬もあってそこまで芝は荒れきっていません。5回中山開催最後の9日目ですら、逃げ馬の活躍がそこそこ目につきました。
昨年5回中山が行われている間もそれなりに保全されていましたし、「適度に踏みこなれている」程度で解釈すればいいはず。今年になって急に、これまでにない別の作業をした、という様子もなさそうなので。
4年前のようにレコードが記録されるほどではないにせよ、2分を若干切る程度の走破力がそれなりに要求されるのは間違いなさそうです。

そして中山金杯で毎年指摘しているのが、パドックのレベルが1年で一番低いこと。強烈な冷え込みのダメージだけでなく、正月を挟んだ日程で変則的な調整を余儀なくされるからです。
そこまで本腰入れての追い切りを課している陣営が少なく、普段通りどころか手抜きも散見されるため、普段の重賞では見ることができない太め、緩めが目につくパドック。
今年は運良く、1月5日が土曜日だったので、例年とは違っていつも通りの追い切りを行えるのかな、と思いきや…。今週の重賞調教映像は、大半がキャンターばかりでしたね。
結局大半の陣営は本追い切りを年末の12月31日か1週前に済ませていて、今週火〜木曜日にビシッとやる陣営は少なかったようです。
どの陣営も横並びでいいデキで出走させようとしていないため、意欲的な調整過程で来ている馬は注目すべきですし、大まかに11月〜12月に良い着順で来ている馬は、おおよそ動けるデキで出てくると見ます。

また、今回は枠の並びを見ると、逃げ馬候補のタニノフランケルが最内枠。真ん中やや内のコズミックフォース、マイネルハニー、マウントゴールドで2番手争い。外枠からわっせわっせと押し上げてきそうな馬は皆無。
スタートしてからすぐに隊列が決まりそうな並びです。正直、今年もあまり前半のペースは速くならないでしょう。
例年通り、好位に取りつける内枠の先行馬がだいぶ有利な条件だと思われますし、かつ近走好調をキープしている馬から素直に入る、という方針で行きます。

馬の資質が単純に高いと考えているランガディアと、おそらく絶好の隊列にハマれるコズミックフォース、2枠の2頭がチャンス大。
ランガディアは前走のレース内容が秀逸でした。直線で一度壁になってもまだ脚が溜まっていて、結果的に1分58秒台で押し勝った走破力も魅力。
ここまで8戦5勝と全く底を見せていない履歴ですし、時計勝負になっても前走の内容から十分勝負になります。
コズミックフォースは、菊花賞を適当な調整で特に内容なく負けた後、この中間の乗り込み量がなかなか豊富。
いつも天栄F仕上げなのですが、いっとき不安が出ていた脚元(蹄)も、結構改善してきた気配がありますし、石橋脩騎手の復帰に合わせての復活があってもおかしくなさそうです。
何より有利なのは、近くの枠に目立った先行馬がおらず、楽々タニノフランケルの真後ろを奪えること。勝ちきれるかは微妙でも、マウントゴールドよりもいいポジションを取れるのは、今回のレース展開に置いて相当大きいと考えます。
他の休み明けでは、マーフィー騎手騎乗のサンマルティンに注意。その他、2列目で追走可能な馬をフォロー。

タイムフライヤーはまだ万全ではなさそうなのに、56kgだとちょっと厳しいと感じます。流れも向かないと予想しているので。
ストロングタイタンは何か対策をしているようですが、基本的には夏馬。時計を出したのが1週前。途中で掛かってしまう大型馬なんて、大野騎手は扱えるんでしょうか?
ステイフーリッシュは、自分の競馬をする分には良い枠ですが、中山金杯で好走するには良くないですね。前走の内容にも物足りなさを感じます。56kgは重たいですね…。

京都11R
京都金杯
◎4.グァンチャーレ
○12.パクスアメリカーナ
▲6.アドマイヤアルバ
△3.カツジ
△2.サラキア
△8.ヒーズインラブ

京都競馬場の馬場発表を見ると、エアレーション作業は全く施していないようですね。
これで今年も仮柵がAコースで始まるのならば、近年の内有利馬場と一緒ではないかと思います。写真を見る限り、かなり芝の状態は良さそうでしたし。
過去10年を通して、この京都金杯では5枠より外の枠が全く来ておらず、2017年秋のボロボロの馬場を引き継いだ昨年の時しか、外枠決着はありません。
蓋を開けてみてレース途中から土煙が飛ぶような荒れ馬場でない限り、内枠有利を強調した方がいいでしょう。

今回の隊列のポイントは、内枠の差し追い込み馬が固まり、逃げ馬候補と目されるタイプや真っ当な先行馬が、ほぼ外枠に固まったこと。
まず最初のテン争いは、外枠から強引に進ませる先行馬が、内に4〜5頭殺到する流れになります。
しかしそうなると、なかなかペースを落ち着けさせるのは難しいこと。田中勝春騎手は前走マイスタイルを折り合わせることができずに暴走しましたが、今回も序盤から不必要なテン争い鍔迫り合いに巻き込まれることが予想付きますし、ここでもやらかしそうです。
隊列的に縦長になりがちなのであれば、内枠でも十分に差し追い込みは届くものとみて予想します。

期待は前走の仕上がりが良かったグァンチャーレ。
このサム時期のシンザン記念を制している馬ですし、京都マイルも冬場も問題なし。前回鋭い上がりを駆使して勝ち上がった内容が秀逸ですし、パフォーマンスをここでもキープしてくれれば。
パクスアメリカーナは、不安材料がほぼ枠だけ。追い切りは抜群に良かったです。ちょっと外の枠を引いたから、加減気味の単勝オッズになっているだけなので、特に直前の様子で悪い部分がなければ、強い馬と評した上で中心視してもいい候補です。
アドマイヤアルバは、条件戦以来久々にマイル路線に戻ってきました。
大半が高齢馬だらけで、明け4歳も他に良いマイル実績があるわけでもなし。この馬がマイルさえ走れるなら、足りていい候補です。
デキはずっと良かったのに中距離ではイマイチ、遅いペースを楽に追走してから後半だけ脚を伸ばすレース質が合わなかったのではないか…とは感じました。ここでの一変の可能性は十分あるはず。






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