スタッフコラム一覧へ戻る



ホープフルSの激走ポイント

@差しが決まる。

14年こそ先行馬が勝利したが、ホープフルSは差し馬が優勢。「上位の上がり3Fタイムが使える馬」を評価するべきレース。

A勝ち馬は前走2000m組から。

冬の中山芝2000mは2歳馬にとってはタフな条件。昨年は東スポ2歳S2着だったルーカスが6着と、
距離延長組からはまだ勝ち馬が出ていない。今年はキングリスティアが淀みないラップを刻み、前走2000m組が有利になることが想定される。

★ホープフルSの前走距離別成績(近4年)
無題

+-+-+-
◎2ブレイキングドーン
○5サートゥルナーリア
▲8アドマイヤジャスタ
△13コスモカレンドゥラ
△1ニシノデイジー

馬券は明日買いますが、◎○から3連複軸2頭流しです。
2−5−8…10,000円
2−5−13…2,000円
1−2−5…1,000円

ブレイキングドーンの前走は、京都2歳S(京都芝内2000m)。道中に13秒台がないラップで流れ、後半5Fは59秒2と速かった。ブレイキングドーンの上がり3Fタイムは34秒0で、順位は2位。3位には0秒5の差を付けていた。ホープフルSで必要な後半の持続力は、世代トップクラスのものがある。激走ポイントにも合致。

福永騎手は、中山芝1800m以上で単勝1〜5番人気の場合、3着内率は57.1%と優秀。ただし、2018年は勝率11.1%、3着内率44.4%と成績は下降気味。

中竹厩舎は、ノースヒルズグループと懇意な厩舎。大山ヒルズを主な放牧先としている。カデナ(京都2歳S)、アスターペガサス(函館2歳S)など、大山ヒルズから帰厩して2走目以降でも、重賞制覇を成し遂げている。ブレイキングドーンは、大山ヒルズから帰厩して2走目。(萩Sはカウントしていない)この場合16年からの3着内率は16.6%と、強調できる成績ではない。

騎手や外厩面では評価しづらいが、京都2歳Sの内容を信頼して本命とする。

サートゥルナーリアは、走破時計や上がりタイムが遅く、締まった流れも未経験。激走ポイントには合致していない。それでも、反応や余力から補正すると、2歳GTで好走できるパフォーマンスは示している。18年の中竹厩舎(角居)は、ノーザンFしがらきから帰りの勝率が9.7%で、3着内率が26.8%。また、今秋のノーザンFしがらきは、1番人気での取りこぼしが目立つ。厩舎、外厩とも、放牧帰りを強調できる数字は出ていない。素質は認めるが、圧倒的な1番人気に支持されるほど抜けてはいない。

★中竹厩舎(角居)×ノーザンFしがらき(2018年〜。芝の帰厩初戦のみ)
無題2
アドマイヤジャスタの鞍上Cルメール騎手は、中山を得意としている。16年からでは、芝1800m以上の3着内率が68.8%。特に、馬群に包まれる心配がない、中〜外枠時の安定感は光っている。先週のレイデオロが好例。今回は少頭数で、6枠8番。ロスのない競馬が期待できる。ただし、これまでのレース内容はややパンチを欠くか。

★【枠番別】Cルメール騎手×中山芝1800m以上(2016〜。単勝1〜5番人気)
無題3
コスモカレンドゥラは、瞬発力勝負でも持久力勝負でも好走できる先行馬。6番人気14.7倍の基準オッズは、配当的な妙味があると判断されている。帰厩4走目であることがどうかだが、人気薄なら押さえておきたい。

ニシノデイジーは前走1800m組だが、示してきたパフォーマンスはメンバー中で上位。札幌2歳S、東スポ2歳Sと、タフな流れでも、上位の上がり3Fタイムが使えている。勝浦騎手は中山芝1800m以上で1〜5人気馬なら、3着内率43.8%。平均的な成績を残せており、騎手を理由に評価を下げるべきではない。

人気馬を消せなかったので、ヴァンドギャルドを消した。東スポ2歳Sでは展開が向いて3着。中山は向きそうなディープだが、ニシノデイジーに差し返されたように、強調できるポイントがない。




スタッフコラム一覧へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定||