前日情報へ戻る



★本日のメイン

中山10R
中山大障害
◎9.アップトゥデイト
○8.ミヤジタイガ
▲10.ルペールノエル
△2.シンキングダンサー
△6.タイセイドリーム

影になってしまう時間帯を避けるために、11Rではなくまだ日差しの角度があって明るい10Rに中山大障害を置いているのですが、あいにくの天気で中山は弱い雨、曇り空となってしまうようです。
下が暗くて見にくいというのは、障害戦ではだいぶ大きな不安要素になってしまいます。全馬無事完走を願いたい所ですが、思い切った飛越スピードを出すことが躊躇われる状況になるかも知れませんね。
こういった状況不安があるシチュエーションこそ、この中山大障害コースを複数回経験していてコースの癖、配置や仕掛けどころを熟知しているアップトゥデイトは、ますます信頼揺るぎないものとなります。

相手筆頭で考えたいのは、昨年このレースに出ているミヤジタイガ。
当時は岩元厩舎解散寸前で、夏場から押せ押せで使われてきた疲れも残っていたかと。京都JSで落馬中止もありましたし。
その後武幸四郎厩舎に移り、一度中山オープンを大敗して、これはいかんと一から作り直したのが実を結びました。今は腹構えもトモの分厚さもかなり抜群。本当に馬が変わったと思います。
昨年のような疲れの心配もありませんし、アップトゥデイト相手に勝ちに行けるほどの状態にある唯一の馬だと思います。
ルペールノエルは実績上位を素直に見ますが、アップトゥデイト相手に逆転できる要素がありませんし、大障害コースで何度やっても2着になれない馬なので…。
その他は、中山大障害コースの経験があり、いいひと叩きになっているシンキングダンサー、間隔開けたことがプラスのタイセイドリーム。

マイネルプロンプトはレースぶりを見ていると良く準備している印象はあるのですが、夏場から休みなく使われすぎ+大障害コース経験がないということで下げます。
坂口正則厩舎が解散寸前で、勝負気配は確かに感じるのですが、ローテーションに欲が出過ぎですね…。出るレースを絞れなかったのが最後スタミナ切れの敗因になりそうです。

中山11R
グレイトフルS
◎6.ゴールドフラッグ
○2.レジェンドセラー
▲11.ルックトゥワイス
△4.グランドサッシュ
△10.エクセレントミスズ

ゴールドフラッグは、現時点ではまだ凄い馬ではないんですが、パドックを縦で比較していると直飛節なのに股関節がかなり柔らかく、「あれ?凄い馬になりかけなのでは?」と予感させるレベルまでは来ています。
兄のゴールドシップは2歳時点である程度オープン級に動ける馬だったのですが、その鈍足加減は受け継いでいながらスピードがないゴールドフラッグ。いやここまで来るのも相当苦労したでしょうね実際…。
追い切りはこの冬場なのに4週連続好タイムを連発。寒くなってきてからレース&調教のパフォーマンスが向上してきた、その経過がいいんですよね。取りあえず土曜日は期待して見てみます。
レジェンドセラーは、今回去勢明けだそうで。馬体は間違いなく良いものを持っているのですが、ズブさが邪魔して全く集中しません。
いきなりから動けるとは思いませんが、マーフィー騎手がいいスイッチを入れてくれないものかと…。
ルックトゥワイスは近2走、馬体からは察することができない原因不明の出遅れをカマし始めたので、これがかなり不安。有馬記念でよく言われている外枠不利をモロに食らう可能性が高いです。
というか、有馬記念であれだけ外枠不利を気にするのに、その前後の日の条件戦で中山2500mの外枠を全然気にしない人たち多すぎですよね。

阪神11R
阪神C
◎3.ダイアナヘイロー
△1.ダイメイフジ
△2.ミスターメロディ
△4.ヒルノデイバロー
△5.スターオブペルシャ
△6.ムーンクエイク
△7.シュウジ

過去の履歴を見るとだいたい外の7・8枠有利、馬体重500kg巨体馬有利で、腕っぷしの強い外国人騎手が圧倒的に優勢というレース。
しかしそれは、一気に気温が下がる阪神4週目でもう年末ですし、馬場がボロボロになりやすいシチュエーションで行われるレースだからです。
芝も寒さで早枯れしますし、内ラチ沿いはボコボコで土が飛ぶぐらい馬場が荒れるため、手先のバネがあまり効かず、前脚を叩きつける馬の方が浮上しやすくなりがち。
内ラチ沿いはもう土しか残っていない状態でボロボロ。おまけに馬場の真ん中、いやもっと大外まで持ち出さないといい所を通れません。
腹ボテで骨量あるタイプが揉まれずにレースを運びやすく、しかもスピード上位の逃げ先行馬が馬場の差で勝手に止まる。
鈍足タイプでも巻き返しやすい馬場状態であり、展開も向くことが一番の理由です。

しかし今年はどうやらそういうムードとは違いそうです。
おりから言われていた暖冬で、もう年末に差し掛かろうというのに芝が良好。なかなか週中も10℃を下回りません。おそらく当日も12℃程度の予報。
寒さで枯れる度合いも少ないばかりか、あまり雨に見舞われなかったこともあり、最終週にして結構良い馬場状態をキープできました。金曜夜中に雨は降っていますが、まだ弱めで、芝が重馬場に変わる程ではないと。
それならば先週の圧倒的内枠有利馬場が生きるのではないか、例年パワー優位のレースだったものが裏切られるのではないか、という予想です。

真っ先に狙いたいのは、出来がだいぶ上がってきた、逃げイチのダイアナヘイロー。本来は470kg台、スピード寄りの逃げ馬、しかも牝馬ということで評価は難しい馬。
しかし今年の馬場状態であれば、ノーマークなのもプラスで内枠の助けもあり、あれよあれよの逃げ切りがあり得るのでは、と考えています。
そもそも能力がある馬ですし、前走の京阪杯のレベルが思ったより高く、今年のメンバー比較では非常に評価できる3着でした。
この好調ぶりをキープできていれば、と考えています。

今年のメンバーは秋に重賞勝ちを成し遂げて駒を進めた馬が皆無、全馬巻き返し狙い。同時に、追い込むしか能がない有力馬をすぐに5頭答えられるほどキャラが偏っています。なのに外差しが決まる条件だとみな思っているのがギャップ。
印の通り、普段の阪神Cでは絶対に発生しない内枠固め狙い。







前日情報へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定 ||