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朝日杯FSの激走ポイント

@瞬発力に秀でた馬が優勢。

阪神移転後の朝日杯FSでは、4年連続して上がり3Fタイム最速馬が連対している。(16年勝ち馬サトノアレスは、上がり3Fタイム2位)阪神JF同様に、瞬発力が優れている馬を重視するべきレースといえる。

A前走は1600m。1400mなら、京王杯2歳Sで上がり3位以内。

近4年で前走が1400mだった馬は【0,1,2,22】。3着以内に入ったのは、すべて京王杯2歳Sで上がり3F3位以内を使った馬だった。ただし、今年の京王杯2歳S組は、ペースが遅すぎて、上がり3Fタイムが評価しづらい。

+-+-+-
◎11ケイデンスコール
○2グランアレグリア
▲1クリノガウディー
△6アドマイヤマーズ
△4ドゴール

1-2-11が来れば高配当だが...

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ケイデンスコールは、過去3戦すべて上がり3Fタイムが最速。決め手勝負では、このメンバーで上位に評価できる。激走ポイントと、今の阪神競馬場の特性にも合っている。上がり3Fを最速で走り、好走できる可能性が最も高いのはこの馬。同馬はノーザンFしがらきから帰厩して初戦。安田隆行厩舎は、同牧場と上手く連携して管理馬を育成している。近年は好走率が上昇しており、18年では3着内率が47.6%と高い。正直なところ、新潟2歳Sの内容からは一段、二段の向上が必要。しがらきでの成長に賭けたい。

グランアレグリアは17年の該当馬3頭がGTウィナーとなった、「2歳の芝マイル戦で1分33秒台かつ上がり3F33秒台」をクリアしている。新馬戦は、阪神JFを制したダノンファンタジー以上の内容で、牡馬が相手でも実績は断然。

2歳芝マイル戦で1分33秒台かつ上がり3F33秒台(2016〜)
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藤沢和雄厩舎×ノーザンF天栄は、16年から重賞での3着内率が52.0%で複勝回収率が114.8%と優秀。ただし、ノーザンF天栄で調整された馬は、関西開催での重賞では成績を落とす。関東で行われるレースと比べて、3着内率は10%ほど下がることは覚えておきたい。ただしこれは16年からのデータ。18年はご存じの通り関東馬がよく走っている。藤沢和雄厩舎の厩舎力なら特別心配する必要はない。

クリノガウディーの新馬戦は、ラスト3Fのラップが12.3-11.1-11.4の瞬発力勝負。映像からは、クリノはラスト1Fを10秒台で走っており、数字以上に良い瞬発力を発揮している。東スポ2歳Sでは、先行馬が総崩れの流れで7着と健闘した。パフォーマンスの割に人気を落としていることから、妙味がある馬としてピックアップ。

アドマイヤマーズは、ノーザンファーム天栄から帰厩して2走目。友道厩舎は調整力が高く、帰厩2走目以降でも成績が落ちない。16年からでは、3着内率48.0%、複勝回収率91.2%。ここまで3戦3勝。好位から末脚を伸ばせるタイプで、大崩れは考えづらい。反面、GTを勝つための強力な武器がないのも事実。あくまで相手までに評価するべき馬。

ドゴールは、グランアレグリアには離されたものの、サウジアラビアRCでの上がり3F33秒7は評価できる。前走1600m以上の瞬発力に秀でた馬なので、激走ポイントにも合致している。

人気ではファンタジストを消した。栗東HCから帰厩して4走目。2018年の重賞で帰厩4走目だった馬は、単勝1〜3番人気でも【0,3,3,10】と勝てていない。私は馬券の都合上で消しましたが、16頭中6頭は馬券になっているので、アタマ無し評価にとどめるのが妥当だとは思います。




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