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★本日のメイン

中山11R
ディセンバーS
◎3.アストラエンブレム
○8.プロディガルサン
▲7.ナイトオブナイツ
△2.マイネルハニー
△11.ハートレー

この条件では安定感があるはずのマイネルハニーやプロディガルサンが、本当に詰めの甘いタイプだということが、予想を難しくさせています。
全体に不振馬だらけでしっかり走れる馬がいれば、余裕の中心馬になるはずなのですが…。
なので、勝ちきるという意味では休み明けでリフレッシュしてくる馬の方が期待できるかと。

アストラエンブレムは去勢してから使いだしをちょっと早めたことが、オープンでも崩れる馬になってしまった原因ではないかと。
しっかり休みを経て立て直せば、並のオープンでも能力上位のはずで、ここなら57kgも過剰ではないです。
ハートレーも当日の仕上がり次第では。なかなかいい状態に持ってこれませんが…。

中京11R
三河S
◎11.スマートダンディー
○8.スピーディクール
▲13.ブルーミン
△7.タガノアム

かなり上下のハンデ差が大きく開いたメンバーですね。
3歳馬は追い込み一辺倒のタガノアムのみ、その他はレースを投げた履歴の方が多い馬。
馬体だとどうしても、スマートダンディーやスピーディクールに目が行ってしまいます。
追走すら怪しいこのメンバーで、軽量ワンチャンスとなれば、逃げ馬候補のブルーミンでしょうか。
騎手のメンバーがだいぶ寂しいので、とことこ行くのをあっさり見逃してくれる可能性に期待して。

阪神11R
朝日杯FS
◎2.グランアレグリア
◎11.ケイデンスコール
▲4.ドゴール
▲5.マイネルサーパス
△14.ファンタジスト

やはりグランアレグリアは良いと思いますし、アドマイヤマーズは戦ってきた路線が弱いだけでなく、レース経験も淡泊な内容ばかり。そこが嫌ですね。
展開の的になりそうなアドマイヤマーズを下げます。

昨年のダノンプレミアムこそ、好位からの鮮やかな押し切りでしたが、基本的に阪神の朝日杯FSは、直線の序盤でスタミナの底まで売り切れてバテる馬が大量に出現するレース。
なぜなら、本格クラシック級の馬が中山ホープフルSに向かい(それでも3歳春と比べると知れていますが)、今年のような短距離ダートの逃げ馬が複数紛れ込んでくるぐらい、スピード寄りに偏った馬の出走比率が増えるからです。
イッツクールやコパノマーティンのように、ダート短距離の逃げ馬が半数から3分の1ほど混じってくるので、これらみなが…とは言いませんがその中の1頭2頭ほどが、いたずらにペースを速めてしまうから。
現段階で2勝しているとはいえまだ馬体もガッチリしておらず、高いレベルで折り合いをつける訓練も半端かあるいは皆無。しかも経験してきたのが1200〜1400mのみ。
これらがすべて、アドマイヤマーズがスンナリ行ってくれるよう、道を譲ってくれるとはとても思えません。
G1独特の異様な雰囲気にのまれ、ペースを無視して暴走してしまう馬が必ずいるのです。
もちろん本来はどの逃げ馬候補も、息を入れるペースで進めたいのですが、ムキになっていく流れはどうしても連鎖しがち。
そしてその流れに逆らって皆引っ張るということはあり得ないので、全体の動きがまるで短距離質のように進んでしまうのです。阪神マイル外回りなのに。
だからこそ、この阪神外回りで行われる朝日杯FSと阪神JFは、1400mで強いタイプが勢いそのまま押せるレースではないということ。
実際、朝日杯FSが中山から阪神外回りに移って4年がたちますが、その全てで最後尾に近い位置で大味な競馬、道中捨てての追走をした馬が連に必ず絡んでいます。
それは本当に前の組がバッタリ止まるからですね。テン・ナカ・終いを考える必要がなく、多少雑なフットワークでも、前バテ狙いでOKなのがこのレース質。
むしろ、前で展開して残せるのは、本格的に世間が・周りが抜けている、強いと認めた馬以外は無理。
「1400mのスローで折り合えたから1600mでも…」
と考える次元の、もう一枚二枚上レベルのスタミナ勝負になりますから、2番人気以下になった先行馬はまず無理と見て良くて、後方で脚を溜めて良さを出す気性=少し長めの距離適性を持つ馬が合います。

その意味で真っ先に評価したいのは、ケイデンスコール。
他のコースでマイル戦をするには、若干鈍い面がある馬力タイプですが、どうやらおいきりを見る限り、成長は確かな様子。
出遅れこそしませんが、2歳戦にしては大トビすぎるきらいがあり、コーナーでの立ち上がりで即反応できないタイプ。
コース形態からして阪神外回りは向く方ですし、何より今回の前が激しくやり合う流れは理想的。
このコースの好走実績豊富はC.デムーロ騎手を確保したのもベストです。
グランアレグリアは多少厳しい流れを受けて立てる、それに押し勝つ強力馬である候補と見ているのですが、
グランアレグリアがいろいろな原因によって飛ぶパターンも考えるなら、ケイデンスコール中心でも良し。
馬体がかなりがっちりしているドゴール、使いつつの良化が顕著なマイネルサーパス。この辺りがレース適性で評価が上がる馬。3連複候補。
ファンタジストは勝ちに行くとちょっとダメなような気はします。レース後に批判されるぐらい消極的な乗り方ならむしろ浮上があるでしょう。






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