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阪神11R 阪神JF

◎9番クロノジェネシス
○13番ダノンファンタジー
▲11番ビーチサンバ
△5番メイショウショウブ
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阪神JFの激走ポイント

@末脚に秀でた馬が優勢。

阪神JFでは、上がり3Fタイムが速い馬が好走する。近5年では、上がり3Fタイムが3位以内なら、【4,4,3,6】で3着内率は64.7%。一方、上がり3F6位以下は【1,0,0,62】と凡走。先行馬でも、末脚に秀でていることが絶対条件となる。

A前走の4角順位が10番手以内。

ただ後方から脚を伸ばすのではなく、好位から速い上がり3Fタイムが使えることが理想となる。下のクラスで追走に苦労している馬では、GTの流れに対応できない。⇒近5年の勝ち馬は、いずれも前走で4角4番手以内。⇒前走の4角順位が4番手以内【5,1,4,36】⇒前走4角順位が10番手以降【0,1,0,10】

B大手生産牧場の出身で、外厩帰りの馬。

阪神JFは、近3年はいずれも中間の調整を外厩で行われた馬が勝利している。よって、クラシックレース同様に、ローテーションにゆとりがあり、ノーザンF系の外厩から帰厩して初戦であることが望ましい。

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これらの傾向からシェーングランツを消した。アルテミスSで抜けた上がりを使っているだけに、能力は十分。それでも、今回で帰厩して4走目。JRDBのデータでは新馬戦以降放牧に出ていない。ソウルスターリングも不調期になってからずっと在厩していたが、この在厩が意図することが不明。ポジティヴには取らえられない。後方一辺倒の競馬が予想されるので内枠はマイナス。また、藤沢和雄厩の新パターンであるポリトラック調教もよくわからない。人気で軽視するならこの馬と行き着いた。(的中を目指すのであれば買った方がいいとは自分でも思ってます)

クロノジェネシスは、斉藤崇史厩舎×ノーザンFしがらき。来年さらに好走率が上がりそうな組み合わせなので個人的には注目しています。さて、同馬はアイビーSを上がり最速で優勝。芝の1800m戦で上がり3F32秒台を使った2歳馬は、これまで歴代で22頭。その中で、走破時計が1分48秒台だったのは、クロノジェネシス1頭だけ。いくらスローペースと高速馬場が合わさったとはいえ、この決め手は評価したい。

・東京芝1800mで上がり3F32秒台を使った馬(全期間。走破タイム昇順)
無題
対抗はダノンファンタジー。16年から、「2歳の芝マイル戦で1分33秒台かつ上がり3F33秒台」を クリアしたのは7頭。17年の3頭は、いずれも芝マイルGTを制している。レース当日は時計の速い馬場だったとはいえ、優秀な内容といえる。ファンタジーSでも、内をロスなく立ち回った馬が2〜4着に来る展開を、外から余裕を持って差し切った。今回のメンバーの中では突出したパフォーマンスを見せている。1400ばかりを使われてきたわけではないので、不利とされる距離延長でも好走できる。

・2歳芝マイル戦で1分33秒台かつ上がり3F33秒台(2016〜)
無題2
ビーチサンバは友道厩舎×ノーザンFしがらき。アルテミスSでは、出遅れた後、隣の馬に寄られてポジションを下げる。道中はずっと外々を回って、直線では早め先頭から脚を長く使った。上がり3Fタイムこそ劣るが、シェーングランツとほぼ差はない。

メイショウショウブは、アドマイヤマーズと接戦だったデイリー杯2歳Sの内容を評価。好位から末脚を伸ばせるタイプで、阪神JFの激走ポイントに合っている。




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