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章構成としては、
1章…現在の厩舎事情について、外厩や外国出身騎手の側面からみる。
2章…○○の条件で買いの厩舎はどこかをデータを踏まえて解説。
3章〜4章は厩舎の基本データをまとめています。

外厩のおかげで関東馬が強くなった!?など、旬のネタを盛り込んでおりますので、ご一読いただけましたら幸いです。

京都11R エリザベス女王杯


◎13番ノームコア
○7番モズカッチャン
▲8番カンタービレ
☆5番レッドジェノヴァ
△2番フロンテアクイーン
△9番クロコスミア
△12番リスグラシュー
IMG_3121  さて、エリザベス女王杯の本命はノームコア。秋華賞トライアルを勝っただけなのにこの人気とは。しかし、ここは「人気」で信頼してみるのも手。2016年からの芝重賞でNF天栄帰りの1〜3人気の馬を買い続けると、以下の通り。

tennnei  9月以降の活躍を抜きにしても、好走率・回収率は優秀。人気のNF天栄には逆らえません。(当日は風の影響?が強かったとはいえ)紫苑Sはタイムも上がりも速いものでした。ケチを付けるとすれば、関東馬であること。実は先ほどのデータも、京都開催に限れば、勝っているのはアーモンドアイだけです。パドックやレースからは中山巧者の印象で、絶好調男ルメール騎手の手腕に期待します。滅多にない萩原厩舎の関西遠征なので、できれば当日まで状態を見たいところでしたが。


 エリザベス女王杯では、毎年必ずオークスで連対経験がある馬が馬券に絡んでいます。これはオカルトではなく、「中距離で脚を持続させる能力」が同世代の牝馬相手で上位だった馬が向くということ。今年は3歳のオークス上位が不在で、シンハライト世代の5歳は既にターフを後にしています。ソウルスターリングが元気なら...となりますが、該当するのはモズカッチャンのみ。今年も外せない存在です。問題は状態面。土曜のインカンテーションのような、明らかに仕上がり途上という調教過程ではないので、問題はないとみる。無論万全でもないが。ノーザンF・社台Fではない育成で、芝中距離GTを勝ったのは、近年ではキタサンブラックとこの馬くらい。それくらい稀有な存在。スペシャルな馬という認識。

 カンタービレは吉澤ステーブルWESTからの帰厩3走目。小柄馬の帰厩3走目はどうか調べたのですが、有意な発見は得られず。調教での弾むような動きから状態は万全と判断した。境遇は昨年のリスグラシューと被るが、こちらの方が距離の融通は効きそう。上がりを使えるディープ産駒なので3番手に評価。

 レッドジェノヴァは、前走時に引き続き栗東滞在。エリザベス女王杯は厩舎指数4番手までの馬が毎年勝っており、厩舎指数◎のこの馬は押さえておきたい。また、京都外回りではレースがしやすそうという点も評価を上げた理由。ただし、前走は横綱相撲をしたサトノダイヤモンドの方が明らかに強い競馬。最後詰め寄ったとはいえ、力差は大きい。

 リスグラシューは、ローズS→秋華賞→エリ女だった昨年よりも一戦少ないローテ。これまでの凡走は、@2200m以上A休み明けからの3走目に限られることから、Aはクリアできました。問題は@がどうか。芝中距離で結果を出せる馬は、Vマイルで差し遅れるもの。マイルであれだけの脚を使える馬なので、もって1800mまでではないかと推測。押さえはするが、序列は低め。




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