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ダート1200mの重賞はカペラSしかなく、牝馬限定のダート重賞なんて存在しないJRAでJBCをやるとなっても、どうとっかかりを掴んで良いのかは非常に悩ましいですね。JBCのコラムは自信があるとかではなく、考え方の参考程度として。
【東京10R】晩秋S
◎7.マイネルクラース

 長距離ほど騎手の経験の差が出ると言われるが、マイネルクラースの前走の武藤騎手にはまさにそれを感じた内容。捲りに動いたのは型に嵌めすぎたか、Hペースだったのに早仕掛けになって、さらに後ろの馬に差された。主戦騎手に戻って見直し。


【東京11R】アルゼンチン共和国杯
◎7.ムイトオブリガード
○10.ウインテンダネス
▲2.ノーブルマーズ
注9.アルバート
△6.パフォーマプロミス
△8.ルックトゥワイス

 基本的には硬くて時計が出る馬場状況。そのため少しパワー寄りの印象もあった土曜の結果だったので、ここはステイゴールド、ナカヤマフェスタ産駒は少し下げて考えたい。過去の傾向としても、ステイゴールド産駒の成績は悪い。特にガンコとヴォージュは時計が速くなると厳しいと思う。まだパフォーマプロミス、ルックトゥワイスの方がマシ。パフォーマプロミスは目黒記念の内容で、ルックトゥワイスは緑風Sの時計で拾うことができる。
 筋肉量の多さということなら、ルーラーシップ産駒であるムイトオブリガードは選びやすいところ。青嵐賞で高速馬場にも対応できているし、状況は合っているはず。目黒記念上位馬の中では、ノーブルマーズが最も合っているタイプだと思うが、状態が上がって来ないようなコメントも見かける。出来ていれば好走できるはずだが、ノーザン以外で長距離の休み明けを走れる状態に作れる牧場はあるのだろうか。アルバートは長距離馬にしては瞬発力のあるタイプ。前走も見せ場は作ったし、今年も斤量との闘いだろう。


【京都10R】JBCスプリント
▲4.キタサンミカヅキ
▲13.レッツゴードンキ
▲14.モーニン

 脚抜き良い馬場になると露骨に前残りになるが、良馬場だと意外と差し・追い込みも効く、決め手の活きるコース。どうしてもダート短距離のOPクラスは逃げ先行馬が多くなりがち。そもそもダート1200mの重賞でさえカペラSしかなく、カペラSの場合はHペースでも大型先行馬という手法はあるのだが、京都でどれだけ通用するのかは分からない。差しに焦点を当て、注目は3頭。キタサンミカヅキは地方に移籍して力を付けた分もあるのだろうが、中央時の主戦だった武士沢騎手が上手く乗っていたという印象もなかった。15年の西陣S。脚抜き良い高速馬場で1分9秒9で走破し3着。鞍上は蛯名騎手だった。ここ3戦キッチリ勝たせている森騎手ならと考える。レッツゴードンキは出来が悪いわけではない。前走も見せ場はあった。フェブラリーでも一脚は使って見せたし、短距離でなら面白そう。モーニンは復活したのかどうか。コーラルSは強い内容だったが、このメンバーの1200mでどうかは半信半疑。結局韓国の招待レースもまだレベルは低く、GTという字面だけを追うことはできないが、揉まれない外枠は良いだろう。


【京都11R】JBCクラシック
◎14.オメガパフューム
○8.ケイティブレイブ
▲4.サンライズソア

 コースを一周するダート中距離は1700mから2100mまで100m刻みであるが、いわゆる非根幹距離である1900mは、スピードとスタミナのバランスで言えば、どちらかといえばスピード寄りのコースというイメージ。これは1700mや2100mも同様。もちろん展開などによってスタミナ戦になることもあるが、より軽いスピードがある方が有利なイメージがある。ガッチリスタミナが必要になるチャンピオンズCだと3歳馬は厳しいが、スピードレースならむしろ3歳馬という発想でオメガパフューム。それだけでなく、この世代のダート路線はなかなかハイレベル。ケイティブレイブは安定株だろう。先行して渋太いタイプ。気になるのは、中央場所では500万下までしか勝っていない点。地方ならスタミナを活かせるが、中央場所だと決め手で劣る可能性はある。同コースの平安S勝ちがあるサンライズソアは使われて上積みがあれば。


【京都12R】JBCレディスクラシック
◎16.アンジュデジール
○2.フォンターナリーリ
▲3.クイーンマンボ
注1.アイアンテーラー
△15.ファッショニスタ

 牝馬限定のレースでどこまでスタミナが要求されるか不明なので、時計性能で計ってみたい。フォンターナリーリ、アイアンテーラー、ファッショニスタは上位で拾える。アイアンテーラーは逃げれば渋太い馬で、内枠だが逃げられそうな組み合わせか。京都が大得意そうなフォンターナは上にしておきたい。平安Sでも2着好走しているクイーンマンボが力を発揮できれば上位だが、前走の内容を見るに、状態面が半信半疑。そこでアンジュデジールに注目したい。前走は出遅れ、向正面で馬群の中に追い付くが包まれ動けず、伸びも甘いと見るや止めていた。スピードはある馬だし、力の要る大井から軽い馬場の京都に変わるのはプラスだと思う。プリンシアコメータやブランシェクールはむしろ前回の方が合っていたキャラだろう。ラビットランは評価に困る。前走もモロにスタミナ合戦で、ダートでのスピード対応力が如何ほどかは何とも言えない。





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