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★本日のメイン

阪神11R
大阪スポーツ杯
◎10.コパノキッキング
○11.ヴェンジェンス
▲4.マルカソレイユ
▲7.スマートレイチェル

前走おおぞらS出走前にレコード更新なるか?!とだいぶ期待されたコパノキッキングですが、札幌ダート1000mのレコードタイムはオープン馬が出したもの。スピード的にそのセンスが十分あるものと、認めていい馬です。
しかしこの馬、決して短い四肢を細かく捌いてスピードを出すタイプではなく、ちゃんと標準以上の脚の長さがあり、長い手足を素早く持ち上げる素軽さで勝負しているタイプ。
今回は距離が400m延びますが、今回の条件設定は決してタフな馬場ではなく、あいにくの雨で不良馬場。どの馬も体験したことのない、異次元の高速馬場なのでは?1分22秒台決着もあり得るかも。
そう考えると、長いキャリアの中で何度も1400mを戦い、持ち時計が1分23秒台以下に留まっている馬は期待薄でしょう。
コパノキッキングのスピードが削がれる不安よりも、今回のスピード決着に他の馬が追いつけない不安の方が大きいはずで、相対的にこなせるのではないかと感じています。

相手筆頭はこの距離に1分22秒6の持ち時計があるヴェンジェンス。
重馬場好走実績もありますし、先行馬が案外多い今回のメンバーでも外枠から運べるというのは強みになるでしょう。
追い込み馬はちょっと苦しいのではないか…と思いますが。

中山11R
セプテンバーS
◎5.ブロワ
▲14.トシザキミ
▲15.カイザーメランジェ
▲16.スペチアーレ
△11.ナンヨーアミーコ

セプテンバーSは9月の中山開催3週目に配置されていて、仮柵をB→Cコースに移動した土曜日にあります。
かなり良い馬場状態が保たれている状況での準オープンですから、中山改装は3年続けて内枠有利、逃げ馬が残せているレース。
そして事前の人気は降級馬であったり、春先の成績や過去の中山実績で評価されがちなのですが、この条件自体はハンデの恩恵もあるのかスタミナが問われず、夏の好走馬が強力。前走好走馬が連続好走しがち。
前走、どういう形であれ僅差の競馬をしているのが大事で、休み明けの馬や前走大敗馬は軽視できます。
3年前にカシノワルツですら通用したのは本当に驚きましたが、それだけ夏場の調子上向き・好走キープが大事。
逆に、ここから秋に向けて、使い減りしないよう加減して出している馬は大抵仕上がり半端。残暑のシーズンか、あるいは季節の変わり目ですし、あまり体調が整わない面もあるのでしょう。

狙いはこのレースの好走パターンに則り、ブロワから。
だいぶ前肢にソエが目立つ馬でしたが、大江原厩舎に転厩して、やっと足元が固まってきたのもあります。
モズスーパーフレアも怖い所ですが、どうも最近控える競馬を試していそうで、今回はこの馬が内枠を引いて逃げイチ。
正直なところこの馬は持ち時計が平凡で、超高速馬場でスピード総合力を問われると怪しいのですが、メイショウボーラー産駒ですし雨で後続が追走に苦労する馬場なら、相手が戸惑う分と時計掛かる分でプラス。
勢いが重要で能力をあまり問われないレース、51kgでスンナリを再度狙います。

面白い馬は外枠に固まったのでどうかと思っていますが…。
3走前と前走、僅差の競馬を演じ(どちらもハンデ戦51kgですが)スランプから脱出しつつあるトシザキミ。
このハンデは妥当な方ですが、前走は重馬場で好走していますし、ハイペースの消耗戦・時計掛かる馬場向き。我慢比べになればチャンスがあるかも。一応、IDMが足りるメンバーですしね。
カイザーメランジェは前走モレイラ騎手が騎乗。ビシッと追われたことで覚醒する可能性あり。使い込まれていますが、まだ3歳なので。
馬体は本当に良く見せる馬ですし、いい調整が出来ている現状は評価します。父のサクラオリオンはキングマンボ系統の仔の中でもかなり重馬場得意で、中京記念勝ちもあるほど。
スペチアーレは、4走前に直線競馬で勝っているのですが、昇級してからは一息。本質的な適性が直線競馬向きではないと思います。枠はややきついのですが、53kgはこの馬にとって結構楽な方。

モズスーパーフレアは、2走前に2番手で勝てましたがやっぱりハナ切ってこそでしょう。
3歳馬52kgは別定戦で勝負した方が良くて、ハンデ戦だと古馬が軽い分不利だと思います。
レーヴムーンは総合的に実力が高い、というだけで中山複数回勝利があるわけでもなく、それで56kg。このあと年末中京でも年明け小倉でも大丈夫なタイプ。
別にここで敢えて評価すべき強みをあまり感じません。「能力がある」というのはあまり意味がないレース。





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