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★本日のメイン

阪神11R
セントウルS
◎9.ネロ
○2.ラブカンプー
△7.ダイアナヘイロー

メンバーレベルが大したことないどころか、馬場状態までだいぶ偏りがあるようです。
開幕週で馬場状態が非常に良いことも手伝っているのか、あれだけの大雨が降って重馬場発表ながら、土曜の阪神芝は4コーナー5番手以内の馬だけで決着しているようで、全く差しが決まりません。
外差しが全く通用しない阪神芝だということを、素直に受け止めるべきでしょう。
ファインニードルには相当キツイ馬場状態になってしまいましたね…。

深いことを何も考えずに、逃げての重賞勝ち&重賞好走があるスピード自慢を評価します。
特にネロは、過去にセントウルS2着した履歴があるだけでなく、京阪杯を連覇したことがあり、勝ち時計が1分9秒台を超える馬場は結構うまいです。最初の京阪杯は超重馬場でした。
あんまり手先にバネはないながら、正確な回転力・持久力があるスピードタイプで、差し馬が一切力を出せないなら…のタイプ。
超高速馬場だといろいろ困ったので、雨が降ったのは本当に大歓迎でしょう。
ラブカンプーは別定戦での内枠52kg。これが雨で機動力を削がれるシーンでは本当に大きいです。
この連戦で疲労が心配なタイプですが、これはさすがに下げられません。

中山11R
京成杯AH
◎7.ヒーズインラブ
○11.ストーミーシー
▲13.ゴールドサーベラス
注10.ミッキーグローリー

中山の芝は今年も引き続き絶好調ですね。ちょっと追い風方向の強風が心配ですが…。

サマーマイルシリーズで、この京成杯AHを優勝してシリーズ制覇…という馬が過去に意外と少ないのは、大きな理由が2つあります。
まずシリーズ内の好走分でハンデを厳しくシビアに詰められつつ、この京成杯AHで1着を取るというのがあまりに至難なこと。
そして、中京記念or関屋記念→京成杯AHでも、中京記念→関屋記念→京成杯AHであっても、あまりに夏場の暑さが厳しすぎる上に、この9月になっても残暑があるので疲労蓄積から逃げられない面があると。そのため、別路線のフレッシュな馬にいつもやられまくる現状があること。
この2つがどうしても、(京成杯AHを)勝てばシリーズ制覇というのを難しくさせています。
2014年のクラレントは夏の中山を新潟に代替開催となった影響で、2度続けて新潟外回りマイルを使えたことが大きいです。
昨年のグランシルクは、中京記念がだいぶ涼しい日でしたし、関屋記念をパスして疲労が比較的少なかったこともプラスだったかと。
ここを勝てばシリーズ制覇が叶う!ボーナスが欲しい!と色めき立つ馬が片手に収まらないほどなら、それこそ勝ちに動く馬同士がレースの激しい流れの中で衝突しますし、そこで疲労が溜まっている分の弱みが出て、フレッシュで疲れのない別路線の馬に勝ちをさらわれてしまうと。これが例年のパターンです。
改めてメンバーをしっかり見直して、重賞格に足りるであろう能力のある馬を、サマーシリーズ以外の組から慎重に選びたいですね。

そして京成杯AHは展開面でも少しポイントがあります。単純に馬群の中にいてはダメだということ。
馬群なりについて行き、直線でもまだバラけない固まった馬群の内谷中を捌こうとして、あの短い直線だけで挽回しようとするタイプは、まるで通用しません。
逃げ馬が押し切るのならともかく、前が止まるなら先行馬が一斉に垂れてしまいがちですし、馬群の後方内にいたままでは、直線2度3度と他馬を交わすために進路を切り替える必要があります。これは結局馬群の外を回るロスと一緒。自分で動けず勝負所を過ぎても待たされる分だけ内が悪いとも言えます。
既に速いタイムの決着で追い込み好走した履歴を持っていない馬、中山コースを単純に未経験だという未知数の馬ならば、外枠を引かないと勝負になりません。

なので、サマーシリーズ優勝チャンスがある5頭の中で、馬の資質や現状の仕上がりをよく見て一番優勢に感じるのはロジクライだと思うんですけど、馬本位の予想をぐっとこらえて別路線から狙いを上記4頭に切り替えます。
夏はだいぶ苦手なんじゃないかと思っていたヒーズインラブですが、追い切りでは全く問題なく仕上がっているように感じました。
同じ厩舎のワントゥワンがここを勝てばシリーズ制覇…なのですが、現状維持がやっとのワントゥワンよりも確実に良いですね。
斤量もどちらかと言えば甘めに付けてもらった方でしょう。ここまで中山マイルは6回走って3勝、全て4着以内の好条件。1分32秒台持ち。これを考えれば、まず格好はつけるはずです。野芝が苦手でも…。
そしてストーミーシー。この馬も馬群の外を大回りするしかない脚の使い方をするので、アテにしにくいタイプなのですが、このレースにはかなり合っていますし枠も良好。前走同じ条件で僅差の好走をしたのに、ハンデは据え置き。
さらに、ゴールドサーベラスも、今週の追い切りでは抜群の動きを見せました。適距離はこの条件ですし、中山マイル3勝。
オープン入りしてからエプソムCまで鉄橋鉄を履いていた馬なのですが、前走の函館記念では外せていたようです。脚元良化があっての追い切り強化、しかも条件好転。これはプラスが大きいでしょう。
今年のダービー卿CTから、ここに出走していない馬を引いた1・3・6着馬での決着というのも、十分あり得る話ではないかと。
そして、ここまで持ち時計の不足が致命的となりそうなミッキーグローリーですが、仕上がりは問題なさそうですね。腰の支えも良かったです。
クラスの壁はアッサリ突破するディープインパクト産駒ですし、土曜日の紫苑Sでさすがと思わせられたルメール騎手騎乗です。追い切りの動きを見ても、結構重い印が必要ではないかと感じました。

前走中京&関屋記念組は全てぶった切るという所から入る予想なので、大分穴目を拾っていますが、こういう予想が合うレースのはず。
いやホントに、今年の夏の暑さは異常でしたからね…。あのきついムードの中で頑張ってしまったことは、尾を引いてしまうはずです。






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