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★本日のメイン

札幌11R
丹頂S
◎8.ヴォージュ
○6.ブレスジャーニー
▲13.コルコバード
△3.トミケンスラーヴァ
△1.シルクドリーマー

札幌入りしてからシャキッとしているヴォージュでいいでしょう。
前走はそんなに恵まれという内容でもないです。中盤からの押し上げがまともでラストまで脚色も確か。
ふにゃふにゃだった背腰がパンとしてきたのが、目黒記念から札幌日経オープンにかけてだった、ということ。

ここはかなりの長期スランプに陥った馬が大半で、上がり目もあまり見込めないため、事実上少頭数。
この距離大得意のルメール騎手騎乗ということでハートレーへの期待が上がるのも分かりますが、未だに硬さがありますしトップスピードのピークが低い馬。過剰人気だと思うんですけどね…。
ブレスジャーニーは函館記念で2番人気。現地のマスコミ評価がとてつもなく高いと感じたのですが、確かに仕上がりはパツンパツンの出来だったと思います。競馬ぶりがお察しだっただけ。
鞍上が岩田騎手に戻りますし、右回りは苦手とは言え、この距離で工夫する余地は大いにあるので。ベスト距離じゃないにしても…。
コルコバードは馬体を減らしたくない馬で、相当いい充実ぶりでないとレース後の反動が大きいタイプ。間隔を空けて滞在で調整するのはプラスのはずです。が、ちゃんと緊張していないといけないので、体つきが甘くなる過程だとどうか?と悩ましい所ですね。
今回は相当相手が楽になる、トミケンスラーヴァには注意したい所。

小倉11R
小倉2歳S
◎5.シングルアップ
○1.チュウワフライヤー
▲14.ジャカランダシティ
▲4.セプタリアン
☆10.アーデントリー

追い切りの動きを比較すると、フェニックス賞組は非常に良かったと思います。それと、6月23日の新馬戦、1着ジャカランダシティと2着セプタリアン。この2頭も、良い準備が出来ていると感じました。
どうも小倉の新馬・未勝利を勝ち上がった馬の、追い切りの動きがイマイチですね…。
というか、7月半ばから8月までの小倉は猛暑日続きで、そこで一発勝負をして接戦だった馬なり、あるいは勝つのだけでもやっとこさだった馬が、レース後の反動が長引いて回復し切れていないということじゃないでしょうか?

ジャカランダシティ、セプタリアンは1カ月以上の準備期間を取れていて、仕上げ直しができる強みが大きいんじゃないでしょうか。
ジャカランダシティの父はヨハネスブルグ。ちょっと前のホウライアキコと同じ父で、昨年勝ったアサクサゲンキは同系統のストームバード系。
非常にスピード面でまともで2歳戦に前向きさがある早熟血統です。この枠でアブドゥラ騎手。

小倉勝ち馬同士であれば、フェニックス賞組が有利だと感じます。しかも、そこの2着馬3着馬も、今回のメンバーに入れるとなかなか高レベル。
アーデントリーは過去データ的には不利なフェニックス賞3着馬ですけど、能力に比べて評価が落ちすぎでは…?と思いました。
チュウワフライヤーも、能力としてはこれぐらいの評価でいいはずなのに、負けていることをマイナスと捉えられすぎているのか激甘オッズですね。

新潟11R
新潟記念
◎10.グリュイエール
○8.ストーンウェア
☆4.ショウナンバッハ
☆12.スズカディープ
☆9.レアリスタ

土曜日の新潟外回りのレースを見ていると、ちょっとまともに全馬が能力発揮できるような状況じゃないな、と思いました。直線で横並びにはなりますが、フラット、という表現はしにくいですよね。
直線の通し方も難しそうですし、下手な場所を通ったり、仕掛けのタイミングミスで人気馬がバンバン飛んでいます。
出遅れて後手に回った馬が、直線一気に挽回しようとしてもノメってしまうようですし、かと言って直線の序盤で先に抜け出しても、ピークが長続きせず出し抜くのも難しい。相当難しい馬場であるように感じます。
「能力があるから」という根拠の馬は、あんまり評価しにくい場面だと思いました。

ブラストワンピースは、前脚をモロに叩きつけるフットワークで、それこそ2400mを走って欲しい(神戸新聞杯)というタイプ。
本質的に新潟の外回りコースとはあまり向いていないと思いますし、ここでかなり人気を集める理由は「それでも地力が高いでしょ?」ということなので。
いや、馬力や基礎性能を頼りに競馬しようとすると、出鼻をくじかれる馬場状態ですから。
それとセダブリランテスも、この斤量だと真っ当な強い馬としての競馬をしなければなりません。
相手を目標に据えて、ちょこっといい場面で交わすという機動力を使えませんし、仕掛けが大味にならざるを得ないと。そういう仕掛けが落とし穴にハマる馬場だと思うので。石川裕紀人騎手だと経験不足で難しいかな…と。
こういう馬の代わりに、性能が低い・安定感がないからと一気に評価が落ちた追い込み馬に注目したい所です。

まずは完全復調なったと言えそうなグリュイエール。
エプソムCは決して有利な状況ではなかったと思いますが、渋った馬場を大外回りで克服し、最後まで我慢強さを見せました。2000mはベスト距離だと思うので、やや重程度ならばこの馬から。
そして人気を下から数えた方が早いグループ、ショウナンバッハとレアリスタなど。
なかなか状況がハマらない履歴が続いていますが、今回は背負う人気馬がかなり不利で、馬群もずっと凝縮したまま。あまりに追走性能や機動力が低くてどうにもならん…という近況ですけれども、こういう馬場状態ならだいぶ力差が接近します。
今年は紛れが起きても全くおかしくない状況なので、先を見越しての甘い仕上げの馬は咎めたい所。






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