ｽﾀｯﾌｺﾗﾑ

★本日のメイン

中京11R
名鉄杯
◎7．クラシックメタル
○16．ラインルーフ
▲9．ドラゴンバローズ
△10．コパノチャーリー

単純に先行馬が少ないですね。
中京ダート1800mはコースレイアウトの関係でとにかく先行有利の条件、オープンや重賞でも例外にはなりません。
最初のコーナーへの入りが1年通して一番か二番目に厳しいラップを踏んで、やっと差し追い込み馬に出番が回るか、というところ。
ヴォーグトルネードのようにダート追い込み馬なのに上がり3F34秒台なんて記録が出る驚異的な馬でないと、単体で信頼なんてできません。
ジュンヴァルカンのそれは、真っ当な骨太ダート馬の末脚のように見えますし、地力で展開を仕切るようなタイプにも思えないです。
1コーナー通過順4番手以内にいた馬はみんな候補と考えた方が良さそうですね。

まともに良いんじゃないかと思っているのがクラシックメタル。
厩舎としてはもう少し上の仕上げがあると見込んでいるようですが、実は前回のパフォーマンスで今回の出走メンバーの中では最上位。まともにオープン格上という馬がいませんからね。
前走の前半通過ラップよりも楽なペースなんじゃないかと思っているので。
ラインルーフも芝に替わればもちろん評価すべき。森一馬騎手なので勝つほどあるのか、とは思うものの…。
そして中京コース大得意のドラゴンバローズは、休んで持ち直している可能性に期待。
コパノチャーリーも本来短距離馬ではありません。準オープンを勝ったのは1900mでした。ワンターンの競馬よりも距離を延ばした方がいいはず。

福島11R
バーデンバーデンC
◎1．ゴールドクイーン
○3．アイライン
▲9．タマモブリリアン
△4．フミノムーン

確かに馬場は仮柵がBコースに移動してから、かなり外有利になっていますが、どうも今回のメンバーは組み合わせがおかしいですよね。
かなり軽量になるような実績の馬しかおらず、しかも4歳以上古馬は大半が差し追い込み馬。軽くて当然の3歳馬が前を固めそうです。
その3歳馬同士の比較でも、クリスマスローズS勝ちのタイセイプライドと、橘S勝ちのマドモアゼルより、葵S勝ちのゴールドクイーンの方が内容は上でしょう。
これでほぼ同じ斤量ですから、ゴールドクイーンは余程楽に行けるのではないかと思えました。
この馬はダートでデビューしたにもかかわらず、芝のオープンクラスでも大崩れしたことがありません。逃げないとダメなタイプっぽいのですが、それでも最内枠を引けたのなら不安はかなり減ります。
少頭数の51kgで前半3F34秒半ばなどで行けたらもう勝ちではないでしょうか？

かなりデキのいいアイラインを相手筆頭に置いていますが、この馬とてフミノムーンとて、過去1年間遡って安定して走ったことなどないタイプ。
人気を集めるようなら評価を下げてもよいかと。

函館11R
函館記念
◎6．エアアンセム
○7．トリコロールブルー
▲9．カレンラストショー
△11．マイネルハニー
△4．クラウンディバイダ

函館はどうやら雨が降るほどではなさそうですね、土曜日の函館は徹底して前だったようで、例年と同様仮柵移動の効果が顕著に出ています。
その上で、展開想定では逃げ馬候補の3頭と、半数以上が追い込みに近い差し馬という組み合わせ。
前に行く3頭は適性や体調の問題でベストとは言い切れずピークでもないですし、おそらくどれか勝負にならない馬もいそうなので、そこまでビッシリ競ってまで位置取りを確保するとは思っていません。
同型がいるぞというプレッシャーを受ける程、そこまで厳しくならないのではないか、と考えています。
前が競らずに、今回の騎手メンバーなら捲りも打てないでしょうから、展開も落ち着くでしょう。
なので前の3頭の真後ろ、ぽっかり空く2列目に潜り込んで、良い位置を追走しているのにちゃんと脚を溜められる馬が展開のツボであり、今回の激走候補ではないかと思っています。

そのポジションにあっさり収まれそうなのがエアアンセム。
前走のエプソムCは枠順も悪く当日はラチ沿いがかなり死んでいた状況なので、多少後手に回るのは仕方なし。
屈けん炎で長く休んでいた馬ですが、馬体は全く枯れていません。むしろこの1カ月間、ずっと好調なのではないかと思います。
3走前のスピカSのように、速い流れを自ら追いかけて、自力で前を潰す形が理想のはずです。
トリコロールブルーも、そこまで悪い材料はないと思います。1番人気がとにかく走りにくい条件、というだけでしょう。
小回りも上がり掛かる競馬も洋芝も2000mも問題ないのに、何がどうやってコケるのか…とは思いますが。

前に行く3頭は、みなそれぞれに評価できる部分がある扱いにくい馬。
一緒に残ることはないものの、行ききれば断然展開有利。運よく生き残れた馬さえいればいいという買い方も可能。
後ろからの馬はとにかく軽視しています。

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