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★本日のメイン

函館11R
函館スプリントS
◎8.ワンスインナムーン
○9.ヒルノデイバロー
▲6.ティーハーフ
△15.ライトフェアリー
△3.ラインスピリット

土曜函館メインレースのHTB杯が、1分7秒5の好時計で決着し、ハイペースなのに1列目の馬がそのまま残りました。
その土曜日の断然前有利の芝を経験した騎手がここにもほとんど登場。騎手の意識には明らかに断然前有利馬場が刻み込まれたことでしょう。
おまけに高松宮記念でしのぎを削ったセイウンコウセイとダイアナヘイローが、何とラチ沿いの最内同枠。
少し外には同レベルでテン争いできる馬も控えていますし、ココも超ハイペースになるのはまず間違いないと見ます。
昨年のように、1分6秒台決着が見えてくるシチュエーションだと捉えたいです。昨年と比べて相当肌寒いことだけが違いますね。

しかし今年は、残念なことに斤量有利な3歳馬の出走なし。大半が1分7秒台について行くことすら怪しい高齢馬。
パドックの記録を見ても、前走良い馬体で出走できた馬がほぼいません。ジューヌエコールも昨年激走の反動から復活してくる気配を感じませんし…。
おそらくは、展開や高速馬場適性消耗戦適性もそれなりに重要ではあるものの、不調だったところから放牧を挟んでどれだけ変わってきたか、立ち直ってくるか、の仕上げ勝負になるでしょう。

追いきりの動きで目を惹いたのがワンスインナムーン、
函館滞在後の調整過程が良くて評価したいのがヒルノデイバロー、ティーハーフ。
ワンスインナムーンは1200mよりも1400mの成績の方がいいタイプですが、スピード持久力には定評があり、下級条件で1分7秒6の記録がある馬。
セイウンコウセイもダイアナヘイローも、G1で自ら逃げて残したことはないのに、この馬はスプリンターズSで先手を奪って3着に残したことがあります。ポテンシャルは内枠の2頭以上、と考えています。
半弟のディバインコードが土曜メインで好走したのも、ほぼ共通の馬場適性があると考えられますし。
ティーハーフは8歳高齢馬ですが、冬場が全くダメで夏に調子を上げるタイプ、それでいてこのレースの過去の勝ち馬で、当時以来の前走1着臨戦。
前がガリガリにやりあって馬群が4コーナーひとかたまりになるなら、当時と同じ展開が再現されます。結構仕上がりも良く、鞍上も最近好調。
ヒルノデイバローは、唯一函館Wでまともに時計を出した馬。函館に1カ月近く滞在して最終追い切りの時計が上々なのは準備万端の証拠。
洋芝は元々好走例が多く、流れに乗れれば…という馬なのですが、今回はティーハーフのような後方待機でもチャンスが生まれるかもという展開。
この3頭を上位候補としたいです。

ナックビーナスは、高松宮記念の僅差3着は偉いのですが、そもそも今年の高松宮記念は例年よりもレベルが低かったと思います。
賞金上位馬が不振で、単純に前走好走して臨んだ馬が少なく、大半が不調馬。勢いがあるというだけでも強みがありました。
その高松宮記念とは周りが左・右と逆で、時計の掛かる馬場→スピード決着と、全く適性が変わります。
昨年高松宮記念を勝ったセイウンコウセイですら昨年の臨戦でダメでしたし、前走の好走を単純にうのみにできない部分は大きいです。
おまけにこの馬、連対の履歴を見れば時計に限界があるのは明らかで、1分8秒フラット辺りが走破力の限界点じゃないでしょうか。
おそらく1分7秒台前半か、展開次第では1分6秒台にも達する今回の馬場では、不要扱いしてもいいほどでは。そう考えると、高松宮記念はちょうどいいゾーンでの時計決着でした。

阪神11R
米子S
◎2.タイセイサミット

世間が注目していない隙にしれっと、ひっそりと阪神の芝は超高速馬場に変貌していて、前残り決着が頻発していましたね。
下級条件でマイル1分32秒台の記録が出るほどですから、まともなオープンなら1分31秒台必至ですよ。
しかし今年の米子Sは、大スランプ真っただ中の馬ばかりが集まってしまったようで、まるで良い気配の馬がいません。しかも、相当時計の掛かるズブズブ重馬場が得意というタイプばかり。
逃げを打つ競馬でも大丈夫なスピード寄りのタイプで、マイル1分32秒台好走履歴がある馬…。
タイセイサミットしかいませんね。

東京11R
ユニコーンS
◎5.グレートタイム
○7.グリム
▲14.ルヴァンスレーヴ
注8.ハーベストムーン
☆13.リョーノテソーロ

人気通りで。
人気上位に支持されている馬はちゃんと馬体上位です。
超大穴が発生しにくく、良い騎手が集まると同時に3歳ダート路線の頂点に近い良い馬も集まりがちなので、ついぞ馬連大荒れが出たことがないレース。
今年もそういうイメージでまとまりそうだと感じた一番の要因は、既にオープンに出走してオープンでも能力を引き上げた馬と、つい最近500万下を勝ってきた抽選対象馬とで、能力の格差と馬体の格差をはっきり感じるからです。
前走500万勝ちした馬を、青竜Sや鳳雛Sに放り入れて、通用する馬かどうか簡単に検証してみてどうなるかと考えれば。
今年も1〜3番人気のどれかから軸扱い、1〜5番人気で3着以内独占となるんじゃないでしょうか?

上位人気の中で期待が大きいのはグレートタイム。
やっぱり馬体がいいです。7頭立てで負けたりヒヤシンスSで反応が遅れたりと、馬体が甘かった時期はポカもありましたが、母がミラクルレジェンドという血統で、非凡な馬体センスがあります。
グリムやルヴァンスレーヴに足元の問題がないというのもいいこと。今年の勢いの藤原英昭厩舎が、重賞でルメール騎手を乗せてきて、馬体がまだまだ甘かったなんてことはありえないはず。
前回はムーア騎手が唐突に取り消して、急きょの岡田祥騎手出走だったと考えれば良くやった方。
グリムは負かした相手を考えれば評価するのは当然。野中厩舎は勢いのある馬を扱っている時は信用してもOK。

ルヴァンスレーヴは川崎2歳優駿を制した後にソエが出て、その影響もあってか伏竜Sで反応の悪さを見せました。
伏竜Sからというのも、ユニコーンSではあまり良いローテーションではないですし、勢いの切れた2歳チャンピオンというのも心配。
しかし仮に3強の一角が崩れたとしても、ここまで生涯ほぼ大崩れがなく、レースを使うごとにグングン指数を伸ばしてきた3勝馬のハーベストムーンだったり、勢いで芝まで勝ったリョーノテソーロだったりと、このレベルですらハードルは高いです。
人気薄の馬は、よっぽど指数を引き上げてこないと苦しいと考えます。





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