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★本日のメイン

阪神11R
グリーンS
◎6.レジェンドセラー
〇1.アドマイヤエイカン
△9.ペンタトニック
△4.サイモンラムセス
△10.マコトガラハッド

素直に降級4歳馬のレジェンドセラーから。
だいぶハンデの軽い馬ばかり集まっているように見えますが、もう上がり目の薄い7歳以上高齢馬が半分も出ているようです。
通用ボーダーがだいぶ下がっているのであれば、重賞で戦ってきた唯一の降級馬レジェンドセラーの格が上でしょう。
今年の4歳馬はトップクラスが牡馬相手にアッサリ通用していますし、なかなかに層の分厚い世代。
土曜日からしてもう降級馬が各レースで通用しまくり、というシーンから始まると思います。

東京11R
安田記念
◎15.サングレーザー
○5.ペルシアンナイト
▲11.リアルスティール
△10.モズアスコット
△8.キャンベルジュニア
△4.アエロリット

例年、あまり通用していない4歳馬が出走馬のおよそ半分を占め、上位人気を独占する状況になっていますが、今年の4歳世代はもともとだいぶ強力でした。
そもそもマイルCS自体が3歳馬不利、4〜5歳圧倒的有利という性質のレースなのに、ペルシアンナイトが優勝し、連勝の勢いがあったサングレーザーが3着に入線。レーヌミノルも4着。
そこからマイル前後のレースで現4歳馬がどんどん古馬を圧倒しつつあった流れを汲んだ上での、今年の安田記念です。
マイルCSでは物足りなさがありつつもG1で通用、その後も上のクラスで全く大崩れしていないペルシアンナイトとサングレーザーは、一定以上の評価で扱うべきだと思います。

そして安田記念は、スピード決着となりやすい馬場状態が続き、みなコースをタイトに回るので直線で衝突が起きやすいレース。
おまけに牡馬58kg牝馬56kgで走るので、華奢な馬でワンミスあるともう立て直しづらいところがあり、巨漢馬がパワーと惰性で押し通す側面も強い条件です。
しかし、今回の2回東京芝は、ずっと時計の水準が高くメンバーが拮抗していたこともあるのか、他のG1でもいつもの安田記念で見られるような性質がありましたね。
直線で何かしら衝突があり、人気馬が直線途中までマークされがちで本来の脚を使えず、逆に外枠からマークに動いた馬や、追い込みに徹していた馬が勝ち負けに絡む傾向が出ています。
オークスのようにやや緩い流れだった時でも、ラッキーライラックは執拗なマンマークで潰されていましたし、ミスパンテールやダノンプレミアムも進路が良くなくて力を出せずじまい。
そして渋滞する内を尻目に、馬群の外を回った上がり最速馬や、ディープインパクト産駒が勝ち負けし続けていると。
今開催の東京芝は、そういう競馬が繰り返されがちなのではないか、ということですね。背景には馬場状態が良すぎてみなコースを広く使わないこと、そのうえでマンマークが間に合うので、内枠の人気馬が自由にできないということ。
スワーヴリチャードはそもそも出遅れ癖があり、ざっと過去4走を見てものびのび走って総合的な走破力を比べて強いタイプ。有馬記念の直線衝突から4着でも見せたように、手前替えが下手な馬なので一度小突かれると持ち直しが効きません。そういうタイプがこの1番枠というのは、かなり不利ではないかと思います。もちろん外枠を引いていたらお手上げでした。

狙いは、これだけディープインパクト産駒が走っている状況でこそ、外枠を引いて伸び伸び走れるであろうサングレーザー。
これまでマイラーズCと安田記念が直結しにくいのは、あまりにも時計の質が違う競馬だからこそでしたし、頭数差と走破時計の差が顕著だったから。
しかし今年のマイラーズCは、1分31秒台前半での決着で、これは今回の安田記念の予想決着タイム水準でしょう。おまけにモズアスコットが強気に引っ張ったため、ラップ内容も優秀。
能力的に一つ下手を打っても大崩れしないのがサングレーザーですし、おまけに今回は条件有利と思える場面です。ディープインパクト産駒ですが、十分今回の安田記念を勝てる根拠があると思います。
ペルシアンナイトは単純にマイル性能で評価、能力も文句なし。追い切りも抜群でした。
そして、外目の枠を引いてマークが下がっているリアルスティールも、この状況でディープインパクト産駒らしさを見せてほしい一頭。
そもそもがサトノアラジンと一緒に出走すれば、それと前後する程度の走りはできる馬。マイル理想ではないものの、速い馬場は歓迎、タフネスでは十分他を上回ります。
馬群の中にいるスワーヴリチャードを、さらにみんなが潰しに掛かる展開があるからこそ、外枠のノーマークの馬には注意という考えが基本です。









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