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【中山7R】
◎8.マテラヴィクトリー

 前走内容が悪くなかったし、脚抜き良い馬場でも走れてはいる。去年の9月の履歴だが、Hペースだったのにわざわざ4角で動いた結果、4角で動かなかった馬に差されての2着というのがある。当時は手前も替えていなかった。あまり時計が速過ぎるとどうかとは思うし、関西馬が連闘後の中1週で輸送続きになるのも気にはなるが、誰が乗ろうが詰めの甘さは変わらないアルーフクライが人気しているくらいなら他馬でいくらでも妙味を狙っていい場面だと思う。


【中山11R】皐月賞
◎15.ステルヴィオ
○2.ワグネリアン
▲9.オウケンムーン
注10.ジェネラーレウーノ
△7.エポカドーロ
△3.ジャンダルム

 ダノンプレミアムの回避で一気に混戦ムード。今年の傾向としても、各馬それぞれ持ち味が違う、非常にバラエティに富んだラインナップとなっていて、正直、状況一つで結果などいくらでも変わると思わせるメンバー。そんな中で中心視するならダノンプレミアム以外には負けていない2頭、ワグネリアンとステルヴィオになる。ただ、2頭とも課題は抱えており、明日の馬場状況なども考慮すると素直に信頼できるのかどうかは何とも言えない。

 ワグネリアンは決め手が目立つ履歴ではるが、弥生賞では加速の遅さは目に付いた。これが休み明けによる影響なのかは分からないが、Hペースの東スポ杯を勝っているように、ペースが流れても問題はない。一方課題となるのは、少頭数しか経験していない点。いずれのレースでも、ほとんど馬群を捌く必要がない隊列となっており、フルゲート割れとはいえ16頭、多頭数の小回り中山で立ち回れる馬なのかどうか。そういう意味では、この馬にとって内枠はあまり良い材料だとは思わない。

 ステルヴィオは中山もペースも馬場も問題はない。課題は距離だけ。長く見ても2000mが距離適性の上限だと思っている。ロードカナロア産駒全体に言えることだが、体型的に2000m以上でこそ、なんて馬は見たことが無い。以前にも書いたが、体型的にマイルで追走後手になるような馬にはとても見えず、序盤が遅いのは気性的な問題ではないかと勘繰っている。ただそれも前走で中団差しができたように、改善の兆しはあるし、1コーナーまでが前走より長くなる分、欲しい位置は取れるはず。コスモス賞でも早め進出ができているように、機動力ではワグネリアンよりも上。中山ということもあり、今回はステルヴィオを上にする。

 休み明けがこれだけ走っている時代において、在厩調整で間隔が開いているのはどうなのかと思う節はあるが、オウケンムーンもこの条件において不備のない履歴を示している一頭。共同通信杯から直行馬の連勝は右回りが下手なスワーヴリチャードのせいで途切れてしまったが、中山でも勝っているオウケンにその心配はない。そして、ローテーションに絡めた話なら、ほぼ実績のなかったシンザン記念→桜花賞という例が今年生まれたように、これまでほとんど縁のない京成杯から直行となるジェネラーレウーノにも注意したい。コース適性は抜群だし、スタミナもこのメンバーでは上位に置ける。京成杯の走破タイムはホープフルSより速く、スピードの裏付けも悪くない。キレる脚がないだけで、戦える武器は持っている。その使い方を間違えなければ。





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