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★本日のメイン

福島11R
米沢特別
◎4.ローレルリーベ
△5.コティニャック
△13.レッドウィズダム
△15.カネノイロ

もうだいぶ1000万下クラスも落ち着いてきました。あと2か月足らずで3歳馬が合流してきます。
昨年6月から数えると、もう1年も4分の3が過ぎて、この1000万クラスのレベルも底が見えてきましたね。
今回のメンバーは、そもそも同クラス頭打ちというだけではなく、500万下を勝ち上がることすら苦労していた馬ばかり。たまたま勝てた時に指数こそ出ていますが、安定感は皆無でしょう。
底を見せまくった馬同士の争いですから、こういう場面で底をまだ見せていない&性能伸びしろがあり得る馬を探せれば、相当に有利なのは間違いありません。

注目はローレルリーベ。
ここまで消化したのはたった6戦のみ、ずんぐりした体つきのまま使われていて、若さを感じる馬体の4歳馬です。
前走の初茜賞(1000万下)は確かに大きく敗れましたが、その後すぐに放牧に入れて立て直しをしています。そして中山開催をパスし、大崩れのない福島開催に向けて調整されてきました。
初茜賞自体、勝馬がのちの重賞1番人気となるハイランドピーク。2着以下の馬も、のちの同クラス好走馬を多数輩出している高レベル戦。
それと今回のメンバーとを比較すると、だいぶ相手弱化となります。相当くみしやすいのは間違いありません。
その初茜賞で3着だったコティニャックは、現段階での強さはそれなりですけども、今回のローレルリーベは斤量も54kgと有利であり、かつこの段階でまだ能力を伸ばす可能性があるということで評価します。

中山11R
春雷S
◎2.アレスバローズ
○4.ペイシャフェリシタ
▲6.マイネルバールマン
注9.ディバインコード

IDM上位馬を素直に信じてみますか。
昨年は1着2着に入線した馬が、次走オープンで勝ち負けを演じてくれましたが、春雷Sは例年それほど高いレベルの馬は集まりにくい番組。このレースの先に繋がる要素が少なく、実際、「春雷Sの次走好走馬」がほぼ目立ちません。
あくまで当日の馬場にピッタリ合うタイプがどれか、を選ぶレースという印象です。

この冬シーズンに性能を伸ばしていて、今回も評価したいのが、アレスバローズとペイシャフェリシタ。
アレスバローズは3走前も前走も、結構致命的な不利を受けているのですが、中山でピタリとはまる一瞬の脚を繰り出せる強みがあります。
マイネルバールマンは、2歳時にオープンを勝った舞台に久々に戻ります。
ここ最近、ピントの合う条件を探して右往左往していましたが、芝の消耗戦ラップが一番良いのではないでしょうか。血統からもダートがより良い、とはならない馬でしょう。
ディバインコードは掛かる癖がこの距離で解決されるなら。本来は積極的に距離を縮めたいとはなりにくいタイプ。

阪神11R
桜花賞
◎1.ラッキーライラック
◎15.プリモシーン
▲5.レッドサクヤ
▲7.トーセンブレス
△17.マウレア
△4.アンコールプリュ

ラッキーライラックは、ローテーションや調整過程含め、馬単体を評価する限りは全くもって文句なし。
能力は1番手で当然ですし、王道のチューリップ賞を古馬含め今年最速タイム(3月3日当時)で圧勝したローテーション。そしてこの中間の映像を見ても、全く綻びはないと思います。
競馬として戦う上で、馬群の内で揉まれて上手くいかない可能性は十分考えられますが、馬の能力・資質を見誤っていたり、調整過程の怪しさから端を発する大敗をする可能性はないと思います。
WIN5でこの馬を無理やり外す根拠は、実際乏しいですよね。

そしてラッキーライラック以外から勝ち馬を探すとするのなら、それこそこの桜花賞で実績豊富なディープインパクト産駒しかいないと考えます。
この桜花賞は圧倒的にディープインパクト産駒が有利なレース。
同産駒以外の馬は、前走重賞に出走+3着以内が必須。ちなみにいうと、超高レベル戦経験馬である必要もあります。
しかしディープインパクト産駒であればその限りではありません。前走4〜7着から桜花賞で巻き返した履歴があるのはディープインパクト産駒のみ、そして前走の走破内容で指数が足りていないところから桜花賞で巻き返すのも、ディープインパクト産駒のみです。
桜花賞の過去データは、ざっくり調べると結構前走データにブレがあるのですが、そのデータ的な紛れを生んでいるのは、実はほぼディープインパクト産駒のせい。
桜花賞においては、別の血統のA〜S級馬が、ディープインパクト産駒のB級馬とほぼ互角というところ。
桜花賞の時に全精力を使い果たして激走し、その後尻すぼみで終わった同産駒はごまんといるものの、桜花賞で激走した非サンデー・非ディープ系の馬は、むしろその後の活躍が約束される…。
それぐらいの適性差がある条件なのです。

昨年この桜花賞に登場していたディープ産駒は、さすがに履歴が悪すぎて通用しませんでしたが、今年のディープ産駒は合計6頭いて、全て前走オープン〜重賞で1着2着した馬ばかりですね。
指数でも既に足りている馬いるようですし、どれもここで能力を大きくはね上げてくる可能性を感じさせます。
特に注目しているのは、今年のディープ産駒唯一の重賞勝ち馬プリモシーン。
例年、ディープ産駒不利と言われているフェアリーSで、482kgの恵まれた体格で登場し、テトラドラクマ以下を相手にしなかった馬。
アッサリ重賞勝ちを達成した辺り、少なくともB+水準は超えていますね。ディープインパクト産駒のA級馬水準と評してもいいのではないかと。
馬体を見た感じでは、430kg台に減ったマウレアより上だと思っています。
おそらくは母系の影響もあるんでしょうけれど、パワーとバネセンスを確かに併せ持ち、フットワークの正確さを表現できている馬で、直線が伸びる阪神外回りもどんとこいと言える馬。
桜花賞に出走したディープインパクト産駒は、大きければ大きいほど良いというデータもあります。
ラッキーライラックが仮にコケた時の逆転候補、あるいは対抗扱いできる候補として評価したい1頭。

その他、阪神JFで4着し、前走フラワーCでも物凄い脚を使ったトーセンブレスもいいですし、大事に使われてエルフィンSを勝ってきたレッドサクヤも、体格が良くて十分にセンスを感じる体つきです。
フィリーズレビューで2着したアンコールプリュも、馬体はかなり良く見せる方でした。
この辺りは、重賞に出続ければ複数回連対できるであろう馬体の資質がありますし、単純に厩舎のレベルが高く、G1好走実績も豊富という保証もります。
ラッキーライラックを信じるにしても、相手はディープインパクト産駒。
ラッキーライラックを最後ゴール前で交わすかも?という候補も同産駒だろう、という予想をしてみます。

飛節の折りがかなり深く、結構アンバランスな脚長のリリーノーブルが、桜花賞という瞬発力特化の舞台で能力を跳ね上げて来るとはちょっと考えていません。
そして母フサイチパンドラの血を継いで、少し骨組みガッチリに出た方のアーモンドアイは、大幅に時計が速くなる舞台で、急に対応できるような万能の資質があるとも思っていません。シンザン記念で負かした相手が、全く出世していないというのもどうかと思いますし…。







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