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★本日のメイン

阪神11R
コーラルS
◎12.モーニン
◎3.ドリームキラリ
▲15.コウエイエンブレム
注6.テーオーヘリオス
△9.サクセスエナジー

コウエイエンブレムはハイラップに巻き込まれると厳しいタイプですが、先行力の安定感は確かなので、凡走して評価が駄々落ちしている時はむしろ買い。
…だと思うんですが、オープンばかり出走していて重賞に目線を上げず、しかも勝ち運がないタイプではあります。
57.5kgはいささか評価高めではないかと感じますね。他の馬が能力を隠しているわりに斤量が軽いと感じるので。

適当な番組がなくてしばらく芝を使っていたモーニンが、やっとこの斤量なら…ということでダートに戻ってきました。それが相手がだいぶ弱いオープン。
ここならむしろスピードで断然上ということもあるのではないか?と感じます。
昨年冬から結構馬体が増えているんですが、別に太目ではなく案外張りもあるように感じます。この体つきでいいはず。
だいぶ砂被るのを嫌がる気性になっているようなので、最初の芝で出脚負けするかどうかですね。
そして案外逃げ先行馬の数が少ないメンバーだけに、内枠を引いたドリームキラリも注目しています。
前走馬体重が30kg増でしたが、特別そこまで太いとは思いませんでした。それで実際レースでも力は見せています。
スタミナは間違いないはずですし、競り合いになってかなり強いタイプなので、案外マークが薄いようならば要注意。松山弘平騎手が後ろの方ばかり注目しているようなら、チャンスも大きいと思います。

真っ当な先行馬が隊列的に楽だと思うので、隊列予想が結果に即つながるのではないかと思います。

中山11R
ダービー卿CT
◎9.ヒーズインラブ
○6.テオドール
▲3.キャンベルジュニア
▲2.レッドアンシェル

過去5年間のダービー卿の決着時計を見比べると、1分32秒台で決まる高速決着になっていますね。当日雨が降っていた2年も1分34秒台と、重馬場にしてはまあまあ速め。
2回中山開催のAコースから、この週になってBコースに替わるタイミングでの重賞なんですが、2回中山開催で芝のダメージが竹しているはずじゃないの?という場面で急に速くなる、毎年確実に時計の水準が上がるのは当然からくりがあります。
2月でまだ雪の心配が必要な時期をやっと過ぎて桜開花の時期とかち合うタイミングですから、気温が上昇して芝が濃くなっていく時期だからこそ、芝を使い込むごとのダメージよりも芝が生え変わる量の方が多い時期なんでしょう。
また仮柵が移動するタイミングがかなり絶妙だからこそ、時計水準の落差が大きいんでしょうね。

そして今回のメンバーで問題なのは、1回京都&1回中山が芝最悪な状態からスタートしたことで、時計が異様に掛かる馬場状態のレースをずっと続けてきていたということです。
京都金杯が1分34秒台半ば、ニューイヤーCも同水準。東京新聞杯も1分34秒1でしたし、今年は遅かった方ですね。例年、ダービー卿CTの前哨戦扱いになる東風Sなどは、メンバーが怪しかったとはいえ1分35秒3。何が起こったんだといぶかしむレベルです。
例年の水準1分32秒台が果たして今回出現するかどうかはまだ未確定ですが、馬場写真を見ていると十分ありそう。ちょうど良い具合にAコース内側の芝が剥げた部分が隠れそうで、芝が密に生えつつ踏みこなれた部分が内になるので、結構時計が速くなるのではと見ています。

この1分34秒〜35秒台から急に2秒3秒と速くなる決着に、みんな十分に対応できるものなのか?ということです。
毎年の決着でも、前走同距離マイルからやってくる馬は、1分34秒台走破で来ている馬ですら基本的に苦戦していて、「前走好タイムレース経験」というものがかなり効きます。
春先はただでさえちょっとしたことで体調を崩す、体調が変わる時期ですから、前走速い時計に走りを慣らしているというのはだいぶ有利になるのでは、と考えます。

そういう部分で今回は、ヒーズインラブがかなり有利なのではないかと思っています。
冬場に調子を上げつつ、1分36秒台のレースで負けていて、徐々に時計の速い展開で着順を上げつつ、前走1分33秒6で勝ち上がりました。
相手こそ平凡でしたが、最近の開催の中ではかなり時計の速い阪神芝の2週目。この1分33秒6は、今年のすべてのマイル戦で当時2位の記録でした(マイル今季最速はその前の日のチューリップ賞)。
それだけ今年の短距離路線〜マイル路線は、まともに良い記録が全くない年だったんですよね。
今走に向けて、一番価値のある走りをした、いい前哨戦として機能するのではないかと考えています。
藤岡康太騎手はこの馬ととにかく相性が悪く、ハービンジャー産駒を上手く乗りこなせない上に中山も苦手な騎手ではありますが、馬自身はマイル戦1分32秒5の記録がありますし、十分速い記録に対応できる高性能な馬ですから、何とかしてほしいんですが…。

またテオドールも、1800〜2000mだとどうやっても行きたがる気性を矯正できないようで、集中力の維持が難しいタイプ。
速い時計で勝った記録はあるものの、ちょっと中距離だと頭打ちの様子が見えますし、マイル戦は下級条件のものだけとはいえ3戦全連対。ここで変わってくる可能性があるんじゃないかと。
キャンベルジュニアはここ3戦大敗で人気を落としそうですが、どれも情状酌量の余地がある負けでしたし、前走は直線で詰まってあまり追ってません。レコード決着の阪神カップでしたが、もう少し競馬の形にはなったはず。
かなり中山コース得意な馬で、鉄砲も走るタイプですし、追い切りは抜群に走っているので、変わり身は十分あっていいと思います。
レッドアンシェルは輸送を無事クリアすれば対抗級で評価したい1頭。

その他の馬は、持ち時計不足かつ、近況の体つきも良くないので、全部ぶった切りで行けるのではないかと思っています。
マルターズアポジーが所属する堀井厩舎は、今シーズン連対なしで成績が最下位。本当にちゃんと仕上がっているのか怪しいと思っています。










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