ｽﾀｯﾌｺﾗﾑ

★本日のメイン

中京11R
小牧特別
▲4.ミュートロギア

マイペースで行けそうなミュートロギアに大チャンス。
この馬は500万下で見せたパフォーマンスが非常に良くて、昇級してもすぐ通用していい指数は出しています。ただ、夏場に大敗したのは蹄に不安が出て鉄橋鉄を履いていた時期でしょう。
そこから休んで持ち直し、今回はジリ馬ばかりの少頭数。大外差しが決まる偏った馬場でもありませんし、マークも薄め。
トレジャートローヴは前脚にJ鉄履いて急にスランプになって転厩。この馬はまだゴタゴタが続きそうですし、見送り。

阪神11R
阪神大賞典
◎10.アルバート
▲1.トミケンスラーヴァ
△8.クリンチャー

今年のようにちゃんとした中距離G1級のいない阪神大賞典は、どうなるんでしょうか？
天皇賞春ですら、中距離やグランプリG1馬がなんとか地力とスピードの差でこなしている現状で、それだってゴールドシップのように何度も失敗します。
底力で強引にねじ伏せられる馬がいないようなら、ステイヤーのためのレースになるのではないかと見ています。
こういうメンバーに変わるようになったのは、大阪杯のG1昇格とドバイ遠征があるためでしょう。池江泰寿厩舎が3000m超級が苦手というのもありますが、サトノダイヤモンドが本調子でない場合にメンバー手薄の阪神大賞典か同格馬が出てくる金鯱賞かを選ぶと、金鯱賞となってしまうのが陣営にとって自然な判断なのです。
単純に、スピード優位G1格の馬がごっそりいなくなってしまうわけですから、過去5年の結果からゴールドシップとシュヴァルグランとサトノダイヤモンドがいない結果だとみなすと。そうすれば、とてつもない大荒れも本来考えられる条件だと気づけます。

ステイヤーのためのレースならば、まずアルバートから入る手でしょう。
この水準の距離なら、ペースがゆるんでも速くても足をきちんと使える馬で、重賞を後方から上がり33秒台の脚で差し切った履歴もあります。仕上がりも一応問題はありません。この上半期シーズンに全く良い目標のなかった馬でしたが、にわかにチャンスが生まれました。外人騎手でだけしか動かないのでは？という結果が1番怖いところですが。
そして、トミケンスラーヴァはステイヤー条件なら結構いいところがあるのでは。今回はちゃんとした斤量ですけれども、腰がいいので長い距離でも足がしびれません。1枠からほぼノーマークで逃げか番手ですし、当面の相手は大スランプ中のロートル2頭なら抵抗も容易いかと。
クリンチャーは外人騎手でない限り、乗り替わってどうこう変わる馬ではないと思います。筋肉量豊富でかなりの骨太、ダート馬なのでは？と思うほどの鈍足馬で、上がり適性が全くないので…。レインボーラインよりも距離は我慢できますが。
サトノクロニクルも脚さばきが硬くて、距離延長で良さが出るとはあまり思えません。

中山11R
スプリングS
◎5.エポカドーロ
○2.ルーカス
▲4.レノヴァール
△11.ゴーフォザサミット
△1.バールドバイ
△8.ステルヴィオ

さすがにファルコンSのダノンの反応の悪さを見ると、ロードカナロア産駒の不安を感じずにはいられませんね。
あれだけ優秀な勝ち上がり率を示しても、その半数どころか大半が2勝目に苦労しており、オープンや重賞で前走通りのパフォーマンスができないという馬が多すぎます。これこそハービンジャー初年度のように、新馬だけ優秀でそのあとが全く続かない、牧場仕上げ中毒にでも罹ったかのような現象です。絶賛売り出し中の新種牡馬は、仕上げのピークを前倒しにしてしまうため、どうも3歳になると信用ならなくなるパターンなのでしょうか。オルフェーヴル産駒として初重賞勝ちの期待を背負ったロックディスタウンもそうなのかも…。
ステルヴィオの不安はそこです。デビューが安田記念週の2歳6月東京開催で既にかなり良く見せる体つきになっていて、早くに弱いメンバー相手に2連勝。そして重賞になるとなぜか追走がズブくなり、指数は出していい抵抗もしたのですが、レースを勝つための動きはできずじまいでした。
早いタイミングで結構仕上げてしまったために、3歳になっての伸びしろが他の産駒と同様、あまりないのではないかと感じます。

なので、2歳時に全く本気の仕上げではなかった馬が、やっと良くなってここで逆転するという図が狙い。
オルフェーヴル産駒ですけれど、早い時期に無理していなかった巨漢先行馬のエポカドーロ、そして札幌デビューでしたがほとんど仕上げずに2歳戦を使っていたルーカスの2頭に期待したいです。
どちらも前走パフォーマンスのままでは通用しません。あくまで「素材がいいので伸びしろが大きいはず」という期待なのですが、それが実る可能性を感じる調教の動きでした。
こればっかりはアナログ的な視点なので説明が難しいのですが、トモにあまり実が入ってない状態で股関節が柔軟に動いていたのはいいと感じます。
その他、このスプリングSにて有利なローテーションで来ている大型馬を中心にチョイス。

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