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★本日のメイン

小倉11R
皿倉山特別
◎1.マコトガラハッド
▲9.アドマイヤメテオ

皿倉山特別は、ずっと1回小倉の芝2600m1000万下条件特別で変わっていません。
昔から同じ小倉開催の前半にある500万下条件2600mを勝ってやってくる馬が、この皿倉山特別に格上挑戦してきて激走するというパターンが脈々と続いていたのですが、ここ3年ほどはその出走数がめっきり減りました。
日程を1回小倉の4週目に置いていたものを3週目に移動したので、芝2600m500万勝ち→皿倉山特別と挑戦できるローテーションが、事実上1回小倉開幕週の2600mを勝った馬でしか不可能になったからです。
冬場+僻地の小倉+芝2600m、これだけメインストリームから外れた条件に好き好んで出走する馬がそもそも少ないだけでなく、そこに中1週で挑むとなれば、結構な勝算がないと前向きになれないはず。
特にマコトガラハッドは、雪の影響で火曜に順延となった2月13日開催でしたから、中1週ではなく「中10日」。馬体が痩せこける心配の方がありそうなものです。
しかし内情を覗いてみると、どうやら短い間隔で詰めて使うのはむしろプラスかも知れない、という話も。

この馬はそもそも500万を既に勝っていた降級馬なのに、前走はブービー人気でした。
重賞を勝った姉がいてこの評価なので、近走本当に見所のなさすぎるレース振りだっただけではなく、「太目残りに思われやすい近況」もあり、しかも「良化が分かりにくく太目に見せやすい体型」であったことも窺えます。
実際に前走の映像を見ると、腹袋がコロンというかボコッと出ていて、いかにもブライアンズタイムの血筋だなという体つきでした。
しかしこの馬は、おそらくこれで動くタイプなのでしょうし、あるいはもっと絞り込んでもイケるという状態なんだと思います。
前走はいろいろ噛み合っての激走だったことは確かでしょうけど、適性面でプラスの部分が多かったのは間違いないはず。ダメージを気にせずともよいのであれば、陣営も強気に中10日で再輸送をするのもわかります。
これは意欲的な格上挑戦だと見て、評価したいです。

アドマイヤメテオは、関西の厩舎なのに小倉に滞在しているようですね。
北海道に出張していた期間も、函館で滞在して450kg台キープしていた時の方が良い調子だったようですし、輸送しない方がいいタイプなんでしょう。
あ、そういえば全弟のブライトバローズはこのレースで2年続けて連対していますね。この馬にも小倉2600mの適性があると見込んでの出走なのかも。

阪神11R
仁川S
◎1.ナムラアラシ
○9.アドマイヤロケット
▲6.モンドインテロ
△7.マイネルオフィール

京都の1900mや東京の2100mなど、直近の開催の長距離ダートに出走していた馬が一堂に会しやすいタイミング。
なのでどの馬も履歴の中に長距離ダート出走歴、長距離ダートオープンでの好走歴がある馬ばかりなので、大抵の人気馬は距離が確実に持ちます。
そして最近出走している馬同士なら能力を見比べられるのか、このレースは当日1番人気が非常に安定しています。
特に近走不振馬ばかりが枠を埋める傾向があるので、前走オープン4着以内好走した1番人気馬は、まずコケるわけがないと思った方がいいでしょう。1番人気がコケるのは重賞やらに出走していて5着以下だった馬が、指数絡みで人気していた時だけ。

なので、前走アルデバランSでかなり良い仕上がりを見せていたナムラアラシは、十分もう一丁行ける態勢を整えたうえでの出走だと思います。目野厩舎ラストですね。
1番人気でしょうけども軸安定で扱い、相手が引っ掛かれば…という予想。相手以降は巻き返しパターンに期待。

アドマイヤロケットは仕上がりは良かったと思うんですが、前走はレース内容が意味不明。いや、逃げればオープンでもかなり強い方の馬だと思うんですけど…。
モンドインテロは、そもそもダートでデビューした馬で、2戦目でキッチリ勝ち上がりました。最初にダートを試したのは弟のセダブリランテスも同様ですし、兄弟はみんなダートで1勝以上している馬ばかり。
久々のダートになりますが、今回が初ダートという馬に比べれば遥かにマシです。ここで未知の素質が花開く可能性はあると思います。

中山11R
アクアマリンS
◎1.エンゲルヘン
△5.シーズララバイ
△8.ワンアフター
△9.アッラサルーテ
△14.ロードセレリティ

4番ドラゴンストリートが取り消していますが、いくら使っても上がり目が見えない高齢7歳なんて、どこかしらいろいろとヤバいもんでしょう。
冬の12〜1月の中山やローカル開催を多岐にわたり何度も使われて、着順が上昇する気配が全くない馬ばかり、というのがこのアクアマリンS。
今年は6歳以上馬が7頭やらですか?近走2桁着順が混じっていて、これぐらい加齢している馬だと、成績や能力伸びしろどころか、馬体面の見所も全くありません。
相対的に、近走成績の内容を世間に認められている1番人気馬が、このレースでかなり強いのも道理と言えますし、このレースで穴をあけるのが、まだ馬体に痛みが少なく肌艶も良い4〜5歳ばかりなのも当然。
これら若い馬が皆無で、近走着順の酷い馬ばかりの組み合わせだった年に限ると、とんでもない配当が飛び出るレースなのですが、もし存在するなら近走着順が高止まりしている若駒・4歳馬から入るべきレースです。
とにかく、この冬場でもまだ上昇できる馬を見つけるべき。

アッラサルーテとロードセレリティは、下げる理由はあまりありません。近走並みに走れば、を期待されるのも当然。
しかし、中心に据えたいのは、最内枠を引いた先行馬のエンゲルヘン。前走時も期待したのですが、やっぱり強かったですね。
ここまでたった7戦しかしていないのに、準オープンにもう上がってきた高い資質がありますし、生涯で連を外したのが三津谷騎手騎乗時と不良馬場だった時の2回だけ。
これはもう端的に言って、すぐにオープンに上がるべき「強い馬」と言えるでしょう。
ひょっとしたらこの後、何かウルトラCを発揮して高松宮記念に出走している可能性すらあります。

どういう馬体の状態で出てくるのかはまだ未知数ですが、穴はシーズララバイとワンアフター。
シーズララバイは、主戦にしている柴田善臣騎手が1400mでも折り合わせられないので距離を縮めるとのこと。消耗戦ラップ向きなのは確かで、常に足の使い所が難しいタイプ。ファルブラヴ産駒ですし、芝の1200mなら何とか噛み合って新味を見せるウ可能性はあります。
ワンアフターは持ち時計通り性能は確かです。夏場に絶好調だった馬なので、今回輸送してはたしてどうなのか?は心配ですが、スピードは一定以上のものがあると思います。








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