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京都11R
きさらぎ賞
◎3．サトノフェイバー
◎10．カツジ
△9．ダノンマジェスティ
△4．ラセット
例年、2勝馬が圧倒的優勢のレースですが、今年は2勝馬が皆無。例年よりも通用ボーダーが下がっている年と考えていいでしょう。
本当は人気コケしてばかりの1戦1勝馬が怪しいという話から入りたいのですが、今年は例年パターンとは違うということで止めておきます。
前走パドックと追い切りをフラットに見て考えたのですが…。
サトノフェイバーはなかなか良い馬じゃないでしょうか？
重賞にやってくるサトノの馬は、最近本当に見映えが良い馬ばかりですね。何か一芸に秀でて見映えがしない曲者、というタイプは全然見かけません。いかにも体高があり、パワー優位の本格派という馬が多く、このサトノフェイバーにもその気配を感じます。
年明け1月デビューの520kgで戦法が逃げ。パドックは結構腰つきもしっかりしているようでした。パンとしてからデビューさせた経緯でしょう。
サトノの馬で一つ勝った後条件戦に出てくる馬は基本下げで良くて、格上挑戦上等でオープン〜重賞にすぐ出てくる馬はむしろ通用する、という法則が成り立ちそうです。
カツジはIDM通りの評価でいいはず。好位で折り合えて脚を溜められる強みもあるでしょう。
ダノンマジェスティは緩いという話ですし、実際その通りのパドック＆レース振りで、追い切りもまだシャキシャキ動けていません。陣営はそれでも足りると考えて出走させているので、評判通りの大物ならというところ。けど何かを保証できるタイプとはちょっと思えませんが。
東京11R
東京新聞杯
◎1．アドマイヤリード
○8．リスグラシュー
▲15．ダイワキャグニー
△16．グレーターロンドン
△3．サトノアレス
△14．ストーミーシー
前日売りでは1番人気がしょっちゅう入れ替わり、単勝1番人気の配当5倍台の大混戦となっているようです。
普通の予想なら土曜日の馬場を読んで傾向を探ってこれ…といろいろ考えるのですが、東京コースの実質指数で明らかに抜けているアドマイヤリードが、どうも不当に評価が低いようです。これは飛びつきたい所。
ルメール＆デムーロで競馬が回っていると言われて久しいのですが、それが藤岡康太騎手に乗り替わるとここまで「勝てない」と思われてしまうのは悲しい所ですね。
今回は先を見越しての叩きというわけではありません。ルメール騎手が1週前追いきりにまたがっていましたし、騎乗停止がなければおそらくルメール騎手が乗る場面だったはず。藤岡康太騎手での追いきりでも十分すぎるほど動いていました。
アドマイヤリード自身は東京マイルが得意で、荒れた馬場＆渋った馬場は歓迎したいタイプ。420kg台の馬体でピッチ走法、最短距離を通れる内枠は、本来大外枠よりもいい方。一番の好材料は、過去1年内にG1制覇したにもかかわらず、なぜか1勝馬リスグラシューよりも軽い54kgで出られること。賞金別定のからくりですね。
ルメール騎手がここまで勝ち星に恵まれるのは、技術のみが優位にあるためではなく、「他馬よりも性能の高い馬に乗り続けていられるから」でもあるはずです。
ルメール騎手だとそれを結果として残せる率が高いのは確かですけど、日本人騎手でも強い馬＋良い条件をもらえれば、勝ち負けは可能なはず。
ここ数週間、直近に外人騎手が騎乗していた馬が続けて重賞制覇を果たしていますよね。ルメール騎手が重賞で騎乗する馬＝他馬よりも性能が一枚違う馬とは言えるので、藤岡康太騎手には、今回の不当な世間の評価に反発して欲しい所です。
ダイワキャグニーは左回り＋距離短縮ともに条件好転だとは思いますが、決して力が抜けているわけではありません。まだオープン2勝馬です。
土曜日のメインレースを見ても、先行馬のみが圧倒的有利の馬場とも言えません。
重賞勝ち馬＆G1好走馬目白押しのこのメンバーで、注目を浴びる先導役になると、若干馬力で劣るこの馬がどこまで粘れるのか…。
ワンチャンスある差し馬もかなり多いので、相手選びも難しいです。休み明けの馬が、どれほどの仕上がりで出てくるか。
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