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★本日のメイン

中山11R
フェアリーS
◎1.サヤカチャン
○5.ライレローズ
▲16.テトラドラクマ
△14.プリモシーン
△13.レッドローズ

今年は2勝馬が不在、新馬勝ち直後の馬もあまり評価は高くありません。
そして前走マイル戦を使った馬が16頭中13頭。その半分は前走2桁位置通過の差し馬で、折り合いは全く問題ないタイプ。
昔はもっと短距離スピード馬の比率が高く、先行争いが激しくなりがち→距離短縮の追い込み馬がハマりやすい、という構図がありましたが、今年はその前提が覆されています。
折り合いがまともで、そこそこの強いメンバー相手に先行して踏ん張った馬の有利が結構大きいはずです。
ですから、ここもスローから平均遅めと見込んでサヤカチャンを評価。「今回のレース設定に適合していて条件が有利」というのならこの馬でしょう。

展開予想通り、テン指数でも有利にある馬が最内枠。阪神JFは序盤のテン争いもやや劣勢でしたが、このメンバーなら逃げられるはず。
そして、序盤から掛かって競り掛ける不安のある短距離馬がいませんし、厳しいラップを踏んで押し通そうとする先行馬が他にいませんから、アルテミスSの再現は十分可能でしょう。
馬体はだいぶ寂しく、決して現場で見て評価が高まるタイプではないものの、3歳戦序盤で強いリーチザクラウン産駒の持ち味がこういう場面で出るはず。

その他にテトラドラクマやレッドベルローズは、当日見比べてから評価したい所。
テトラドラクマは良い馬だと思いますし、前走の記録が単純に良いのでその通り走れば…と期待したいのですが、一応未勝利脱出まで3戦を要した馬。確信できるような力差があるわけではありません。
逆に先行タイプで期待したいのがライレローズ。前肢の繋が長い、全体も特殊な姿勢をしているタイプですが、手先の反発力が高くなかなかスピードがあります。これも中山金杯を勝ったディープブリランテ産駒ですね。

京都11R
万葉S
◎7.リッジマン
△2.プロレタリアト
△5.タマモベストプレイ
△9.ラブラドライト

昨年の連対2頭が今年も無事参戦してきていて、それなりに注目を集めるようですが、いやちょっと一歩引いて考えましょうと。そもそも根本的に出走メンバーの高齢化が激しすぎですね。
2200〜3000m級の距離でも決め手で見劣りし、完全に頭打ちになっている馬同士が集まる条件なので、正直「京都3000m向きの適性」とかを問う以前なんですよね。
手先の質も飛節の伸びやかさも皆無で、全くバネのセンスがない馬ばかりが集まっています。実際のところ、馬としての上がり目もありません。
徐々に気性が落ち着いてきて距離をこなせるようになってきた、とかそういう問題以前の能力しかないから、この番組に都落ちしてきているという認識が必要です。
タマモベストプレイやラブラドライトのボーダーなんて本当に低いんですよ。それを越す馬が出走してきてくれないだけであって。

なので、単勝候補としてあり得そうな馬、まだ底を見せていない馬を見つける視点で探すなら、リッジマンに注目したい所。
前走は馬体もちょっと増えていましたし、8枠が圧倒的不利と言われている有馬記念と同条件、中山2500mの大外枠でした。
序盤から比較的出しに一手の中団外でしたが、やはり道中外に振られるロスが響き、しっかり脚を溜められずじまい。
しかし札幌で示した通りスタミナやロングスパート力はある馬ですし、屈伸運動が全くできそうにない他の高齢馬に比べれば、まだ関節の柔軟性はあります。
メンバー中一番若い5歳馬の格上挑戦、という目線も今回は生きるのでは。







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