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★本日のメイン

中山11R
有馬記念
◎14.スワーヴリチャード
○2.キタサンブラック
△1.ヤマカツエース
△6.サトノクロニクル
△11.ルージュバック

キタサンブラックの枠有利も隊列有利も、十分すぎるほど理解できるのですが、それでもスワーヴリチャードの魅力の方が大きいと感じました。
この有馬記念に向けてじっくり調整し、全く疲労のない状態で臨むことができる強み。秋口は菊花賞に間に合わず、明らかに順調さを欠いたものでしたが、ローテーションを組み直し完璧な修正を図りました。
その前哨戦として、2500mの好時計を既に経験していることで、中山の高速芝への対処も何ら不安がないこと。そして、デムーロ騎手と二人三脚で右回り克服に取り組む時間を確保できたこと。これが本当に大きいと思いますね。
それにスワーヴリチャードの人気が暴騰することは、最初は嫌だと思いましたが、過去20年ほど遡って見るとそういう毛嫌いは良くないと気付きます。
過去の履歴の上でも、出走全体の3歳馬の中で最上位人気だったり、有馬記念で古馬トップクラスと実質初対戦なのに、1〜2番人気に押し上げられる3歳馬の安定感は図抜けているんです。
古馬の一線級と戦っていないのに、既に古馬に足りる指数が出ているからこそ、まだどれぐらいかわからない3歳馬でも世間が「これは良い馬だ」と飛びつくということです。むしろ3歳馬は、本当に過剰なほど評価されてこそ、むしろ安心できる存在。指数の性能が段違いに上がったここ10年はなおさらですね。
サトノクロニクルなどとの実績&能力格差や、勢いの差、準備不足の鞍上の差を考えると頼りなさが違いすぎます。

シュヴァルグランにJCで敗れているのが現実なのに、前日1倍台となっているキタサンブラックは、さすがにちょっと不安を感じますが、好位を固める馬のIDMが異様なほど低いこと、そもそも横並びで攻めてくる馬がいないこと、カレンミロティックがかなりキツイ枠を引かされたこと。
これらを考えると、JCの再現のような単騎楽逃げは容易に見込めます。サトノクロニクルが昨年のサトノノブレスのようなつっつきを…いや、戸崎騎手はしないと思いますよ。そうなれば展開の前提も大いに崩れます。あとは、キタサンブラックがどういうペースで逃げるのかということぐらいです。

土曜日の中山の芝を見ていると、時計は速いです。雨は日曜日の夜中からとのこと。ちょっともう、サトノクラウンには本当に厳しい馬場になりそうですね…。
そして時計の速い2500mであれば、枠の内の有利は大きいと見るべき。
この秋に少し短い距離の2000〜2200mで好時計勝ちを収めている、サトノクロニクルやルージュバックは、時計勝負の対応力の高さで紛れることができてもいいはず。
冬場に出来がグンと良くなっているヤマカツエースも注目。ここ2走はあまりにも合わない条件だったので…。

阪神12R
ギャラクシーS
◎15.サウススターマン
○12.レッドゲルニカ
▲2.コウエイエンブレム
注6.ラインシュナイダー
△14.アキトクレッセント
△1.ウインムート

交流重賞勝ちを成し遂げているラインシュナイダーを基準にして考えても、この馬よりも指数で上の馬が複数頭登場しているのですから、現段階でまだ出世しきっていない古馬ダート短距離オープンのいい所を一斉に集めた、非常に高レベルの番組だと思いました。
ドライヴナイトですら現時点で物足りませんし、コウエイエンブレムの近走パフォーマンスを不満に感じる程です。
単勝としては割れるオッズだと思うのですが、それぞれのレベルが高く粒ぞろい。おそらくは、6番人気以内で馬連が決着する結果になるはずです。

狙いは脚元改善なったサウススターマン。
3走前に左前脚の骨瘤を焼いて処置していたそうで、その場面では走れたのですが、次走まんまと反動が出て大敗。
しかるのち休養を経て、脚元がようやく改善となり、前走の霜月Sで改めて能力を証明したということです。単純にダート1400mでは本当に強く、速い持ち時計もあると。
大歓迎の外枠を引けたことを有利と見て、3走前の分だけ走れれば楽勝と判断し、ここで中心視。
そして他で注目はレッドゲルニカ。
この馬は本当に雨を呼びますね。もはや神通力でも備わっているのではないかと感じる程。脚抜き良いダートは大歓迎。持ち時計も優秀なものがありますし、前回の勝ち方は圧巻でした。
コウエイエンブレムは、ダートオープンで内枠を引いたトップハンデの差し馬、というのが不安。能力通り走ればなんてことはないんですが、ここ数戦妙に取りこぼしがあるのも…。
ラインシュナイダーは実力に比べていつも人気がないのですが、まともに強い馬のはず。展開予想では常に上位にいるイメージです。






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