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中山10R
中山大障害
◎7.オジュウチョウサン
○6.アップトゥデイト
☆9.ミヤジタイガ
☆13.マイネルフィエスタ

中山グランドジャンプは、直前に阪神スプリングJS(3900m)という長距離障害レースがあって、最有力前哨戦として新しい有力馬が排出されるのですが、中山大障害はあんまり新興勢力が出にくい方です。リピート好走も多いですね。
8年ほど昔は11月に京都ハイジャンプ(3930m)といういい前哨戦があったのですが、これが5月に移動してしまったんですね。
なので、3000m前後の距離しか叩きのレースがなく、障害馬の体型としては物足りないタイプばかりが出走しがち。3000mをこなすだけなら、トモが薄く腰の弱い馬でも、内枠とスピードで何とかなるわけですから。
相対的にこの中山大障害は、「過去に大障害&大生垣を経験していた馬」が良く頑張ります。確かに、新興勢力とおぼしき馬がまだ勝負にならんわけですから。馬体の形も障害馬として甘いですし。
大障害コースを何度も何度も負けてきて、やっと4000m級のレースをちょっとわかってきたかな、というサンレイデュークが、4000m6走目にして今更走る…なんてことが起こり得るわけです。長距離戦OKの馬が供給されないので。
なので、オジュウチョウサンやアップトゥデイトのアドバンテージは、まだまだあると思います。しばらくはこの2頭を評価し続けるほかないでしょう。

サンレイデュークは東京ハイジャンプでだいぶ馬体が減って張りも一息、おそらく今シーズンは不調かなと感じる所があって評価下げ。ルペールノエルは距離自体経験ありますが、アップトゥデイトよりアドバンテージがないのに休み明け。
それならば、ということで期待したいのがマイネルフィエスタとミヤジタイガ。
ミヤジタイガは馬体を評価したい部分もありますが、今回の出走メンバーの中で唯一、イルミネーションJSで好走していること。前哨戦で一番距離の長いレースを使ってきた強みがあるのではないかと。
岩元厩舎ももう調教師定年による解散待ったなしですし、ここ一番の仕上げではないかと。
そして昨年、中山GJを一応経験しているマイネルフィエスタ。繋靭帯炎で休養が長引きましたが、使われつつ上向いて来て、前走が初めての重賞勝ち。
数年かけてやっと障害馬としてポジティブになれる馬体になってきた、ということならばチャンスもあるのではないかと。
この2頭に穴馬としてのチャンスがあるのではないかと思います。

★本日のメイン

中山11R
グレイトフルS
◎1.パフォーマプロミス
△8.カラビナ
△2.ペンタトニック
△12.ポポカテペトル

2500mのハンデ戦ですから、展開が二転三転する競馬をイメージしがちなのですが、メンバーを見ると逃げ先行馬が全くいませんね。
ダート馬2頭が逃げと2番手を確保して進むのではないかと思われるぐらい、先導タイプがいません。これならある程度高い位置を取って、好位で立ち回れる馬の有利が大きいでしょう。
57kg以上の斤量を背負う馬がいないということは、外を捲って一気に押し通し圧勝できるような実力のある馬がいないということ。軽ハンデの馬で2500mを捲るなんてほんと出来ませんからね。
パフォーマプロミスの馬体をかなり良い方だと認識しているからこそですが、ここは隊列のアドバンテージも大きいだろうと考えての推奨。
そして、冷静に考えれば有馬記念と同じ条件。7枠より外がどれだけ不利なのかは、思い返せばみな実感できるはず。
何とか工夫して好位を抑えられる馬は、必ずチェックしておきましょう。

阪神11R
阪神カップ
◎2.イスラボニータ
○5.レーヌミノル
▲10.サングレーザー
△7.モズアスコット
△18.シャイニングレイ
△1.ムーンクレスト

今年の阪神は、ホントに馬場がいいですよね。気温が下がり芝が育ちにくい冬ですから、例年は雨の開催などもあってかなりボロボロになるはずの最終週。
しかし、比較的速い時計も出ていますし、朝日杯FSは内枠の先行押し切り圧勝という結果になったほどで、内を通る不利が全く感じられません。
おまけに今年のメンバーは、マイルCSが物足りなかったというわけでもなし。上位好走馬の能力はまあまあ信用置けます。
その中で、引退レースのイスラボニータは好走する条件がかなり揃っているのではないかと。

マイルCSは、5歳以上古馬の衰えもあり、同時に3歳馬強しを証明した結果でしたが、イスラボニータはその流れの中で結構大きな不利がありました。
しっかり走り切らなかったことで疲労が溜まらなかったのか、今回のイスラボニータの追い切りは非常に良い動きに見えました。
そもそも昨年走っていることでリピーターとしても期待できますし、馬場も例年より荒れていないので内枠もむしろプラスに転じるはず。
栗田博憲厩舎は再来年の3月までに解散します。そこの大黒柱として働いた馬の引退レースですよ。ガチンコの仕上げに決まっていると思いますね。

IDMの開きがあるように、3歳のG1好走馬をまず重視。
モズアスコットは勝ちっぷりは凄いのですが、フランケル産駒がどうなのかと。かなり揉まれ弱いっぽい傾向もありますし…。
スローで落ち着いて馬群の外を捌く競馬しかしていないのは気がかりですね。






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