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★本日のメイン

阪神11R
神戸新聞杯
◎4.ベストアプローチ
○5.キセキ
▲8.レイデオロ
△14.アドマイヤウイナー
△2.サトノアーサー

時計や記録などから見た、単純な底力評価からすると、青葉賞>ダービーだったのは誰も文句がないのでは?
ダービーのレイデオロ優勝は、他の騎手の虚を突いたルメール騎手の見事な導き方が大きかったのは間違いないですし、レイデオロ自身上がり最速ではありません。
ひと工夫を凝らし他馬の凡走も手伝っての結果だと思います。
今回、レイデオロのみの動きだけで終わる凡戦ではなく、多数入り乱れてそれなりに高いレベルの2400m戦となるのなら、2400m2分24秒台という高い走破力を示したベストアプローチに期待したいです。
追い切りもかなり動いていましたし、成長の跡が明らかなのでは、と感じました。
そもそも、弥生賞〜青葉賞〜ダービーの路線は、全てサンデー系統やディープインパクト産駒(キングカメハメハ産駒も)が得意とする舞台。それをこの馬は、全くサンデー系の血が入っていないハコ型体型なのに、それら瞬発力特化タイプと結構互角に戦っていた馬です。
青葉賞のように、底力が問われて瞬発力が若干削がれるようなレース質になれば、持ち味が爆発するタイプだと思っていいでしょう。
下級条件馬が優先出走権を求めて、かなり強気で乗ってくるトライアルレースですし、マイスタイル横山典弘騎手が先導すると言っても、レイデオロにいいようにやらせる展開とはならないはずです。

中山11R
オールカマー
◎15.カフジプリンス
○10.マイネルミラノ
△6.ルージュバック

1倍台の馬が登場する年もあるオールカマーですが、土曜日の時点ではだいぶ割れたオッズになっています。中心馬が不在の年であることは明らか。
やっぱりどの馬を見てもどこか、物足りない要素や致命的な弱点があるものと感じているのでしょう。

アルバートは2500mでもフワーッと後方へ下げてしまう鈍いタイプで、距離不足に思えます。
ルージュバックはしばらく重賞での好走歴がなく、1800mは走るとは言え2200mは距離長くないか不安も。
ステファノスはこれまで延々続けてきた鉄砲×ローテーション。
タンタアレグリアはせっかく2200m勝ちを成し遂げたのに、その後天皇陵春路線へは向かうことができず、また骨瘤か何かで長期休養明け。
モンドインテロは重賞以上となると全く脚を使えなくなるタイプ。
改めて見直しても、レースそのものの運び方にも問題が出そうです。

そしてもう一つ、ステファノスやタンタアレグリア、ルージュバックはお互いをマークし合う立ち位置となりそうなこと。
先導して確かなペースで運ぶ騎手がいませんし、スローはかなり濃厚。どの先行馬も軽視されているはずで、誰かが外から余裕で前に追い縋れないと先頭はだいぶ楽でしょう。
タンタアレグリアやルージュバックが、無傷のまま高いレベルで動ける仕上がりとは思えません。

となれば、逃げに近い先行馬には、展開に恵まれるチャンスが大きくなるのでは。注目しているのはカフジプリンスとマイネルミラノ。
カフジプリンスは、ここまでオープンクラスでいい結果がありませんが、重賞で何度も人気を集めたりと、評判自体はずっと高い馬でした。
そしてそもそも、未勝利時代から2200m以上の距離ばかりで好成績を挙げていて、2000mは短いはず。今回は条件好転とも言える馬です。
中谷騎手が騎乗停止で替わってしまうのは不運ですが、前走の成功体験をなぞろうとする競馬になるはずです。しばらくストレートが長い中山2200mなら出足の挽回も効くでしょう。
マイネルミラノは、ここ4走背負う斤量が厳しすぎ。今回は久々の56kgです。札幌記念は外枠を引いて、流れに乗りそびれたものでもあり、外差しが有利な馬場でもありました。
グランアルマダが遅すぎるようなら、自分で展開をリードしてもいい場面。大敗続きなのを考えると、結構甘い展開にさせてもらえるのでは。







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