ｽﾀｯﾌｺﾗﾑ

★本日のメイン

阪神11R
ローズS
◎10．レーヌミノル
○6．リスグラシュー
▲5．ミリッサ
△2．モズカッチャン
△8．ブラックスビーチ

ファンディーナがフラワーCでG1を獲れる水準の指数を出していながら、それに勝るとも劣らない内容を示しているのがこの春の3歳牝馬路線。
牡馬は1000万下で壁に当たってばかりなのに、牝馬は1000万程度ならアッサリ通過していますね。ここにもミリッサ、メイショウオワラの2頭がいます。
古馬相手に1000万を勝てるなら、紫苑Sのように世代限定戦の重賞だと余裕で勝負になるのに、それよりさらに上が相当数いるわけですよ。今年は強力な馬が一体どれだけ横並びで揃っているのかと。
なので、夏の上がり馬に魅力的な馬が結構いるのですが、3歳春に活躍した馬をそれなりに認めるべきでしょう。

体調不良や心神耗弱、あるいは故障などにより、桜花賞とオークスを満足に戦えなかった馬は、どうしても一歩劣るところ。
健康な状態で両G1に出走し、特に脚元の問題もなく走り抜いて、反動もなくローズSに登場できるならば本当に偉いことです。
タフな競馬を経験できた蓄積や、単純なスタミナの証明にもなりますし、高レベル重賞級の追走に慣れているのも大きい。
そしてオークスで上がりをキチンとまとめられるようなら、末脚勝負での適性や性能の証明になるでしょう。
スピードが勝ったタイプで、結局春のレースをあっさり休んでしまったファンディーナはそこが不満。
足を溜めずにどんどん前に出てしまう気性かも知れませんし、レースの後に反動が出やすいのなら今回かなり甘い仕上げの可能性もあると。

しかし、ローズSが比較的後ろの組有利の条件とはわかっていても、レーヌミノルのセンスの高さには期待したい所。本当に能力の高い馬ですからね。
リスグラシューは、コーナーや直線で不利がないのなら勝負圏内には必ず届くはずです。この中間の馬体写真もオークスよりだいぶスカッと見せていました。体重が増えたうえでこの形なら、さらに評価を高くします。
ミリッサは同じ母シンハリーズのリラヴァティやシンハライトがこのレースで激走しているように、レース適性があるタイプだと思います。その上で、高い水準の指数を記録できているのなら。
ブラックスビーチは、オークスは単純に日程が詰まりすぎの不利、2度輸送の不利もありました。本当はもっと強い馬だと思いますし、直前の追い切りも良かったので。
モズカッチャンは、春シーズンは良い結果を生みましたが、夏を越してグッと成長して来るのか？が疑問な血統なのが気になります。性能は文句なしのものを示しているのですが。

中山11R
ラジオ日本賞
◎8．コスモカナディアン
○3．ディアデルレイ
▲4．タムロミラクル
△16．スズカリバー
△2．メイショウウタゲ

台風の進路が北に逸れて千葉県は弱めの雨程度で済む、という話もあるようですね。
そこまで不良馬場に特化した予想はしなくても良いかも？
1分50秒程度の決着にはなると思いますが、レコード更新レベルの考えはしなくても良さそう。なので真っ当な力勝負基準の予想をします。
マーチSで大敗したりと運のなさはありますけど、中山向きの適性はある馬だと思っています。脚抜き良い馬場も問題なし。
柴田善臣騎手や木幡巧也騎手がずっと変なリズムで乗っていましたが、ディアデルレイもオープンを勝つ力はあるはず。
今回は先導役もいて隊列も有利、一瞬の脚を上手く活かせる枠でもあります。この2頭は高く評価したいですね。
タムロミラクルも、中山向きの柔軟な身のこなしをしている馬。後ろ過ぎなければ…。

センチュリオンはBSN賞でだいぶ体つきが悪くなっていたと思います。
前脚が曲がっていてスピード競馬苦手・スタミナ戦向きのタイプで、雨で高速化するのは困りますし、意外と条件は向いていないかと思います。強気に仕掛けるとは思いますが…。
サンライズソアは、低レベル世代。ユニコーンSの上位馬がその後全く活躍していませんし、レパードSでも一息でした。大井JDDは地方馬にやられる始末、走破時計も歴代と比べて大したことがありません。
この馬自身、裂蹄テープを巻いていて本領発揮できるような状態でもないでしょうし…。

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