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★本日のメイン

札幌11R
札幌日刊スポーツ杯
◎9.ロードアルバータ
○13.マイネルヴンシュ
▲7.リッジマン
△10.ウインヴォラーレ

今年の札幌開催の芝2000m以上になると、なぜか大型馬が全く走れなくなる現象が起こっているようですね。
芝2000m、2600mの500kg以上の馬は人気でも連対なし。対照的に、穴での好走が440kg以下の馬に寄っている傾向があるようです。
短足や非力の馬でも好走できるというより、骨量があると不利でパワーが空回りし、脚長の強みが全く活きない状況ではないかと思います。
そうなると、ステイゴールド産駒やディープインパクト産駒が優勢になってくるのも、理由としては納得。
この点を一つキーとして考えてみたい所。

札幌日刊スポーツ杯は、以前は1200mのレースでしたが、2年前から2600mに変更されて今年は3年目。
そもそもが特殊距離ということもありますし、ハンデ戦として設定していることもあって、基本的には500万条件とのクラスの壁がありません。前走1着馬が2年続けて連勝しています。
人気の根拠が騎手、というムードになっていますが、札幌開催のうちに勝っていて馬場適性のある前走1着馬を条件有利と見た方がいいでしょう。
馬体重軽めの馬から考える+ディープインパクト産駒かステイゴールド産駒、ということで、ロードアルバータとマイネルヴンシュの2頭が有利と考えます。
ロードアルバータは以前から注目を集めていた素質馬ですが、プリンシパルSから体が増えたように、滞在調整でフックラする形がいいのだと思います。
マイネルヴンシュは前走20kg増での勝利。これも、未勝利時代は結構ひ弱さがありましたから、単純に成長と捉えていいのでしょう。
前回8頭立てなのに壁に詰まっていたリッジマンは、一応の評価を。最低馬体重有利とは思いますが、最近は減りすぎで怖いです。どうでしょう。
ウインヴォラーレは57kgのことを思うと、ルメール騎手でもあんまり安定感あるとは言いにくい…。

アドマイヤウイナーは青葉賞で見ていますが、案の定ワークフォース産駒の範疇で理解できる馬です。
スタミナ証明しているとは言え、ズブかった分あのペース激変時に動けなかったからラストの3着追い比べで勝ったような部分がありますし、大寒桜賞→青葉賞は単純に黄金ローテ。
札幌でも走る根拠があんまり見当たりませんし、骨量のある大型馬でちょっと今の札幌とは違うな、と感じます。
こういうタイプは上手く乗ってどうのこうのではなく、いくら引き出そうと思ってもトップスピードが低いのでどうしようもない可能性すらあります。

小倉11R
TVQ杯
◎3.メイショウグジョウ
○6.ビスカリア
△15.スターリーウインド
△12.ウラガーノ
△8.ヴェゼール

これまでの小倉ダート1700mは、本当に圧倒的と言えるほど先行有利の状況が続いていて、序盤2桁通過順の追い込み位置から連対したのはビスカリアの前走2着、これだけ。
なので、本来なら先行馬が少ない組み合わせですし、真っ当な先行馬を選べばいいのかなと思いますが…。
その筆頭候補のタガノグルナとタガノヴェローナが、どうにも信用置けません。正直2頭とも体型は小倉に向いていないタイプでしょう。
背が低くてトモがあまりに小さい3歳牝馬ですし、今のところ週中の雨で重発表ですが、土曜日はおそらく猛暑で一気に回復するはず。馬力的にどうか?と思います。
タガノグルナは正直ポテンシャルあまり高くないなと思ったので、明日は条件が全て向く…というように考えられません。
何か罠があるんでしょう。ダート中距離の1000万下なのに牝馬が多すぎですし。

世間がタガノの2頭が逃げ番手を固めて仕切ってしまうと考えるなら、それはまとめて流れを壊しに行きやすい的になりがちでしょう。
何か無茶をする馬が現れて、真っ当な差し馬が間に合う展開が出現するのでは?
ここまでずっと短距離を使っていましたが、メイショウグジョウはもっと距離が延びていいタイプだと思うので、絶妙な条件になっていますがここで狙ってみます。
450kg台ですがそれほど小ぶりとは思えないずん胴体型で、スタミナは持つはず。
正直、中距離で反応できるのなら、「展開が向けば」という場面でのみ走る馬ではないと感じています。

新潟11R
日本海S
◎4.グランシルク
△1.ゼウスバローズ
△2.ペンタトニック

少頭数ですし、3分の1は不要という低レベルメンバー。
指数で考えればゼウスバローズが確かに一歩抜けているのですが、この馬は2走前が完璧にハマってギリギリ勝てたわけで、1000万下クラスでもずば抜けていい上がり脚を使い続けてたわけではありません。
前走のマレーシアCも、上がり2位の馬に1馬身少し速く上がれたという程度で、展開的には前にいた馬を交わせていません。
かと言って、やや高めの位置取りを取りに行こうとすると末脚がなまくらになってしまうタイプだったはず。序盤前に行くと全く味がなくなるので、最後尾で末脚勝負ばかりしている馬です。
少頭数とは言え、こういう馬が断然の1番人気になるのは競馬としてあまりいただけません。
ゼウスバローズが人気になるからこそ有利になる馬が必ずいるはずです。

それが今回、おそらく単独での楽逃げになるであろうグランシルクでしょう。
決して安定して好走するタイプではありませんが、新潟の軽い芝で内目もまだ有利な馬場で、相当楽に行けるのは大きいです。ちょっと出遅れてもこのコースなら挽回が効きますし。
現状能力が足りていなくても相対的な展開有利が今回発生すると考えます。

グランドサッシュは前回最後尾追走、追い込みで結果を残しました。
岩田騎手だと戸崎騎手マンマークでしょう。前が有利と思っているのであんまり戦略として感心しません。
それに放牧帰りの時しか走らないタイプですし、今回武市厩舎に置いているのなら悪化はあっても良化はないでしょう。







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