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★本日のメイン

札幌11R
クイーンS
◎2.アエロリット
○8.クロコスミア
▲1.トーセンビクトリー
△12.アドマイヤリード

土曜日の札幌メイン、TVh賞は1分46秒1という決着でした。これは当該コースレコードに対して、コンマ0.4秒差という快速決着です。
この時計はクイーンSに当てはめて考えると、この時計よりも速い決着となったのが3年前だけ。
例年、1分47秒台で決着しがちなクイーンSからすると、よっぽど速い決着が望める状況だと見ていいでしょう。
そして、その札幌1800mレコードを記録した3年前の決着状況がどうだったかというと、ヴィクトリアマイルC帰りのキャトルフィーユ、
スマートレイアーが1着3着。函館巴賞勝ちのアロマティコが2着でした。
マーメイドSを制してここに臨んだディアデラマドレは5着。しかしその後すぐ重賞を2勝するわけですから、決して馬が弱い状態ではなかったはず。
すなわち、時計勝負になるクイーンSでは、マーメイドSで必要とされるスタミナ持久力はあまり役に立たず、もう少しスピード寄りの素養が必要とされるということでしょう。
評価すべきはマイル好走からの距離延長か、超高速決着で健闘した馬だと考えました。

しかるに今年は、ヴィクトリアマイルC勝ち馬と、NHKマイルC勝ち馬が同時に出走する贅沢な年になったわけですが、より高く評価すべきは、1分32秒3という好タイムで高速マイル戦を制したアエロリットでしょう。
渋った影響で時計が掛かり、1分33秒9という条件戦でも出るレベルの勝ち時計だったアドマイヤリードは、あまり高速馬場への適性を示したとは言えません。
マキシマムドパリはバッサリ消しますし、このアドマイヤリードを一歩引いて考えて、アエロリットにとって有利な状況が生まれたと考えます。

そして、函館芝1800mで1分45秒7という快時計で勝ったクロコスミアを高く評価します。
もともとオープンで戦っていた馬で阪神牝馬Sでは僅差の競馬をしていますし、自分も重馬場向きと思っていたのですが、スピード性能を新たに示した形。
特にこの馬は420kgを割る非力な馬なので、滞在で臨んで輸送がない(札幌滞在中)というのは大きな強みになるのではないかと思います。
トーセンビクトリーはマーメイドSからの臨戦ですが、能力から考えればハツガツオよりも下に落ちる道理がありません。実力を全く発揮していないと考えるべきでしょう。
1800mの内枠から重賞を制した馬ですし、この枠を引いたのなら巻き返しも期待できるかと。

小倉11R
佐世保S
◎11.オーヴィレール
○1.コウエイタケル
▲3.リッパーザウィン
△2.オールインワン
△8.ダノンルージュ

土曜日の1000万下で1分7秒7が出ているので、高速決着なのは間違いありません。
しかし今回のメンバーは、時計勝負苦手という馬なんてまずいませんよね。大抵、1分7秒前半の記録がありますし、そこで勝ち負けした履歴をある馬も多数います。
そりゃ夏の小倉に堂々と出走してくる馬ですから、それぐらいの適性は持っていないとここには来ないでしょう。
単純にIDMで評価する手もあるのですが。一応、小倉は35℃越えもあり得るという猛暑日のようですから、夏負けだけ注意したい所です。

しかしまあ、ちゃんと間隔を空けて準備して臨んだのであれば、オーヴィレールを素直に信用。
そして小倉得意で1400mからの臨戦であるコウエイタケルも評価します。
1頭期待したいのが、小倉で3勝しているリッパーザウィン。
メンバー中一番の巨漢で、他の競馬場だとズブさ丸出し不器用で鈍足という動きなのですが、小倉の下り坂スタートだと勢いがついて流れに乗れるというタイプ。
持ち時計は現状足りないのですが、得意条件に好調キープでやってきたのならば、買う価値はあるのではないかと。

新潟11R
アイビスSD
◎10.フィドゥーシア
○16.アクティブミノル
△11.レヴァンテライオン
△14.レジーナフォルテ
△12.レッドラウダ

この枠順は正直驚きました。
逃げ先行脚質のそこそこの有力どころが、軒並み外枠を引いてしまいましたね。
ワンチャンスあっても良かった馬が大概内の枠。隊列不利も大きそうです。
これは人気の決着があっても致し方なしと見ましょう。アイビスSDで超有力ローテーションである、韋駄天S勝ちとCBC賞逃げの2頭を高めで評価します。
2・3着候補も外枠の軽量、あるいはこの条件に全力投球のレッドラウダ。











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