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★本日のメイン

新潟11R
韋駄天S
◎8.フィドゥーシア
◎11.プレイズエターナル
▲9.レッドラウダ
▲3.ラズールリッキー
△10.オデュッセウス
△15.スティンライクビー

芝1200m以下で全く底を見せていないフィドゥーシアと、前走駿風Sを制したプレイズエターナルを評価したいですね。
何より良いステップからの前走1着馬というのも大きいですし、近走イケイケの好調をキープしている強みもあります。
韋駄天Sができて3年、前走直線1000mで負けた馬は全滅、1000万下より下のクラスから格上挑戦した馬の好走はなし。同時に、芝1200mで差して負けた馬の巻き返しもなしです。
また、斤量を背負う馬が毎年意外なほど好走していますし、斤量の軽すぎる馬は妙に走れません。
そういう「実績と好調がモノを言いすぎる背景」だからこそ、1番人気がやけに強いのでしょう。

フィドゥーシアは体型的には直線競馬がいいだろうと思えるタイプ。
飛節の折りが深すぎて、体型のバランスは悪いのですが、後肢の伸びがかなり効くタイプでスピードが勝った気性。1400m以上で折り合ってごまかす競馬は、全く対応しませんからね。
毎年優秀なノーザンダンサー系という強みもあります。
プレイズエターナルは、前走の駿風Sにて「外枠と時計の遅い決着に助けてもらったクチだろう」という指摘が生まれがちですが、実は昨年勝ったプリンセスムーンも全く同じ出走過程だったのでそう言われていました。
同じアドマイヤムーン産駒(直線競馬で最近強い血統)、コーナー競馬だといつも詰めの甘い成績というのも一緒です。この条件、今の新潟で本領を発揮し始めたというのが大事なのでしょう。
自分は馬体的にフィドゥーシアであってほしいんですが、この馬も高く評価します。

その他、芝1200mで先行して敗れた馬の巻き返しはアリということで、直線競馬で激走履歴のあるレッドラウダと、福島芝1200m(直線競馬と質が似ているコース)でいつも強いラズールリッキーは見直します。
オデュッセウスも、直線競馬的には血統が良くて、巻き返してもいい履歴ではあります。
ダンシングワンダーとラインミーティアは、クラスの壁があるだろうという事で過剰人気扱いをしますね。

京都11R
下鴨S
◎8.ナムラシングン
〇4.ヴォージュ
▲1.レトロロック
△6.ノーブルマーズ

不振馬と好調馬がはっきり分かれすぎているので、ここはあまり深く考えずナムラシングンに。
いい加減準オープンぐらいでうだうだしないでほしい、とは自分も思っています。

東京11R
優駿牝馬
◎16.アドマイヤミヤビ
〇14.リスグラシュー
▲2.ソウルスターリング
△1.モズカッチャン
△6.ハローユニコーン
△3.フローレスマジック
△10.ブラックスピーチ

最近、オークスも王道路線や前哨戦1着以外からの激走はそうそう起こっていないので、絞って考えるべきでしょう。
その中で、アドマイヤミヤビの巻き返しはやはり期待しています。
この中間、何か追い切りのトーンが上がらず、良くない部分もあるのではないかと言われているようですが、桜花賞が苦手条件・オークスがやや得意なのは間違いないと思っているので。
成長曲線が3歳春に意外と上がらないハーツクライ産駒にとっては、桜花賞はそもそもの出走馬自体が少なく、例年ディープ産駒に蹂躙される条件でもあったはず。
まあ桜花賞当日も、いろいろにアクシデントがあったんでしょう。その上で、今回は2戦2勝の東京コースですし、しかも日程は短期間の2度輸送とはなりません。中間放牧にも出ていて、負荷の少ない過程です。
牡馬のそこそこ一線級相手にも上回れる能力がある、つい先日NHKマイルCを勝った馬相手にも先着したことですし、ちゃんと能力を発揮できていれば桜花賞の上位馬相手にも勝ち負けできる資質の馬なのは間違いないわけです。
桜花賞の前後で良くないことがあったからと言って、それを克服する時間を十分にとれていたはずなのも事実でしょう。
ぜひ、この馬の能力が確かなものがあったというのを証明してもらいたいですね。ただリズムが悪くなった、というだけで沈黙してしまうのはかなり悲しいですし。

リスグラシューも、馬体の幅が非常に寂しくひ弱な体つきながら、ここまで体格で上回られる相手にマイル路線で食い下がってきました。
その路線での詰めの甘さがあるのは事実ですが、それだけ体格差を埋めるだけの素質があるのも確実なのです。ハーツクライ産駒で桜花賞2着というのも快挙に近い。
そういう馬は、一気に距離が延びた2400mになると、体格押しばかりしていた馬相手に、スタミナやセンス、運動神経の高さで逆転できます。
見映えのしない細身のタイプが桜花賞で好走するのは、毎年こういうマイルで2着続きの馬だったパターンですね。
ソウルスターリングは特定の路線、特定の条件で圧倒的過ぎたために、全く未知の条件に変わる今回は、そこまでの信頼ができないと思うのですが…。
フランケル産駒というものが、果たしてどれぐらい万能性があるものなのか。

そしてフローラS勝ち馬(距離延びてもある程度行ける証明)が内枠に入ったという強みでモズカッチャンを、忘れな草賞勝ち馬のハローユニコーンをそれぞれ押さえ。
2度輸送が心配なのですが、ブラックスピーチも押さえておきますか…。ディープインパクト産駒ですし。

前走バッチリ好走できたことをオークスで評価するのは、あまり良い印象は持てません。
これだけ能力のある馬がちょっとした理由で走らないのはもったいない、というのを掬ってあげることが、オークス予想の肝ではないかと。







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