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★本日のメイン

福島11R
福島民報杯
◎5.アジュールローズ
○1.ウインインスパイア
▲3.バロンドゥフォール
▲2.シャイニングレイ
△12.フェルメッツァ
△14.サンデーウィザード

福島の開催は2週目、日曜日で4日目の消化ですが、先週よりも福島の芝は開幕週らしくなったと思います。
そしてこの福島民報杯の過去歴を見返せば、明らかにスピード勝負のレースだと感じる履歴が続いていますよね。
雨に降られていない、1分59秒台よりも速い決着の履歴が大半になっていますし、そちらを参考にするとしたら…。
まず高速決着だったすべての年で内枠が有利。およそ5枠よりも内です。
そして、勝ち馬に関しては4角4番手以内、あるいは2列目以内が絶対。追い込み馬も連対までは可能ですが、よっぽどうまく運んで隊列ロスがなくても2着がやっと。
そして例年、高齢馬が集まりやすいレースでありながら、4歳5歳の若い馬が必ず連対していること。
スピード勝負のレースはかくあるべし、という要素が揃っているレースです。開催時期がいつも微妙にズレるのでなんとも掴みにくいレースなのですが、雨さえなければ対処はしやすいんです。
そして今年は、皐月賞の裏開催になったことで騎手も地味(数人関東から遠征していますが)で、同時に出走メンバーもオープン頭打ちの高齢馬ばかり。5歳以下の若い馬が3頭しかいません。シャイニングレイに関しては復調も微妙で高速決着履歴がなく、サンデーウィザードは外枠の追い込み。
それならば、選ぶのはアジュールローズしかいません。
この馬の大きな強調材料は、高レベル世代のオープンで2000m2分を切ったスピード実績がすでにあるということ。あ、そこの3着馬はのちの重賞勝ち馬でしたね。
ここまで故障があって大きく出遅れましたが、ここまで待ったのは万全を期してということでしょう。仕上がりの不安は、正直あまりありません。
そして内枠だからということでチョイスしたいのが、シャイニングレイよりもウインインスパイアとバロンドゥフォール。ウインインスパイアは一番得意としている福島、そして2000mに戻りました。これまでは戦った相手が悪すぎ、条件も良くないです。今回は大幅な条件好転と見て、今回は注意。
そして去勢しながら馬体が増えていたバロンドゥフォールも、そろそろ適距離に戻って反応しないかと。脚質から勝つことはおそらくないですが、今回はいい条件を引きました。
外枠は気になる馬を軽く押さえる程度で対処できるレース。

阪神11R
難波S
◎2.ペガサスボス
○9.ハナズレジェンド
▲8.マイネレーベル
注6.ミエノサクシード
△3.フロリダパンサー

今週重賞に出てきたリーゼントロックの併せ馬で出てきたペガサスボスですが、なかなか良かったのではないかと思います。
そもそもが530〜540kgあった馬で、これまでずっと余裕ある状態で使われていました。とてもディープインパクト産駒の字面通りには扱いづらかった面があるのですが、体を存分に活かせるようになったのなら話は別。昇級の苦労はあまりないのでは。

そもそもが皐月賞の裏開催で、乗り替わりが多数発生している場面です。本来は有力騎手が発揮させていた馬の持ち味を、うまく発揮できないというシーンがあるかも…。と考えながら予想するべきでしょう。
マイネレーベルが展開予想1位になっているのは、この阪神開催絶好調である川田騎手の加点がだいぶ大きいのではないかと思いますが、確かにそういう場面が生まれてもおかしくない、と考えられますしね。

中山11R
皐月賞
◎8.ファンディーナ
○13.サトノアレス
▲6.アウトライアーズ
注11.アルアイン
△7.ペルシアンナイト
△2.スワーヴリチャード

いつもの予想であればファンディーナの不安点を幾つか挙げ連ねているところですが、たまには。たまには、目の前で見て感銘を受けた馬が素直に皐月賞を勝ってくれる場面があってもいいと思うんです。
日曜日の中山はどうやら好天で行われるとのこと。雨は月曜日の午後からだそうで。それならば、土曜日の馬場傾向を引き継いで非常に時計の速い決着でしょう。昨年ほどとは言わなくても、1分58秒後半ぐらいでしょうか。
今年の3歳馬の2000m最高記録って、まだ2分は切っていませんよね?持ち時計最速のアダムバローズが、2分00秒3までです。果たして、その水準で走れる資質を持つ馬がいるのかどうか。
最近2000mの番組が2歳戦から増えたことで、厳しい2000mが全くないんですよね。どのレースも遅いペースばかりで先行馬が穴になりますし、弥生賞も今年のメンバーレベルだと案の定の超スロー。
ここ10年ぐらいの皐月賞トレンドは2000m前哨戦より1800m前哨戦が優位ということですが、それは厳しい流れのスピード経験が生きるということでしょう。サンデーサイレンス系の展開になって、2000m程度なら誰でも距離自体は持ちますから、遅い2000mばかり使ってきた馬より、速い1800mで苦労してきた馬が本番で上に来やすいのでしょう。

なので、ちょっとレース質としてはズレるものの、ファンディーナはステップとしてはいいと。凡タイムにならなかったのが幸いですね。速い流れで引っ張ってくれた逃げ馬に感謝、というところでしょう。
そして、いい形の前哨戦だったと思うのが、全員わっせわっせと動き通しだったスプリングS。そこですでに賞金があったため、足を測る競馬に徹して、見た目に中途半端になったサトノアレスとアウトライアーズは、今回大きく引き上げたいです。前走が12月以来の競馬で休み明けでしたし、戸崎騎手は騎乗自体が初めて。
確かに「あそこから伸びないのはギアがない、情けなくないか」と傍目に思わせる物足りない負け方でしたが、陣営は全く悲観した様子がありません。サトノアレスは2000mになると確かに距離不安があるので、結果を出しながらの過程は踏めなかったのでしょう。ここ最近では久しぶりに見る、10割がた「レースを捨ててまで試した」内容だったのでは。確か単勝1倍台まで行ったんですけどね…。
アウトライアーズも一緒でしょう。サトノアレスを真横に見ながら、ヨレまくるプラチナヴォイスとウインブライトの進路を気をつけて、半追いぐらいの内容でした。ヨレるまで追って全力を出し切ったウインブライトよりも力を余しているはずです。
そして、1800mの重賞の中では一番中盤が良く時計が速い毎日杯を勝ったアルアインも注意。500kgを越す、パワーがあるディープ産駒で、スピード持続力がいい証明をしているのも強み。展開でもなかなか良い位置にいますね。
総合して、2000mで勝ててきたからそれが強調されている馬はみんな下げ。タフなレースをいい形でひと叩きできた馬を重視。その結果、ディープインパクト産駒の評価ばかり高くなっていますが、馬場が軽いのでここ2週よりもむしろいいだろうと。
ファンディーナには本当に期待しているのですが。それ以上に良く見せる馬に出てきてもらいたいなぁとは思っています。






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