出 馬 表へ戻る



先週の馬場から何をやったらこんなに時計が出るようになるのか。芝刈っただけでこうなるものなんですかね。去年の春中京などもそうでしたが、もはや馬場造園化の意のまま、という感じ。
【中山11R】皐月賞
◎8.ファンディーナ
○2.スワーヴリチャード
▲15.アダムバローズ
注9.プラチナヴォイス
△17.ウインブライト
△6.アウトライアーズ
△4.カデナ

 今年は牡馬のレベルが低調で、牝馬がハイレベルというのは、この世代が2歳時から言っていること。3歳春を迎えても、その考えを改めさせられるようなレースは存在しなかった。そうした中で現れたのがファンディーナ。ダービーすら意識できる素材だと思っている。あえて言うなら、皐月賞よりはダービー向きだと思う。しかし、有力馬の多くが差し・追い込み脚質であること、土曜の馬場が先週までとは一変して時計の出る状態で、スロ―しかなかったとはいえ、前の組しか馬券圏内に絡んで来れなかったことを考えると、ファンディーナを外して考える方が難しい。勝ち負けを期待。

 相手筆頭としてはこちらも素質面からスワーヴリチャード。こちらも小回りよりは広いコースの方が向くタイプだが、共同通信杯である程度高い位置からの競馬をしているし、ここも勝つことを目指すなら、そうするしかないと思う。下げて外回しなどやっていたら差し遅れるのは目に見えている。モタれ癖もリングハミに変えて2戦経験し、前走時などはほとんど気にならなかった。馬具変更も一発で決まらないことなど珍しくない。今ならモタ付くことなく伸びてくれるのでは。なにより、こうも時計が速い状況だと、時計の掛かる中山トライアル組よりスピード活きる共同通信杯組というのは納得もできる。

 近年、牡馬のレベルが低かった年の皐月賞は先行決着が目に付く。07年のヴィクトリー、サンツェッペリン。08年のキャプテントゥーレ。14年のイスラボニータ、トゥザワールド、ウインフルブルーム。イスラは好位差しくらいだが。そういったことと時計が出る状況であることを考えると、アダムバローズが浮かび上がる。正直、京成杯の時は全く評価できるような馬体ではなかった。それがその後2連勝。しかも若葉Sは内容も悪くなく、京成杯時の馬体の記憶からは、とてもそんなパフォーマンスを出せる馬には思えない。つまり、何らかの変化があったはずで、そうした成長を見せることはクラシックにおいては非常に重要。京成杯の履歴はもはや参考外にしなければいけないのかもしれない。

 もう一頭先行できるはずの馬としてプラチナヴォイス。前走は捲り差しの形になったが、盛大にササっていたように、どうせならラチ沿いを取れた方が良い。前回は両側に付けていたブリンカーも今回は片側だけにするようだし、スムーズに走れれば粘れても良い。トライアル組よりも他路線組に興味を惹かれる部分もあるが、なんのかんの言ってもトライアル組は無視できず、馬体的にはカデナ、アウトライアーズ、ウインブライト辺りはケアが必要か。


【中山12R】春興S
◎9.ドーヴァー
○1.アッラサルーテ
▲4.オートクレール

 馬場とハンデを考えるとアッラサルーテとオートクレールに興味が強い。ドーヴァーは単にクラス上位の力があるので、その辺りの組み合わせを考えたい。





出 馬 表へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定 ||