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★本日のメイン

中京11R
トリトンS
◎14.マテンロウハピネス
○16.ニシノラディアント
▲17.レーヴムーン
注1.ラクアミ
△11.ロードセレリティ

例年であれば多少時計の掛かるシーンから始まって、徐々に馬場が締まることで、高松宮記念が行われる最終週に速くなっていく過程をたどる2回中京芝。
しかし、今年の芝は最初からかなり速いのではないかと。
昨年このレースの決着時計が1分21秒4でしたが、土曜日は同じ芝1400mの500万下でその水準の時計が出ていましたね。すなわちクラス差を考えると、決着想定は1分20秒台半ば、前半というところ。
1回2回京都が雨に祟られたため結構悲惨なことになっていましたが、ここしばらくの開催から比較すると相当速い水準と言えるでしょう。おそらく今回人気を集めるであろう、トーセンデュークやビップライブリー、ニシノラッシュが前走経験したレースから、2秒以上も速いということになります。
馬の資質に期待して…という考えは関西マスコミの評価の高さが背景にあっての考え。まあ確かに、見た目は非常に良い馬ですから。しかしここは、寒いシーズンをパスして中京に照準を合わせてきた馬の方が、持ち時計は断然上位ですよね。
今回のメンバー最速の1分20秒2があるマテンロウハピネスは中京2戦2勝。どう見ても中京照準の調整過程に見えますしこれが最上位評価。これを京都の絶好馬場だった時に負かしたラクアミは、1分20秒4持ち。これも中京は得意とする方です。そして、昨年高松宮記念開催当日に未勝利戦で1分20秒4を記録し、世間を別の意味で驚かせたのがレーヴムーン。この馬も中京の超高速馬場適性があると判断していいはず。
それに加えて、比較的ポンポンと下級条件を連勝で勝ち上がり、一切底を見せていないニシノラディアントとロードセレリティを、スピード的な伸び代ありと見て混ぜておきます。ニシノラディアントは前回の時計勝負で対応できたのは、かなり格があるか中京得意のように見えたので評価高め。

ビップライブリーのように時計が掛かる馬場になってやっと勝ち上がるような馬は、足腰がどっしりした根性タイプ。スピードの次元が急に変わると対応できないはずです。

阪神11R
フィリーズレビュー
◎15.レーヌミノル
○2.アズールムーン
△3.ステラルージュ
△4.フラウティスタ
△12.シグルーン
△18.アンジュデジール

今週になって阪神芝は急に内側が復活しましたね。先週まで全く逃げ馬が残せなかったのに、今週いきなり3頭も激走。馬場を補正して先行有利状況に変わったと考えます。
サンデー系有利は間違いないのですが、ある程度スピードの高い馬は評価を高めるべきだと。
それならば、スピードが勝ち過ぎることに不安があったレーヌミノルは文句なしの軸馬になりますし、芝1400mのメチャいい記録があるアズールムーンは、今度こそ巻き返しが期待できるはずです。
アズールムーンは2歳7月時点で1分21秒2という、メンバー断然の記録がある馬。一本調子にスピードを押し通して強いタイプで、おそらくは道中の消耗が激しかったり、馬場の引っ掛かりが多いと苦しいタイプだったはず。ここはかなり良い条件でしょう。行ききって欲しいです。
そしてレーヌミノルがおそらく堅いと見るからこそ、そこそこの有力馬は姿を消しやすいと見ます。3着は桜花賞権利確保の着狙い競馬をしそうな大穴を狙いましょう。いつもそういうレースですしね。

ジューヌエコールの3連勝はそんなに強くない路線でのもので、時計も中身も微妙。レーヌミノル相手に同格ということはまずありません。断然の能力2番手と見なされ、そして勝ちにいかないといけない立場だからこそ、今回のような権利取りレースでは危険なタイプ。

中山11R
中山牝馬S
◎13.マジックタイム
○10.ウキヨノカゼ
▲12.ヒルノマテーラ
注9.デニムアンドルビー

ハンデキャッパーがマジックタイムや今の古馬牝馬路線を軽視しているのか、あるいは4歳世代を高評価しすぎなのか。
4歳馬の斤量が軒並み重たすぎで、重賞2勝他好走多数のマジックタイム56kgはどう考えても軽いです。ビッシュ55kgはホント厳しすぎですよ。重賞勝ちがないパールコード55kgも大概。さすがに昨年秋華賞は低レベルレースのはず。それに細かい部分ですが、古馬は斤量を下げてもらった馬が多いですね。この斤量比較なら、1800m〜2400mで4歳3頭と戦えば、何度やっても55.5kgデニムアンドルビーが先着するように思えます。
半分から内の枠に先行馬候補が一斉に集結したためにペースも速くなると読んだので、古馬の差し馬を上位に考えます。紫苑Sで受けた不利のイメージが強いパールコードが、揉まれたくないと早くから被せに行くのもポイントでしょう。
マジックタイムは地力断然上位を評価します。このレースはスタミナが問われるからこそ高齢馬の重目の斤量の馬もバンバン激走しています。中山連戦がどうかですが、出来が落ちた気配はありません。もちろん1800m未勝利なのですけど、崩れてはいないわけで。昨年ルージュバック並みの競馬はできるはずです。
ウキヨノカゼは好調キープ。この距離は明け7歳にして初めてですが、上がり脚は健在であとは展開ひとつです。ターコイズSの休み明け+56kg+内枠の不利から比べれば、斤量も減ってはるかに条件は好転していると考えます。田辺騎手への期待も大きいです。
ヒルノマテーラも理想は1800mの平均ペース以上。今回の推奨は自分の展開予想の想定が当たれば、というところですけども。ただ、工夫が全くなかった四位騎手から岩田騎手に変わって、何か起こらないかとは思っています。斤量も減りますし。






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