出 馬 表へ戻る



★本日のメイン

小倉11R
和布刈特別
◎7.オーバーカム
◯10.タガノヴェリテ
▲14.スリーアロー
注3.トウケイワラウカド
△11.エポック

トウケイワラウカド、タガノヴェリテ、スリーアローが3頭ともに全力を出す流れなら、1000万にしてはかなりレベルの高いレース。
その3頭を追い越す可能性があるのが、まだダートで一切底を見せていないオーバーカムぐらいでしょうか。
先行勢が結構強力すぎるので、展開崩れもまあないでしょう。
IDM上位馬をちゃんと選ぶべきレースだと思います。IDM55超えが4頭もいるのでね。

京都11R
京都牝馬S
◎10.レッツゴードンキ
◯18.ウインファビラス
▲7.ダンツキャンサー
注6.スナッチマインド
△12.エスティタート

1月最後=1回京都の3or4週目の外回りマイルで行われていた京都牝馬Sを、昨年2回京都の最終週に移動し、距離を1400mに縮めました。
1400mになれば芝の短距離馬にもチャンスがあるのではないかと思われがちですが、連続開催の8週目なので、馬場がボロボロになるのは必然。
良い状態をキープしていたとしてもフラットでしょうし、今年のように雨に見舞われれば内側が瀕死になって、外伸び馬場と変わります。
昨年は雨まで降ってスピードが一切殺される馬場となったために、前走マイル以上の距離からの距離短縮馬がワンツースリーしましたし、勝ち馬は前走エリザベス女王杯からのローテーション。
言うなれば、中長距離のタフなG1レースを使っていた馬が、スタミナで追いつく状況になっているということ。
1400mとはいえ京都の外回りですし、内ラチ沿いが使えない状況になっているので、1200m中心のスピードタイプで1400mは工夫してギリギリ、という馬ではダメでしょう。1400mベストの馬ですら怪しいと思います。
このレースは条件戦上がりのスプリンターを重賞の餌で釣ってフルゲートにせしめておきながら、クラシック路線を歩んでいた馬のタフネスや体力格が上だということを、毎年確認するための条件でしょう。

なのでこのレースの狙いは、条件戦上がりのスピード消耗戦タイプを全部消した上で、足を溜めて直線3F近くずっと脚を使うメリハリのつく競馬ができる馬を選ぶことでしょう。
なので、軸は高松宮記念やスワンSに対応したアルビアーノではなく、マイルのハイラップで戸惑わずに脚を使えたレッツゴードンキの方。
そして穴はまだ1400m未経験のウインファビラスだったり、クイーンSで馬券になったダンツキャンサーなどでしょう。
レッツゴードンキはスランプがかなり長く続いた馬にありがちですが、好調も持続できていますね。連続で好走しつつ追いきりの動きがかなり上向いて、今がピークに来ているように思います。
ウインファビラスは馬体はちょっと物足りないですが、ニューイヤーSのように平均的な流れで付いて行ける強みがあります。
ダンツキャンサーは昨年この条件に出た時は揉まれず逃げないと馬券にならないスピードの勝ち過ぎたタイプでした。そしてあのドボドボの馬場で消耗し、さすがに壁に当たった内容。
しかし脚質転換に成功したのが安土城SとクイーンSでの好走であり、あの水準で走れれば牝馬限定戦では力が足ります。今回の追いきりの動きは結構良かったと思いますし、札幌記念に比べれば今回は遥かに楽な相手。
あと、スナッチマインドはコンビで手が合う浜中騎手なら、昨年の轍は踏まないはず。昨年は酷い競馬でした…。

東京11R
ダイヤモンドS
◎12.アルバート
◯7.フェイムゲーム
△1.ファタモルガーナ
△2.ムスカテール
△6.ジャングルクルーズ
△11.プレストウィック

ステイヤー条件は遅い流れで手を抜いて追走できるとぼけられる気性と、仕掛けに対しビビッドに反応しつつメリハリの効いた脚を使う必要が出てきます。
オープン入着レベルから重賞勝ち負け水準に一度脱皮できさえすれば、とにかく何度でもリピート好走が続くジャンルとなっています。
ステイヤー性能のある馬はなかなか2000〜2400mでも勝ちそびれる馬が多いので出世がしにくく、上までなかなか上がって来ないので、ステイヤー番組というのはいつも層が薄いというのが一つ。
結局今年も除外馬なくフルゲートを埋められず、サイモントルナーレのようなどうしようもない馬が今年も無事出走できていますからね。
そして単純に3000mの番組が片手で数えられる程度にしかないため、ステイヤー的な資質を磨く場面が少なすぎて、挑戦させるにも陣営の目利きありきでしかチャレンジする手段がないので、段階を踏んでの3000m挑戦というローテーションを組めないのが一つ。

なのでカフジプリンスのように何らかの問題をこの距離で解決したいという馬が、3000mの差し勘がわからないまま人気してしまうというのも、この路線で起きがちな現象。
結局はステイヤー距離で年を跨いで積極的に出走して、ちゃんと結果を残せている、アルバートとフェイムゲームから入るのが安全。
また、着差が付きやすい結果で、かつ能力のある馬は人気バレしやすいので、ある程度配当が低いものと割り切って考えるべき。
今回はファタモルガーナが上手く乗りこなせなかった際に若干ブレるか、というぐらい。
藤沢和雄厩舎がジャングルクルーズを「長い距離向き」だと判断し、慎重に番組を選び続けてきた成果が、そろそろ出てくれないかと思うのですが…。







出 馬 表へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定 ||